平成1838日目
1994/01/19
この日のできごと(何の日)
【野球殿堂入り】王貞治氏、与那嶺要氏
野球体育博物館の第34回競技者表彰委員会は19日、東京ドーム内の同博物館で開かれ、表彰委員221人(未投票の7人を除く)による記名投票(10人以内の連記)を開票の結果、現役時代に巨人で活躍した王貞治(53)、与那嶺要(68)両氏の野球殿堂入りが決まった。王氏は今年から有資格者となったが、1年目に選ばれたのは、第1回・1960年のスタルヒン氏(故人)に次ぎ2人目。
投票では、通算868本塁打の王氏と、首位打者3度の与那嶺氏が、当選必要数である有効投票数221票の75%(166票)以上を獲得した。王氏は206票、与那嶺氏は168票。元阪神、大毎の田宮謙次郎氏は153票、早大などアマチュアの監督を務めた石井藤吉郎氏は152票で及ばなかった。
王氏は独特の一本足打法で本塁打を量産し、第1回の国民栄誉賞に輝くなど、球界を代表する打者として活躍。巨人の監督も務めた。ハワイ出身の与那嶺氏は、ダイナミックな走塁で新風を吹き込み、通算3割1分1厘の高打率をマーク。72年からは6年間、監督として中日の指揮を執った。
競技者表彰はこれで45人となり、各分野での功労者を幅広く選ぶ特別表彰も含め、野球殿堂入りは計112人。今年の特別表彰委員会は26日に開かれる。表彰式は7月19日のオールスターゲーム第1戦(西武)の試合前に行われ、レリーフ除幕と両氏に功労表彰金100万円が贈られる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【大相撲初場所】11日目
大相撲初場所11日目(19日・両国国技館)大関貴ノ花がこのところ3連敗と苦手にしている関脇琴錦を豪快な左上手投げに下して無傷の11勝目を挙げ、単独トップを守った。大関を目指す両関脇も快勝。武蔵丸は、剣晃を押し出し、貴ノ浪は魁皇を寄り切ってともに白星を2けたに乗せ、貴ノ花を1差で追っている。横綱曙と大関若ノ花はそれぞれ勝って、9勝2敗とした。新小結の智ノ花は負け越した。琴錦は7勝4敗。関脇小錦は10敗目を喫した。十両は朝乃若が敗れ、星誕期とともに3敗で並んだ。《共同通信》
【政治改革法案】トップ会談は見送り
最終局面の政治改革法案をめぐる連立与党と自民党との参院議員会長レベルの修正協議は19日、ほとんど進展が見られぬまま、細川首相と河野自民党総裁とのトップ会談を開くに至らなかった。
与党は自民党に誠意が見られないとして同夜、再三にわたり参院政治改革特別委員会で法案採決の構えを見せたが、午後11時すぎ散会。与党側は20日質疑打ち切り動議の後、採決の方針だ。《共同通信》
【政界談話室】
○…細川首相は19日、自民党が政治改革関連法案の修正項目を示し、与野党協議が続けられたことについて「最終的にそういう方向になれば結構じゃないですか」と歓迎した。よほど自信があるのか、午前中の参院政治改革特別委員会の総括質疑では答弁の合間に「内職」(首相)と、別の資料に目を通す余裕も。ただ、記者団が「河野自民党総裁とのトップ会談は何時ごろになりそうか」と尋ねても、「さあ、どうかな」「分からないな」と繰り返すばかり。前回のトップ会談は深夜、コメの部分開放決断も未明と、首相の重大決断には時間がかかる。
○…新生党の渡部恒三代表幹事代行はこの日、東京都内のホテルで開かれた連立与党の意見交換会であいさつ。ホスト役の武村官房長官を前に、小沢新生党代表幹事との関係について「小沢氏は時々気まぐれで休む。私は代表者会議にも政府与党首脳会議にも出ているので(両氏の関係は)良く分かる」と前置きし、「だんだん呼吸が合って、年が明けて変わった。政府も与党も心は一つになった」と二人の関係修復を強調。「皆仲が良かったら新聞記事にならないし、マスコミ・サービスにならない」と最後は小沢氏に代わって報道陣に“サービス”した。《共同通信》
【細川護熙首相】1億円借金「知事選資金確保のため」
細川首相は19日午後の参院政治改革特別委員会で、東京佐川急便から借り入れた1億円のうち、熊本の自宅の山門、土塀修理費用(2300万円)を除く7700万円の使途について「直接に選挙用ではないが、私自身の資産は知事選に備えるため残す必要があった」と述べ、間接的ながら、昭和58年の熊本県知事選出馬の資金確保が目的だったことを認めた。
自民党の服部三男雄氏に対する答弁。首相はこれまで、7700万円はマンション購入のため取り崩した運用資産の補てんに充てた、と説明していた。
服部氏は、佐川関係者や首相の元公設秘書深山正敏氏らの証言を基に「1億円の担保は刀のつばだけで、もう一つの担保物件とされる神奈川県・湯河原町の別荘で(佐川から)別枠の融資を受けたのではないか」」と追及。
さらに①東京佐川急便から過去10年間に毎年1000万円、計1億円の政治献金を受け、借金の返済に充てた②82年7月、熊本県知事選のため自宅敷地内に新築した事務所の建築代金2300万円を佐川グループの中核会社だった旧清和商事が支払った―との新たな疑惑を指摘、重ねて深山氏の証人喚問を要求した。《共同通信》