平成2004日目

平成6年7月4日(月)

1994/07/04

【連立与党】18日から臨時国会

自民、社会、新党さきがけの連立与党3党は4日午後、国会内で幹事長・書紀長クラス、国会、政策担当責任者らによる連絡会議を開き、村山政権初の臨時国会を18日から5日間の会期で召集する方針を決め、政府側に伝えた。5日昼の政府与党首脳会議で正式に決定する。

臨時国会では村山首相の首相就任に当たっての所信表明演説と先進国首脳会議(ナポリ・サミット)の帰国報告、各党代表質問を行う。首相は「自社さ」が政策的合意ができていることなどから「野合」批判は当たらないとし、民主的政権運営を強調しつつ内外に政権の安定度を印象付けることに努める。

また政治改革を引き続き推進する立場から、衆院小選挙区比例代表並立制に伴う小選挙区の区割り法案を成立させる決意を表明する見通し。しかし、野党との本格論戦は9月以降の秋の臨時国会となる。この日の連絡会議では、政権の枠組みが変わったことや組閣によって空白になったことから議運委員長、予算委員長など院の構成人事を行うことも決めた。

小選挙区区割り法案の審議は衆院選挙区画定審議会の勧告を受けた後、秋に開く臨時国会で行い、18日からの臨時国会では扱わないことを確認した。

原文兵衛参院議長は14日から13日間の日程でカナダ、米国訪問する予定だったが、18日からの臨時国会が事実上決まったことで、両国訪問を取りやめた。連絡会議には自民党の森喜朗幹事長、社会党の久保書記長、さきがけの鳩山由紀夫代表幹事らが出席した。《共同通信》



【松本サリン事件】通報前2時間の記憶あいまい

長野県松本市の有毒ガス事件で、自宅が県警捜査本部の捜索を受けた会社員(44)=入院中=が捜査本部の事情聴取に対し、事件当日の6月27日午後9時ごろから本人が通報した午後11時ごろまで約2時間の記憶があいまいなことが4日、分かった。捜査本部は通報前の会社員の行動を詰めるため、さらに詳しく事情を聴いている。

一方、捜査本部は、死亡した7人に共通する瞳孔の収縮などの症状から、死因は猛毒の神経ガス「サリン」とみられる物質による中毒死と断定、ガスは人為的な原因で発生したとみて会社員宅から押収した金属製のボウルなどにサリンの元となる薬品が付着していないかどうかなど鑑定を急いでいる。《共同通信》

【埼玉・秩父市】シンナー男が車で8人はねる

4日午前8時ごろ、埼玉県秩父市滝の上町の市道でバイクや自転車に乗っていた3人が乗用車にはねられた、と110番があった。

さらに約5分後には同市大野原の市道で空の車いすを押していたA子さん(51)が、また同市中宮地町の市道で通学途中の同市の会社員Bさんの長男Cちゃん(7つ)がはねられるなど約20分の間に9件のひき逃げ、当て逃げ事件があった。Cちゃんが全身を強く打つなどで即死、A子さんら2人が2−1ヶ月の重傷のほか5人が軽いけがをした。

秩父署は連続ひき逃げ事件として捜査中、現場付近を壊れた白い乗用車で通りかかった同県大里郡寄居町のパチンコ店員の少年(19)がひき逃げを認めたため業務上過失致死などの疑いで逮捕した。

調べによると、車は少年の名義だったが、少年は無免許運転でシンナーを吸った形跡があった。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】2日目

大相撲名古屋場所2日目(4日・愛知県体育館)横綱昇進を目指す大関貴ノ花が、小兵の舞の海の切り返しに初黒星を喫する波乱があった。その他の大関は順調に白星を重ねた。かど番の若ノ花は落ち着いて大善を送り出した。武蔵丸は琴富士を豪快に突き出し、貴ノ浪は朝乃若をすくい投げに仕留めた。両関脇は明暗。武双山は快調に2勝目を挙げたが、琴錦は小結寺尾に敗れた。《共同通信》

【仏・ミッテラン大統領】南ア訪問

フランスのミッテラン大統領は4日、南アフリカ公式訪問のためケープタウンに到着した。大統領は空港でマンデラ大統領の出迎えを受けた後、議会本会議場で外国政治家として初めて演説、アパルトヘイト(人種隔離)解体について「現代世界に例のない出来事だ」と称賛した。

5月上旬にマンデラ大統領の黒人主導政権が誕生した後、西側先進国の元首が南アを訪れるのはこれが初めて。ミッテラン大統領はケープタウンに二日間滞在。高い失業率に悩む南ア経済再建への支援策などをマンデラ大統領と協議する。フランス軍が難民保護のため介入した中部アフリカのルワンダ和平についても話し合うとみられる。《共同通信》



7月4日のできごと