平成1807日目

1993/12/19

この日のできごと(何の日)

【第48回甲子園ボウル】

アメリカンフットボールの東西大学王座決定戦、第48回甲子園ボウルは19日、甲子園球場に4万1000人の観衆を集めて行われ、関西代表の関学が35−10で関東代表の日体大に快勝し、2年ぶり19度目の優勝をした。関学は来年1月3日に東京ドームで行われる日本選手権、ライスボウルで社会人ナンバーワンのアサヒビールと日本一をかけて戦う。

関学は、前島、林の両RBを中心にした力強いランプレーで着実に加点。守ってもラインの谷島らが鋭い動きで、日体大の攻めを前半の10点だけに抑えた。

年間最優秀選手に贈られるミルズ杯は前島、同ボウルの最優秀選手賞は林がそれぞれ受賞した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【社会党・村山富市委員長】解散「反対だがあり得る」

社会党の村山委員長は19日のNHK番組で、政治改革法案の行方と絡んで取りざたされている衆院解散・総選挙について「海部、宮澤、細川内閣とずっと政治改革が唱えられてきた。これでできなければ厳しい判断が求められる。解散の時期とは思わないが、国民の信を問わざるを得ない状況が起こる可能性もある」と述べ、政治改革法案不成立の場合、細川首相は衆院解散か、内閣総辞職かの選択をせざるを得ない状況になるとの見方を示した。

しかし、村山氏はこれに先立つ民放テレビ番組では「これだけ景気が落ち込んでいる時に、景気回復の兆しをつくり、国民が安心できる状況をつくるのは与野党を通じての責任だ。今は解散する時期ではない」と強調、解散には反対する考えを強調した。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】解散「受けて立つ」

自民党の森幹事長は19日、民放テレビに出演し、参院での政治改革法案審議について「連立与党がどういう働きかけをしてくるかによる」として、連立側の対応を見守る姿勢を強調。その一方、「コメ問題や、年内予算編成を放棄した内閣の責任は大きい。その責任を何らかの形で追及することから始まるのではないか」と述べ、参院での内閣問責決議案提出などが審議再開のきっかけになるとの見通しを示した。ただ、具体的時期には言及しなかった。

来年1月の衆院解散の可能性については「(景気対策上)一番よくない」として回避すべきだとの考えを示しながらも、首相が解散を決断する場合には「受けて立つ」と述べた。《共同通信》

【五十嵐広三建設相】長良川河口堰を視察

五十嵐建設相は19日、三重県・長島町の長良川河口堰建設現場などを初めて訪れ、建設推進、反対両派の住民から意見を聞いた。

視察後の記者会見で建設相は「堰本体は実質的に完成している。しかし、さまざまな疑問や不安が指摘された。(さらに)環境面や防災、塩害などについて調査したい」と述べ、堰本体工事の継続を認めた上で来年度予算で新たに調査費を要求する考えを明らかにした。

この結果、河口堰は予定通り、来年度中には完成する見通しになったが、実際に、堰のゲートをいつ降ろすかどうかについては、建設相は明らかにしなかった。

建設相は、同日午後0時半すぎ、河口堰の建設現場に着き、水資源開発公団や建設省の担当者から約1時間、説明を受けた。同日午後4時すぎからは愛知県・立田村の農村環境改善センターで約2時間にわたり、建設賛成、反対両派の住民や大学教授ら計14人から意見を聞いた。

堰建設をめぐって、周辺住民や環境保護運動グループが、同省が建設理由に挙げている治水、利水上の判断に問題がある、と主張しているほか、魚類などの生態に与える影響が大きいとして、建設の即時中止を訴えている。《共同通信》

【中田武仁さん】国連・ガリ事務総長を表敬

カンボジアでことし4月、選挙監視活動中に射殺された国連ボランティア中田厚仁さん=当時(25)=の父中田武仁さん(56)=大阪府東大阪市=は19日夕、来日中のガリ国連事務長を東京都内のホテルに表敬訪問した。

午後4時前、妻敬子さん(50)、長女順子さん(25)とともにホテルに到着した武仁さんはガリ総長と固い握手。

ガリ総長はまず「私もプノンペンに行ったことがあり、射殺事件はとても悲しい出来事でした」と武仁さんら3人の遺族に慰めの言葉を掛けた。

厚仁さんの遺志を継いで、国連ボランティアの名誉大使としてアフリカなど各地を訪問している武仁さんは「今後、国連活動の中で国連ボランティアの仕事が重要になってくる。しかしボランティアの身の安全が保証されることが必要で、そのためには正確で豊富な情報をいかに集めるかが大切だ」と進言。ガリ総長も「それはとても大切なことだ」と賛同の意を示した。《共同通信》

【石川県七尾市】駅前再開発ビル着工

七尾駅前再開発事業の第一弾となる第一地区再開発ビルが19日着工した。完成は7年3月の見通しで、七尾駅前と府中波止場を結ぶシンボルロードや第二再開発ビルの建設計画など、七尾旧市街地の再開発に一層の弾みがつくことになりそうだ。

七尾市御祓町に建設される再開発ビルは鉄筋コンクリート7階建てで、敷地面積約8000平方メートル、建築延べ床面積約4万平方メートル。約2万2000平方メートルの商業スペースにはキーテナントのユニーが1階から3階にかけて、サブキーテナントの大和が1、2階に入居する。

また、530台収容の立体式駐車場と公益スペースが設けられることになっており、七尾市は公益スペースを多目的ホールと女性に関係した施設とする方向で検討を進めている。

再開発ビルの敷地の一部となる旧御祓公園で開いた安全祈願祭・起工式には関係者約200人が出席し、七尾駅前第一地区市街地再開発組合の高沢良英理事長がくい打ちをした後、「住民が心を一つにし、団結することでここまで来ることができた」と式辞を述べた。

続いて石垣市長、浦谷信二市議会議長、木地一郎七尾商工会議所会頭が祝辞を述べ、工事の無事を祈った。《共同通信》

【鳩山威一郎さん】死去

前自民党参院議員で元外相の鳩山威一郎氏が19日午前3時55分、肺炎による心不全のため東京都新宿区の社会保険中央総合病院で死去した。75歳。東京都出身。

故鳩山一郎元首相の長男で、東大法学部を卒業後大蔵省に入り、主計局長、事務次官を歴任。次官時代はデノミ論者として知られた。退官後、当時の田中首相に見込まれて昭和49年7月の参院選全国区で初当選し、連続3回当選。

特に61年7月の衆参同日選挙では自民党の比例代表名簿1位となり、衆院選に出馬した長男由紀夫氏(現官房副長官)、二男邦夫氏(元文相)とともに史上初の親子3人当選を果たした。しかしその後健康を損ね、昨年7月に政界を引退した。

この間、党経理局長を経て昭和51年12月に福田内閣の外相に起用され、日中平和友好条約の予備交渉や連合赤軍ハイジャック事件の処理などに当たった。祖父の故和夫元衆院議長、故一郎元首相ら政治家ファミリーとしても名高い。《共同通信》



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