平成1826日目

平成6年1月7日(金)

1994/01/07

【第73回高校ラグビー】相模大工(神奈川)初優勝

相模台工(神奈川)が初の高校日本一。第73回全国高校ラグビー大会最終日は7日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行い、相模台工が東農大二(群馬)を19−6で破り、3度目の決勝進出で初優勝を果たした。神奈川県勢の優勝は第34回大会の慶応以来、39年ぶり2度目。

7年ぶりに関東勢同士の決勝となった試合は、前半にFB浦田の3本のPGで9−3とリードした相模台工が、後半3分、右ゴール前から自慢の強力FWがモールで押しこんでトライ。同6分にも左CTB柳沢が自陣から約60メートル走ってトライを加えて突き放した。

ノーシード校として初優勝を狙った東農大二は、風上に立った後半に反撃を試みたが、相手陣内に入ってのミスが目立った。PGによる3点を返すにとどまりノートライに終わった。

相模台工・松沢監督 しっかり走ってつなぐラグビーを生徒がよく実行してくれた。後半、風下で9−3では足りないと思ったが、うまく3分と6分に(トライを)取れた。(準決勝の国学院)久我山戦が、一番厳しかった。《共同通信》



【TBS系連続ドラマ・もしも願いが叶うなら】放送開始

【自民党・森喜朗幹事長】政治改革法案「今国会で決着」

自民党の森幹事長は7日午後、那覇市内で開かれた同党沖縄県連主催の会合で講演し、政治改革法案について「できるだけ自民党案に近付けて(政治改革論議を)今国会で終えたい」と述べ、自民党首脳として初めて今国会決着の方針を表明した。

森氏は「現実的にどこまで譲れるのか党の総意としてまとめておく必要がある」とし、来週早々から妥協案の取りまとめ作業を行う方針を示した。来週中に結論を出し、20日前後に予想される与野党攻防のヤマ場に備える構えだ。

妥協案の重点としては①比例代表の選挙単位②政治家個人への企業団体献金③小選挙区と比例代表の定数配分―の3つを挙げた。

森氏は政府案について「連立与党8党派の都合のいい部分だけを集めた案であり、日本の政治の基盤をつくる上では危険だ」と批判し、「自民党案は足掛け6年かけてできたいい案だ。参院ではできる限り修正を目指す戦いをする」と述べた。

修正の重点として挙げた比例代表の選挙単位については「衆院の選挙制度が参院と同じものになるならニ院制の意味がなくなってしまう」として、政府案の全国単位の修正を求める考えを強調。政治資金問題については「政治家個人の政治団体への献金が認められなければ無所属の地方議員は政治資金を集められなくなり、政治活動を束縛する」と、政府案の問題点を指摘した。《共同通信》

【参院政治改革特別委員会】細川首相の「借金」で紛糾

参院政治改革特別委員会は7日午後、政治改革法案に関する総括質疑を終えた。質疑では、自民党の清水達雄、服部三男雄両氏が細川首相の東京佐川急便からの1億円借金疑惑を追及した。首相は衆参両院予算委員会理事会に提出した金銭貸借契約書など関係書類について「事務的にずさんな契約だが、双方が納得して契約している」と釈明。あいまいな答弁に終始し、審議が紛糾した。

清水氏は①1億円借り入れが契約書では一括、利息計算書では3回に分割と食い違っている②貸借契約と根抵当権設定の期日がずれている③貸付金台帳に記入した字体が5年間全く変わっていないーなどの矛盾点を突いた。

首相は「先方も会長(佐川清佐川急便グループ社主)から来た話ということで、やかましいことは言わなかった」と説明。詳細については「事務所に任せていた」「記憶していない」との答弁を繰り返した。清水、服部両氏は「納得できない」として首相の元公設秘書深山正敏氏、東京佐川急便の経理担当者らの証人喚問を要求した。

首相は小選挙区への定数配分上積みなど法案修正に関し「与野党の論議から参院としての考えがまとまれば政府として尊重しなければならない」と述べた。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は7日、東京・八王子市で行われた昭和天皇五年式年祭・山陵の儀に参列した。国会に戻り、記者団から寒風の中での参列の心境を聞かれると「そりゃ、厳粛な気持ちですよ」。元気なころの昭和天皇に会った経験のある首相だけに「きょうはそういった思い出も懐かしく思い出しました」としんみり話した。しかし、昭和天皇の戦争責任について問われると「きょうはそういった話はなしだ」とぴしゃり。ようやく軌道に乗り出した国会の新たな紛糾材料となることは避けたいとの思いがありあり。

○…自民党の森幹事長は、那覇市内で講演。細川内閣を「不確実、不安定、不誠実であり、長く続くと日本にとって不安が増大する」と切って捨てた。しかし政権奪還への具体的な展望は示せず「社会党はコメ問題で政権を離れる寸前までいった。連立政権を維持するため毒を何杯も飲まされたと言っている」と社会党の現状を解説。所得税減税に触れ「連立政権内部でも意見がまとまらず政権が崩壊する事態になりかねない」と、社会党が消費税問題で政権離脱するのを待ちかねているような口ぶりで、自民党の頼みの綱はやはり55年体制仲間の社会党か。《共同通信》

【羽田孜外相】緒方貞子国連難民高等弁務官と会談

羽田外相は7日午前、一時帰国中の緒方貞子国連難民高等弁務官と外務省で会談し、紛争地域で発生する難民問題解決に協力するため、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく「人道的国際救援活動」の実施を「積極的に検討したい」との意向を表明した。緒方氏が人道分野でのPKO協力法の活用を求めたの答えた。

両氏とも具体的な紛争地域には言及しなかったが、旧ユーゴスラビアを念頭に置いての発言とみられる。医養や被災民の救出、帰還などに対する援助が検討対象になりそうだ。

7日午後には旧ユーゴに向けて初の外務省査団(団長・柳井俊二総合外交政策局長)が出発、現地の状況を視察の上、帰途、柳井団長がジュネーブで緒方氏と会談する予定。これらの活動を通じて、具体的なPKO協力法の活用策を詰める方針だ。

旧ユーゴに展開するPKOをめぐっては、明石康・旧ユーゴスラビア国連事務総長特別代表が国連防護軍(UNPROFOR)への日本の参加に期待を表明しているが、PKO協力法のPKO参加5原則に照らすと、自衛隊の部隊参加は困難なのが実態。

ただ、政府としては明石氏を側面支援するためにも何らかの人的貢献策を模索することになった。《共同通信》

【フジテレビ】富士風穴で爆竹、地元が抗議

フジテレビが昨年末に放送した番組の撮影で、富士五湖近くにある国の天然記念物の洞穴「富士風穴」(山梨県上九一色村)で爆竹などを使っていたことが分かり、静岡県芝川町の自然学校経営広瀬敏通さん(43)が「重大な環境破壊行為」との抗議文を7日までにフジテレビに送った。山梨県教育委員会も7日、文化財保護法違反の疑いもあるとみて現地調査を始めた。

この番組は昨年12月30日夜放送された「とんねるずのみなさんのおかげです年末特大スペシャル」。人気タレントのとんねるずや小泉今日子、フジテレビアナウンサーらが出演するバラエティー番組で、風穴の中で出演者らを驚かすために爆竹を鳴らしたり、岩に見たてた発泡スチロールの大きな球を転がすなどした、という。

抗議文で広瀬さんは「洞窟内で火薬状のものを爆発させると落盤、落石の心配がある。氷床や溶岩壁面に発泡スチロールが多く散乱したため、洞穴内が氷結すると散乱物が氷に閉じ込められ洞窟景観を一変させてしまう」などと指摘している。

富士風穴は長さ200メートル以上、幅5−10メートル、高さも平均約5メートル。内部は氷柱やつららが一年中見られる観光名所。文化財保護法では、史跡天然記念物の保存に影響を及ぼす行為について、文化庁長官の許可を受けなければならない、と定められている。

撮影に当たっては山梨県吉田林務事務所の入山許可を得ているが、同事務所の舟久保恭次長は「撮影は自然の保護に努め、火気類には厳重に注意する、ということで許可した。爆竹をやるというなら許可しなかった」と話している。

フジテレビ番組広報部 爆竹は当社の安全マニュアルに従っており、安全面で問題はないし、環境にも影響はないはずだ。収録後スタッフが入念に清掃したが、まだ当社が出したごみが残っているなら、早急に対処したい。《共同通信》



1月7日のできごと