1994 平成6年12月15日(木)

平成2168日目

平成6年12月15日(木)

1994/12/15

【ルワン夕難民救援】自衛隊一陣120人撤収

ルワン夕難民救援のため、ザイール東部のゴマで活動していた自衛隊は15日午前10時35分(日本時間同日午後5時35分)すぎ、第一陣の約120人の隊員が撤収、C130輸送機2機でゴマ国際空港から帰国の途に就いた。

C130は午後1時40分(同7時40分)すぎ、ケニアのナイロビに到着。隊員らは同日夜、ナイロビで民間機に乗り換え、ロンドン経由で18日、北海道・新千歳空港に着く。20日には残りの第二陣約140人が撤収する予定で、9月下旬から始まった国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく自衛隊初の海外人道救援活動は最終段階を迎えた。

この日、派遣部隊副隊長の石崎健・二佐(45)を長とする一行は宿営地内で神本光伸隊長や20日まで残留する隊員らにあいさつ。神本隊長から「言葉の壁の中で、多くのことをやった。難民に安心感を与え、ゴマ市復興のきっかけをつくった」とのねぎらいの言葉を受けた後、笑顔でC130に乗り込んだ。

自衛隊の人道援助は9月23日、先遣隊がゴマ入り後、10月2日の本隊到着から本格的に開始。医療、給水、防疫が主な任務で、医療は国立ゴマ病院を中心に2000人を超える難民患者を診察。手術も72件実施した。給水活動では一日平均1200トンの水を難民キャンプに供給。施設はドイツの非政府組織(NGO)に引き継ぐ。活動は一部を除いて17日までに終わる。《共同通信》



【社会党・久保亘書記長】来月の新党結成を断念

社会党の久保書記長は15日、共同通信社のインタビューに応じ、これまで目標として掲げてきた来年1月の通常国会召集前の「民主主義・リベラル新党」結成を断念する考えを初めて表明した上で、1月中に新党準備会を発足させたい意向を示した。

これに関連して久保氏は「『新民主連合』や社会党以外の政党の中や外に出た人の動きもずっと見てきた。ここまで来れば、新党づくりに直接動かなければならない時期かな、という気持ちを持っている」として、自ら新党の母体づくりに乗り出す考えを強調した。

久保氏は「村山委員長(首相)と私は新党構想という点では、ほぼ一致している」としながらも、「実現する時期や手法において調整せねばならない点はある。決定的に対立している状況ではない」と述べ、新党の結成時期をめぐり首相との間に見解の相違があることを認めた。《共同通信》

【村山富市首相】1月にクリントン米大統領と会談へ

五十嵐官房長官は15日午後の記者会見で、村山首相が来年1月11日にワシントンでクリントン米大統領と首脳会談を行うと発表した。村山首相の訪米は初めてだが、日米首脳会談は7月の先進国首脳会議(ナポリ・サミット)、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に続いて3回目となる。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は15日、これから一年間、首相官邸を飾る絵の選定に立ち会ったが、好きな書とは勝手が違って自信がないのか、日展役員の説明にうなずくばかり。時折、「日本画と洋画は印象が全然違うね」「額も描いた先生が選ぶんですか」などと質問を挟むものの、肝心の執務室に掛ける絵はサッパリ決まらず、絵心のある五十嵐官房長官に「あなたは絵が得意だろう」と助け船を求める始末。大胆な政策転換の先頭を走ってきた首相も、社会党内のごたごた続きで決断力が鈍ったか。

○…この日、自民党本部では、新選挙制度に備えたブロック別両院議員会室の部屋開きがにぎやかに。一番手の北関東・南関東ブロックには渡辺元外相や小渕副総裁、梶山前幹事長らそうそうたる顔触れが勢ぞろい。出席者の間からは「一緒の派閥になりましたな」などと、新派閥の出陣式と誤解したような声も。乾杯の音頭をとった小渕氏の「相撲部屋のように議員の名前を書いた名札を掛けたらどうだ」と暴走気味の発言に、「それじゃ関東軍になってしまう」とけん制球が飛んだが、まさか派閥解消の後がブロック連合出現では?《共同通信》



12月15日のできごと