平成2149日目

1994/11/26

この日のできごと(何の日)

【横綱貴乃花関】奉納土俵入り

大相撲の新横綱貴乃花光司(22)=二子山部屋、東京都中野区出身=の横綱推挙式と奉納土俵入りが26日午前10時から、東京都渋谷区の明治神宮で行われた。新横綱の同神宮での土俵入りは平成5年1月の曙以来。待望の新横綱の晴れ姿をひと目見ようと、2万人を超す見物客が集まった。

拝殿での推挙式には、出羽海理事長(元横綱佐田の山)ら日本相撲協会の幹部や横綱審議委員会委員らが出席。同理事長から貴乃花に横綱推挙状と純白の横綱が手渡された。

午前10時45分、貴乃花は拝殿前の石畳で太刀持ちに兄の大関若乃花、露払いに大関貴ノ浪を従えて「雲竜型」の土俵入りを披露した。

大観衆が見守る中、堂々の土俵入りを終えた貴乃花は「緊張したが、何かできました」と横綱としての初仕事を終えてほっとした様子。最後のしこに入る際に、ちょっと間違える場面もあったが「巡業でうまくなってきますよ」とにこやかに話していた。《共同通信》

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【嘉納杯国際柔道大会】第2日

嘉納杯国際柔道大会第2日は26日、千葉市幕張メッセイベントホールで3階級を行い、注目の86キロ級は、バルセロナ五輪の78キロ級金メダリストの吉田秀彦(新日鉄)が決勝で、昨年の世界選手権86キロ級チャンピオンの中村佳央(旭化成)に3分14秒、得意の左内またを決めて一本勝ちし、初優勝した。吉田は、1990年の78キロ級に続き同大会の2階級制覇を果たした。

78キロ級は、中野陽一(東海大)が中島靖宏(福岡大)に優勢勝ちして初優勝。71キロ級決勝は、マーティン・シュミット(ドイツ)が新田雅史(国際武道大)を4分58秒、崩れ上四方固めで破った。《共同通信》

【Jリーグ・チャンピオンシップ】第1戦

サッカーのJリーグ年度優勝を決めるJリーグ・チャンピオンシップ、サンフレッチェ広島ーウェルディー川崎の第1戦は26日、広島市の広島広域公園陸上競技場に約4万2000人の観客を集めて行われ、少ない好機を着実に生かした川崎が1−0で先勝した。

連覇を目指す昨年度のチャンピオン、川崎は立ち上がりから押され気味だったが、前半35分、右サイドでの素早いパス回しから、ラモスのパスを受けた北沢がゴール。後半の広島の猛反撃を、カピトンを中心とした粘り強い守りで跳ね返した、第2戦は来月2日、東京・国立競技場で行われる。《共同通信》

【石毛宏典内野手】ダイエー入団が決定

石毛宏典内野手(38)のダイエー入りが26日、決まった。

西武からフリーエージェント(FA)宣言していた石毛はこの日、都内のホテルでダイエーの根本球団専務、大谷編成部長と16日以来2度目の交渉で合意に達し、ダイエーへの移籍が決定。12月中旬に正式発表される。

現役選手に固執してきた石毛は、西武からの監督就任要請を固辞。現役を続けるため、FA宣言したが、交渉を持ったのはダイエーだけだった。「11球団からの誘いを待ったが、この時期になってもほかの球団からはない。だからダイエーに決めた」と石毛は決定理由を説明した。《共同通信》

【プリンスホテル・宮本慎也内野手】ヤクルト入団が決定

ヤクルトがドラフト2位で指名したプリンスホテル・宮本慎也内野手(24)=176センチ、70キロ、右投げ右打ち=の入団が26日、決まった。片岡取締役と小川スカウトが東京都内のホテルで本人と会い、契約金1億円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。

社会人ナンバーワン遊撃手として期待は高く、背番号は6に決定。「1けたの背番号は、それだけ期待されているということなので、頑張りたい。和田さん(阪神)や川相さん(巨人)のような選手を目指す」と宮本は目を輝かせた。入団発表は12月15日に行われる。

【社会党・山花貞夫氏】新党1月結成へ決意

「民主・リベラル新党」結成を目指す社会党中間・右派の政策集団「新民主連合」(山花貞夫会長)と民主新党クラブ、新党さきがけ、民主改革連合議員らの共催によるシンポジウムが26日午後、東京・内幸町の日本プレスセンターで開かれた。社会党の38人を含む衆参両院議員約50人が出席。新党準備のネットワークづくりなど第三勢力結集に向けた行動計画を採択した。新党準備会の呼び掛けは先送りされた。

山花氏は「来年の通常国会召集までに民主リベラルとしての新しい姿を示す」と1月中旬の新党結成に意欲を表明、シンポ後の記者会見では28日の新民連総会で「姿の中身を決めていきたい」と述べ、新党や国会内会派結成に向けた手順を検討する考えを示した。《共同通信》

【村山富市首相】自民党・小渕恵三副総裁と会談

村山首相は26日午後、首相公邸で自民党の小渕副総裁と会談し、今後の政局運営や、社会党の「新民主連合」の動き、選挙協力などについて意見交換した。首相は新民連の動向に関連して「社会党の半分が割れて出て行くことにはならない」との見方を表明。政局安定と諸課題の処理に全力を挙げることで一致した。《共同通信》

【村山富市首相】銀ブラ

村山首相は26日午後、東京・銀座の歌舞伎座で開かれた「松竹100年記念古式顔寄せ手打式」に出席。その後クリスマスの飾り付けがされた銀座四丁目付近を散策した。

最近は新民主連合などおひざ元社会党の情勢に頭を悩ませる首相だが、「気分爽快じゃ」と述べるなど久しぶりにのんびりとしたひと時を楽しんだようだ。

歌舞伎座では、式後に永山武臣・松竹会長や中村歌右衛門・日本俳優協会会長らと約15分間懇談。その後勢ぞろいした歌舞伎俳優一人ひとりにあいさつし「みなさんお元気で。活躍をお祈りしています」と激励した。

散策は予定になかったが、首相の希望で実現。銀座の目抜き通りを「(銀座は)何年ぶりかのう」と言いながら、買い物客らに気軽に握手に応じ、「元気ですか」「頑張ってください」と声を掛けながら約10分間かけて歩いた。

首相は公邸に戻ってからも、記者団に「歌舞伎も良かったし、めったにできないことをできた」と述べるなどご機嫌。新民連のシンポジウムについても「おおいにやってもらえばいい」と、銀座の柳ばりにどこ吹く風と受け流す余裕を見せていた。《共同通信》

【亀井静香運輸相】整備新幹線「全線フル規格」

亀井運輸相は26日、青森県八戸市で、北陸など整備新幹線建設について「列島の基幹的な路線はフル規格でやりたい。与党間に考えの違いはなく、私が責任を持って決着をつけたい。工事の進展度合いは財政事情により毎年変わっても基本方針は徹底すべきだ」と全線フル規格で建設する方針をあらためて強調|するとともに未着工部分の着工に意欲を示した。

また、空港の就航率を上げる計器着陸装置(ILS)の改善問題について「青森空港と熊本空港が当面の問題と認識している。優先的に整備していきたい」と述べた。《共同通信》

【野田毅元建設相】自宅に火炎物

26日午前4時ごろ、熊本市新屋敷、元建設相で高志会代表野田毅衆院議員会宅の玄関わきにガソリンのような液体の入ったプラスチック容器が投げ込まれ、炎上した。

物音に気付いた家政婦(64)がすぐに消火したため家屋などに延焼はなく、けが人などはなかった。野田氏や家族は上京中で不在だった。熊本北署は20日に投開票のあった熊本市長選に絡む嫌がらせの可能性もあるとみて放火未遂の疑いで調べている。

調べによると、投げ付けられたプラスチック容器は18リットル入りの家庭用で、付近にはガソリン臭がしていた。現場に焼けた新聞紙のようなものが残っており、これに火を付け燃え移らせたとみられる。

野田氏は熊本1区選出で、経済企画庁長官などを歴任。当選8回。自民党の分裂選挙となった熊本市長選では、自民党を離党し公明、民社両党の推薦で立候補した三角保之候補を応援。三角氏は連立与党側3党と旧新生党の推薦を受けた候補者を下し当選した。《共同通信》



11月26日 その日のできごと(何の日)