平成1827日目

平成6年1月8日(土)

1994/01/08

【第72回高校サッカー】清水商(静岡)5年ぶり3度目の優勝

サッカーの第72回全国高校選手権最終日は8日、東京・国立競技場に4万5000の観衆を集めて清水商(静岡)―国見(長崎)の決勝を行い、清水商が2−1で競り勝ち、5年ぶり3度目の優勝を飾った。清水商は昨年の全日本ユース選手権に続く二冠に輝いた。

清水商は堅い守備からのカウンター狙いで国見を揺さぶった。前半11分、味方GKのロングキックを国見DFとGKが処理をミス。こぼれ球を藤元が拾って、無人のゴールにけり込み、先制。後半一時は同点とされたが、32分、抜け出した鈴木伸が持ち込み決勝点を決めた。2連覇を狙った国見は後半24分、右FKからの丸田のゴールで一度は追い付く粘りを見せ、さらにその後も猛攻をかけたが一歩及ばなかった。

清水商が1−1で迎えた後半32分、鈴木伸が長いパスからドリブルで独走、右足で決勝シュートを突き刺した。 清水商は前半11分、GK川口のキックが国見DFラインの裏に弾み、飛び出した相手GKとDFが交錯してこぼれたところを、藤元が拾って無人のゴールにけり込み先制。その後も押し気味に試合を進めたが、31分のPKは鈴木悟のキックがGKに阻まれて失敗するなど追加点が奪えなかった。

国見は後半24分、尾崎の右FKに合わせてゴール前に突っ込んだ丸田が押し込み、相手DFにも当たって同点とした。しかし、2失点はいずれもオフサイドトラップのかけ損ない。攻撃では突破にかかるパスが雑で、最後までリズムをつくれなかった。《共同通信》



【第46回社会人ラグビー】神戸製鋼、6年連続6度目の優勝

第46回全国社会人ラグビー大会最終日は8日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行い、神戸製鋼が18−3で三洋電機に勝って、6年連続6度目の優勝を達成した。新日鉄釜石の7連覇にあと1と迫った。

神鋼は開始早々に堀越のチャージからウィリアムスのトライで先制し、前半36分にもウィリアムスのトライで10−3とリード。後半も安定した試合運びで1トライ1PGを加え、7度目の決勝進出で初優勝を狙った三洋をノートライに抑え込んだ。

神鋼は国内公式戦(関西社会人リーグ、全国社会人大会、日本選手権)の連勝を64に伸ばし、15日の日本選手権(国立競技場)で大学チャンピオンの明大と日本一を争う。《共同通信》

【羽田孜外相】中国首脳と会談

外相として初めて中国を訪問した羽田副総理兼外相は8日午後(日本時間同日夕)、北京の釣魚台で銭其琛外相、同日夕(同夜)中南海で李鵬首相と相次いで会談した。銭外相、李鵬首相とも日本と台湾の最近の交流緊密化に懸念を表明、羽田外相は日中共同声明を順守し、民間レベルの経済交流を維持していく考えを強調した。

羽田外相は銭外相との会談で中国の軍事力について、透明性の向上を求めるとともに昨年10月の核実験の再開に憂慮の念を伝えた。また朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題について、中国の影響力行使を要請したが、銭外相は「速やかな解決を期待する」と述べるにとどまった。銭外相は2月に朱鎔基副首相の訪日を伝え、細川首相の早期訪中を求めた。

羽田外相が人権問題の取り組みとの関連で関係改善を促した米中関係について銭外相は「武器売却は中国国民の反感を呼ぶ」と述べ、台湾へ戦闘機を売却した米国の姿勢に反発をみせた。

羽田外相は、政府開発援助(ODA)の供与に当たって、相手国の軍事支出などを考慮するとしたODA大綱を改めて伝え、中国の軍縮を促した。その上で、両外相は96年度(平成8年度)からの第四次円借款供与期間を現行の5、6年単位から原則として3年に短縮することを確認した。

このほか羽田外相は日中関係について「反省を忘れることなく未来志向の関係を構築したい」と述べるとともに、李鵬首相との会談では、社会主義市場経済を目指す中国の改革・開放路線支持を重ねて表明した。《共同通信》

【細川護熙首相】母校で歓迎式典

細川首相は8日午後、東京・紀尾井町の母校・上智大学を同窓の佳代子夫人とともに首相就任後初めて訪れ、大学主催の歓迎式典にて出席した。

式典でのあいさつで首相は、大学を卒業して新聞記者になったころの思い出としてケネディ米大統領暗殺事件を振り返り「大きなショックを受けた。施策にはいろいろな評価があろうが、理想主義を問い掛けた点で大きな足跡を残した」と、大統領をたたえた。

続けて首相は「大統領が世界に問い掛けた理想主義が、日本の社会に一番欠けている」と強調し、「新しい年を迎えて、皆さんと一緒に旅立って行きたい」と改革にかける意気込みを表明し、学生やOBら約700人の出席者から盛んな拍手を浴びた。《共同通信》



1月8日のできごと