平成2019日目

平成6年7月19日(火)

1994/07/19

【北朝鮮】故・金日成主席告別式

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都、平壌で19日、故金日成主席の告別式が行われた。平壌放送によると、錦繍山議事堂(主席宮)で行われた告別式では金正日書記が党指導部とともに、棺を弔問し、黙とうをささげた。

平壌の外交筋が共同通信の電話取材に明らかにしたところによると、同日午前10時ごろから金日成広場では数万人の市民や党幹部、駐在の外交官らが出席して儀式が行われた。オーケストラの厳かな演奏の中、金主席の棺を乗せた車が広場を回り、市民や党幹部が別れを告げたという。また、在日朝鮮人など海外在住の同胞も参列した。

金日成広場での儀式は小一時間で終わり、金主席の車はその後、市内へ葬送行進に向かった。平壌放送によると、沿道では約200万人の市民が棺を見送った。また、米CNNテレビによると、平壌駐在のナイジェリア大使も故金日成主席の棺が葬送行進を始め、多くの市民が泣きながら棺を見送ったと語った。

金主席の棺を載せた車は凱旋門をはじめ朝鮮革命博物館など平壌市内の主だった場所を約40キロにわたり約5時間かけて葬送行進する予定といわれ、20日には、金正日書紀の後継体制の下に革命の継統を誓う追悼大会を開く。

北朝鮮は9日の金主席の死亡発表時に、17日に追悼大会を行うと公告したが、16日に突然これを延期、告別式と追悼大会を2日に分けて行うと発表した。告別式では専ら金主席の偉業をたたえて哀悼するもようだが、翌日の追悼大会では金書記の後継体制が北朝鮮の革命伝統を継承した正統性を持つことを宣伝、金書記への称賛に重点を置くとの見方がソウルでは有力だ。《共同通信》



【プロ野球オールスター第1戦】全パ(森監督)8−1全セ(野村監督)

1994年のプロ野球サンヨーオールスターゲーム第1戦、全パシフィックー全セントラルは19日、西武球場で行われ、全パが3本塁打を含む14安打で8−1と快勝。通算成績を65勝57敗5分けとした。

全パは一回、佐々木(西武)の2点本塁打などで3点を先制。中盤は秋山(ダイエー)の球宴初本塁打などダイエー勢が安打を重ねて4点を加え、八回にも小川(オリックス)が本塁打した。

先発伊良部(ロッテ)は3回を1安打3奪三振と好投。全セは五回、畠山(横浜)村田真(巨人)の連続長短打で1点を返しただけ。最優秀選手(MVP)には本塁打、二塁打を含む3安打の秋山が初めて選出された。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は19日、カナダのウェレット外相と官邸で会談。首相はやや緊張した面持ちの外相に「こんにちは、どうも村山でございます」ときさくにあいさつ。続けて「ナポリではおたくの首相とお会いしました」と先進国首脳会議(ナポリ・サミット)での経験をさりげなく披露し、会談はすっかり村山ペースに。これで勢いづいたのか首相は「サミットは来年カナダですね。大変ですがよろしく」と、次回も出席したいとの意欲の表明と受け取れる発言も交えるなど、外交団の応対には自信をつけた様子だった。

○…自民党の加藤政調会長はこの日、自民党本部で開かれた全国代表者会議であいさつ。社会党との政策調整について「水と油だとの声も聞こえるが(調整は)やれるという気持ちだ」ときっぱり。さらに「村山さんは、最低限の防衛カを整備すると私が防衛庁長官の時と同じセリフを言ってくれた」などと社会党の変身を盛んに評価。返す刀で旧連立政権について、政策決定を官僚任せにした「官僚政治」と厳しく批判したが、最後はやはり税制改革などをめぐる社会党の政策調整の行方を心配したのか「石にかじりついても政策合意を図っていく」と決意表明。《共同通信》

【村山富市首相】分権の必要性を強調

地方分権大綱の年内策定を目指す政府の行政改革推進本部地方分権部会の第2回会合が19日、首相官邸で開かれた。同部会は細川内閣時に設置が決まったもののの、会合は羽田内閣時に一回開かれただけ。自社連立政権の誕生で構成メンバーの閣僚の顔触れも一新されたため、実質的な「仕切り直し」となった。

あいさつした村山首相は「地方自治体が主体的な仕事をする力量を持つことが日本の政治を変える土台になる。地方分権が名実ともに、ものになるようよろしくお願いする」と地方分権推進の必要性を強調した首相は事務方が作成した文楽はほとんど見ずに地方自治の重要性を力説するなど地方分権にかける意欲を示した。

地方分権については第24次地方制度調査会(会長・宇野収前関西経済連合会会長)が専門的な立場からの検討を続けているのに対し、分権部会は分権大綱の年内策定と将来の地方分極基本法(仮称)の制定に向けた政府内部の実務協議の場となる。《共同通信》



7月19日のできごと