平成3420日目

1998/05/20

この日のできごと(何の日)

【インドネシア】国軍が首都を封鎖

インドネシアの独立運動にちなんだ「国民覚醒の日」の20日、国軍はスハルト大統領退陣要求の集会を阻止するため各地で厳戒態勢をとり、ジャカルタ中心部では道路を封鎖、予定されていた大規模集会を実力で阻止した。

学生らは前日に続き国会に一時4万人が集結するなど、各地で集会、デモを決行したが、流血の事態は回避された。

AP通信によると、オルプライト米国務長官は20日、スハルト大統領の退陣を公式に呼び掛けた。19日のテレビ演説と20日の集会封じ込めでいったん危機を回避したかに見えた大統領は、内外の圧力が強まり、再び厳しい情勢に直面する恐れも出てきた。

一方で、スハルト大統領が前日に示した総選挙実施新政権づくりの構想に対し、与党ゴルカルや民主化運動指導者のメガワティ氏支持派が見解を公表、体制改革の主導権争いも始まった。

サーディラ・ムルシ官房長官は20日、大統領が設置を決めた改革委員会の第一陣の人選が21日に発表されると述べた。大統領の示した行動計画では来年1月に総選挙を実施、3月の国民協議会で新大統領を選出するとしているが、より早期の政権交代を求める声が圧倒的だ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【B’z】ベストアルバム「B’z The Best “Pleasure”」発売

【大相撲夏場所】11日目

大相撲夏場所11日目(20日・両国国技館)四人いた2敗力士が全員敗退、8勝3敗で十人がトップグループを形成する大混戦となった。11日目を終え、3敗が首位、また十人が並ぶのはいずれも15日制で初。大関若乃花は関脇魁皇の左すくい投げで3敗目を喫し、場所後の横綱昇進にはもう負けられない情勢。武蔵丸は大関同士の一番で貴ノ浪に肩透かしで敗れ、貴闘力は横綱曙に突き倒され、琴錦も負けていずれも3敗となった。横綱貴乃花は旭豊を送り出し、8勝3敗と勝ち越した。3敗を守ったのは曙、貴乃花、貴ノ浪、小結安芸乃島、平幕の出島、旭鷲山。十両は出羽嵐と皇司が8勝3敗でトップに並んだ。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】インドネシアの邦人安全確保、万全に

政府は20日午後のインドネシア危機対策会議で、在留邦人の安全確保に引き続き万全の体制で臨む方針を確認した。橋本龍太郎首相は「関係省庁が緊密に連携し、政府一体となって迅速かつ的確な措置をとりたい」と要請した。

首相はスハルト大統領から(1)力の行使を最大限自粛するよう求める日本政府の要請を真剣に考慮する(2)国家的改革を真剣に遂行(3)総選挙法などの早期制定に向けて改革委員会の構成を21日に発表する、とのメッセージが届いたことを明らかにした。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・公明の高野博師参院議員は20日の本会議で「橋本龍太郎首相は経済対策で失敗し、沖縄の米軍普天間飛行場の返還もとん挫した。橋本政権の存在そのものが政治的空白だ」と退陣を迫った。これに対し首相は「国民の負託にこたえて、真に豊かな社会をつくり、国際社会の平和と安定に貢献する。全力を尽くして自分の責任を果たしたい」と官僚的答弁に終始。ひところは野党の責任追及に感情をあらわに反発した首相だが、主要国首脳会議(バーミンガム・サミット)を無事乗り切ってからは心の余裕もできたようだ。

○・・・自民党の村上正邦参院幹事長はこの日の与党責任者会議で、久しぶりに政府与党首脳連絡会議を開いて与党三党体制の健在ぶりを示すべきではないかと提案した。社民党が与党離脱方針から同会議再開に消極的なことに対し、同党の及川一夫参院国対委員長が「与党だから聞ける話も聞いてきた。(同会議を社民党が)断るのはどういうことか」と、同席の伊藤茂社民党幹事長を追及。伊藤氏は「断ってはいない」と反論。自民党の加藤紘一幹事長が「三党の幹事長で段取りをしたい」と取りなしたが、離脱で社民党内の調整が進んでいない現実があらわに。《共同通信》



5月20日 その日のできごと(何の日)