平成2196日目

平成7年1月12日(木)

1995/01/12

【民主連合】発足へ

山花新民主連合会長ら「民主リベラル新党準備会」呼び掛け人4氏は12日の会合で、20日召集の通常国会前に衆参議員33人で新会派を結成することで合意した。新会派名は「民主連合」とすることが固まっており、16日に総会を開いて正式に決めたうえで17日に会派届を提出。18日には決起集会を開催する段取りだ。

社会党執行部は12日午後の党大会活動方針起草委員会で、2月党大会に新党準備会設置を提案するなどの妥協策検討に着手した。村山首相は米国での記者団との懇談で、山花氏の動きを厳しく批判し「除名処分」の可能性に言及した。

山花氏らは当初、目指していた通常国会前の新党結成は組織や政策づくりな物理的に不可能と判断、2月中に新党を結成する方針だ。新会派は衆参合わせて33人程度が参加する見通しで、うち社会党から衆院20人、参院7人の計27人の参加が見込まれている。準備会後、開いた新民連所属議員16人による会合では離党も含めて一致して行動することを確認した。

山花氏は13日、久保書記長に会い、準備会参加者の名簿を添えて新会派結成の方針を説明する。久保氏は参加者全員の意思確認に入り、会派離脱届を受けた後、遅くとも19日の中執委で扱いを協議する。《共同通信》



【社会党】2月11日に党大会

社会党は12日午前、党本部で開いた中央執行委員会で、臨時党大会を2月11日に開くことを正式に決めた。新党の理念・政策の軸となる「95年宣言」の中執委案と、新党結成の時期や手順への対応を含む活動方針案を26日の中執委で決定し、議案として大会に提出する予定だ。

12日午後から活動方針起草作業委員会(委員長・久保書記長)を開いて詰めの協議をする。17日にも新会派を届け出る山花貞夫新民主連合会長らの行動をどう位置付けるかをめぐって調整するが、久保氏はこれを「新党の先発組」とする見解を表明するとみられる。具体的には、大会で新党準備委員会を設置し、4月の統一地方選後に党内の大勢が山花氏らと合流、新党を結成することを提案する見通し。

しかし、山花氏ら新民連議員の社会党会派離脱に対して、首相支持派の中執が除名処分を求めるのは必至で、新会派の評価をめぐり激論が交わされそうだ。

一方、山花氏と新進党(旧民社党)の川端達夫、民主新党クラブの海江田万里、民主改革連合の粟森喬の各氏は12日昼、参院議員会館で「民主リベラル新党準備会」呼び掛け人第2回会合を開き、その後、準備会参加の社会党議員の会合も予定されている。《共同通信》

【歌会始の儀】

新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が12日午前、皇居の宮殿・松の間で行われた。今年のお題は「歌」。天皇、皇后両陛下や皇族方の歌をはじめ、約2万1300首の応募作から選ばれた入選歌10首などが、古式ゆかしい節回しで朗詠された。
両陛下、皇太子ご夫妻をはじめ秋篠宮さま、紀宮さまら皇族方が出席。両陛下の向かいには、陛下に招かれて歌を詠む召人の歌人五島茂さん(94)や大阪府泉佐野市の無職永井千代さん(78)ら入選者10人が着席した。

朗詠は入選歌から始まり、「講師」が節をつけずに読み上げた後「発声」が節をつけて第一句をったい、第二句以下を「講頌」が優雅に唱和した。続いて召人、皇太子ご夫妻ら皇族の歌が同じように披露された。

最後に、昨年6月の訪米でロサンゼルスの日系人引退者ホームを訪問した際の感慨をうたった皇后さまの歌が2回、さらにこれまでの歌会始で入選者の生活を思いながら朗詠の調べを聞いたことを詠まれた天皇陛下の歌が3回詠み上げられた。土井衆院議長ら82人が松の間の左右に分かれて朗詠を聴いた。《共同通信》

【政界談話室】

○…五十嵐官房長官は12日朝、都内の議員宿舎を出る際、社会党の混乱で衆院解散や内閣改造が一部で取りざたされていることについて「これだけ(党内が)騒いでいれば、いろいろ(話が)出るだろうな。いずれにしてもあと数日だから」と思わせぶりの発言。村山首相が不在の官邸に到着すると気を取り直し、記者会見では訪米中の首相の様子を「日米首脳会談を成功裏に終え、要人との懇談も精力的にこなし、元気に過ごしている。会談は実りの多い会談だった」と強調したが、本心は首相の帰国をきっかけに党内情勢が落ち着くことを祈るばかりというところ?

○…新進党党首の海部元首相は12日午前、国会見学中の小学生の一団から「海部さんだ」と声を掛けられ、「どうも、どうも」と笑顔を浮かべながら手を出して握手するサービスぶり。「頑張ってください」と激励されると、ますます気をよくして相好を崩しっ放し。記者団が「小学生に人気があるんですね」と冷やかすと、「将来の有権者だからね」と未来の一票に期待の様子。さらに「小学生はね、ぼくの顔を見るといつも笑うんだ」と首相時代を思い起こしてか、ひとり悦に入っていた。《共同通信》

【第112回直木賞・芥川賞】該当なし

第112回芥川・直木賞の選考会が12日、東京・築地の新喜楽で開かれ、両賞とも該当作なしと発表された。芥川・直木賞ともに受賞作がなかったのは1971年上期以来、24年ぶりで、35年の賞制定以来、4回目となった。《読売新聞》

【大相撲初場所】5日目

大相撲初場所5日目(12日・両国国技館)横綱、大関が危なげなく白星を重ねた。横綱曙はうるさい舞の海を強烈なのど輪で押し倒し5戦全勝。大関貴ノ浪は全勝同士の対戦で小結武双山を送り倒した。若乃花は立ち合いの変化から久島海を寄り切り5連勝。横綱貴乃花は琴稲妻を引き落とし、関脇琴錦を押し倒した大関武蔵丸らとともに1敗を守った。十両は豊ノ海がただ1人勝ちっ放し。《共同通信》

【オリックス・イチロー外野手】大相撲を観戦

200本安打の天才打者も、この日は無邪気な相撲ファン–。プロ野球オリックスのイチローが12日、大相撲初場所が行われている東京・両国国技館を訪れた。まず“あこがれの人”九重親方(元横綱千代の富士)と初対面。色紙を持ち出してサインをねだり「イチロー君へ、と書いてもらえますか」。

生で相撲を見るのは初めてとあって、十両の取組から熱心に観戦。とりわけ高校(愛工大名電)の先輩、朝乃若には大きな拍手を送り「スピードがありますね。一生懸命拍手したのを見てくれたかな」。取組終了後には新横綱貴乃花と握手して「力士は肌がきれいですね」と話し、大満足の様子だった。《共同通信》



1月12日のできごと