平成1874日目

平成6年2月24日(木)

1994/02/24

【リレハンメル五輪・複合団体】日本、金メダル獲得

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日本複合陣、堂々の金メダルー。第17回冬季オリンピック・リレハンメル大会第13日の24日、ノルディックスキー複合団体の後半距離(30キロリレー)で、日本(河野孝典、阿部雅司、荻原健司)は2位のノルウェーに4分49秒1差をつけて快勝、日本の冬季五輪史上初の2連覇を達成した。

日本の冬季五輪の金メダルは1972年札幌大会のスキー70メートル級純飛躍(現ノーマルヒル)の笠谷幸生、前回のアルベールビル大会複合団体(三ケ田礼一、河野、荻原)と合わせて計3個。この大会での金メダルは初めてで、日本のメダルは金1、銀2、銅1となった。

複合個人銀メダルの河野は通算金2、銀1のメダルを獲得、日本の冬季五輪史上の個人通算獲得メダル記録を最多の3に伸ばした。

2位ノルウェーに5分7秒の大差をつけていた日本は、第一走者の河野が差を約4分3秒まで縮められたが、第二走者の阿部、最終走者の荻原が力走、荻原が日の丸を手にゴールした。《共同通信》



【社会党・村山富市委員長】内閣早期改造に「反対」

社会党の村山委員長、民社党の大内委員長、民主改革連合の中村鋭一代表は24日夕、首相官邸で細川首相と会談し、早期の内閣改造に反対するとともに、連立5会派の統一を目指す首相の「大会派構想」を白紙に戻すよう求めた。

これに対し首相は、改造問題について補正予算の成立、政治改革法修正問題の決着を挙げて「一つの節目だと思う。修正案が内閣提出となるか、議員立法となるかで、日程も違ってくる。慎重に判断する」と述べ、政治改革法修正成立などの行方も見定めた上で、最終的に決断する意向を強調した。

会談には武村官房長官も同席し、改造について「わたしは繰り返しては申し上げない」と、重ねて改造に慎重な姿勢を首相に伝え、3氏と同じ立場であることを強調した。

会談は村山氏らが申し入れたもので、村山氏は「今改造すれば、権力闘争という印象を与える。そうでないと、きちっと説明できるものでなければ、改造するのは適当でない」と首相に慎重な対応を求めた。大内氏も「連立政権の基盤に深い亀裂を起こしてはならない」と強調した。

首相は「各党、特に党首の意見を聴いて考えたい。何か決めたものがあるわけではない」と述べ、改造についてはなお白紙との立場を示した。また大会派構想については「参院選を控え、与党がばらばらでは勝てないという意味で申し上げただけで、誤解をもって伝えられた面がある」とし、政界再編とは直接関係しないとして理解を求めた。《共同通信》

【北海道・横路孝弘知事】羽田孜外相と会談

政界再編の行方と関連して言動が注目される横路北海道知事は24日午前、新生党党首の羽田副総理兼外相と同党本部で会談した。横路氏は23日夜、江田科技庁長官との会談で新生・公明ブロックに対抗するため、リベラル勢力を結集した新党結成構想を表明しており、今後の政界再編の展望を踏まえ、羽田氏と意見交換したものとみられる。

会談後、羽田氏は「いろいろな動きが出ているが、細川政権を支えるためにも互いにクールに受け止めていこう、と話した」と説明。新生、公明両党が連立与党を主導しているとの反発が横路氏の新党構想につながっているとの判断から社会党右派や民社党、さきがけ日本新党などを巻き込んだ新党結成には慎重に対応すべきだと、自重を求めたとみられる。

横路氏は羽田氏との会談内容について、北海道のだ捕船員釈放問題について話したと述べた。新党構想や次期衆院選への出馬の可能性に関しては「そんなことはない」と否定した。《共同通信》

【那覇地裁】米軍機の騒音は違法

極東米空軍の最重要拠点、嘉手納基地(沖縄県沖縄市など)の周辺住民907人が国に米軍機の夜間、早朝の飛行差し止めと損害賠償などを求めた「嘉手納基地爆音訴訟」の判決が24日、那覇地裁沖縄支部で言い渡された。

瀬木比呂志裁判長は「米軍機運航に伴う騒音被害は受忍限度を超えている」と、賠償の線引きとなるWECPNL値(うるささ指数、W値)8O以上を受忍限度の基準として過去分の賠償を認め、住民768人に総額約8億745万円を支払うよう国に命じた。飛行差し止めと将来分の請求は退けた。住民側は控訴する方針。

飛行差し止めを退けたとはいえ、運航に伴う騒音の違法性を認めたことで、国は抜本的解決に向けた努力を迫られそうだ。《共同通信》

【政界談話室】

○…社会党の山口鶴男衆院予算委員長は24日、武村官房長官に対し憲法記念日に政府主催の行事を開催するよう申し入れた後の記者会見で「私は最近ついている」と切り出した。「昨年は首相に防衛費の削減を申し入れて、その方向で進んだ」「今日は同郷の荻原君が金メダルを取る」と実績を列挙し、この日の申し入れも実現するといわんばかり。内閣改造についての質問には「改造絡みの話はしなかった」ときっぱり否定したが、入閣候補として取りざたされていることもあり、記者団からは「入閣レースの金メダルにも自信」という勘ぐりも。

○…この日、自民党の宮沢前首相が東京都内で中国の朱鎔基副首相と会談。宮沢氏が「中国は21世紀には世界をリードする国になるのは疑いない」と持ち上げたが、副首相は「いろんな悩みがあり、世界の中心国と言われるには50年はかかる」と謙そん。会談の最後に宮沢氏が「小魚を煮るのは難しい。時間をかけて忍耐強く料理しなくては」とねぎらいながら老子のことばである「大国を治むるは小鮮を煮るごとし」と書いて渡した。副首相は「自分の立場ににつかわしい言葉」と応じ、思いもよらぬ“中国産”のプレゼントに納得した様子だった。《共同通信》



2月24日のできごと