1993 平成5年12月18日(土)

平成1806日目

平成5年12月18日(土)

1993/12/18

【W杯アルペン滑降】川端絵美選手が3位

川端絵美(KDD)が3位入賞―。アルペンスキーのワールドカップ(W杯)は18日、サンアントン(オーストリア)で女子滑降第2戦を行い、川端が合計タイム2分19秒41で3位に食い込み、アルペンW杯で日本女子で初めて表彰台に立つ快挙を成し遂げた。

これまでの最高位は1992年複合第1戦での川端自身の9位だった。このところ不振だったアルペンでも複合、ジャンプに続きリレハンメル五輪に向けはずみをつける上位入賞となった。

レースは悪天候に続く降雪でコースを短縮し、女子W杯史上初めて2回の合計タイムで争われた。川端は、1回目39番スタートから1分16秒25で6位に食い込み、2回目でさらに順位を上げた。

優勝は2分19秒25のアンニャ・ハース(オーストリア)で今季初優勝。2位もオーストリアのレナーテ・ゲッチェルで2分19秒35だった。《共同通信》



【新生党・小沢一郎代表幹事】解散も想定

新生党の小沢代表幹事は18日夕、那覇市内で講演し、細川政権について「(首相)就任の際、『政治改革ができない時は責任を取る』と言った。これまではこう明言した人は一人もいない。それだけでも政治家として立派な素質をもっている」と評価した。

その上で「現実の政治はそう簡単に手のひらを返すようにうまくいくものではない。いつ選挙があるかは分からず、特に衆院は常在戦場だ」と指摘、1月末まで延長された臨時国会での政治改革法案の行方次第では、衆院の解散・総選挙も十分想定されるとの認識を示した。

また、法案が参院で実質審議入りしていないことについては「政治改革より経済対策だというのなら早く政治改革を上げればいいのに」と、改めて自民党の姿勢を批判した。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】解散「逃げない」

自民党の河野総裁は18日午後、広島県呉市で開かれたシンポジウムでの講演と対談で、解散・総選挙の可能性について「頭の中にこれっぽっちもないが、経済状況などを見ると(不況は)相当深刻になり、このままでいいのかという議論はある」と述べ、政府の経済政策の行き詰まりによる解散はあり得るとの見方を示した。

その上で「来年、政権交代はあると思う。解散は首相が決めることだが、逃げるわけにはいかない」と受けて立つ姿勢を示した。《共同通信》

【国連・ガリ事務総長】来日

ガリ国連事務総長は18日午後、成田着の日航機で来日した。22日まで滞在後、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を連続訪問する。ガリ氏の来日は2月に続き、今年2回目。

20日に細川首相、羽田外相と会談し、旧ユーゴ平和維持活動(PKO)での人的貢献など、日本が国連への協力を一層強化するよう要請するとともに、国連安全保障理事会改革や北朝鮮の核開発問題についても意見交換する見通し。また、社会、公明、民社(20日)自民(21日)の与野党党首、中曽根元首相、愛知防衛庁長官らとの会談も予定。22日には日本記者クラブで会見する。《共同通信》

【鹿児島市】中学教師14人、生徒に土下座

鹿児島市の市立谷山中学校(日高幸男校長)で、二年生男子生徒186人が教師らに対し「指導が厳しすぎる」として謝罪を要求、教論14人を武道館に閉じ込めて土下座させていたことが18日、明らかになった。同校では10月、生徒側が土下座させられており、今回はこれに対する反発とみられる。

鹿児島市教育委員会によると、教師が土下座したのは15日の昼休み。二年生の男子生徒8人が武道館でふけていたのを男性教諭(35)が注意した。しかし、8人は注意に納得せず、職員室で教諭らに抗議する騒ぎになった。

途中で生徒の一人が校内放送で教師の口調をまねて、「二年生男子は職員室に集まりなさい」と放送。職員室に生徒が多数押し掛けたため、教諭と生徒らは職員室から武道館に移った。

武道館には二年生男子の186人全員と教諭14人が集まり、生徒からは生徒指導に対する抗議が続出。「謝れ」などの声が出て騒然となった。武道館の外からは騒ぎを知った三年生男子約20人がドアを行って威嚇した。このため教諭らは、これまでの指導に行き過ぎがあったことを認め、一列に並んで土下座。その後生徒らは教室に戻った。

同校では10月下旬にトイレの表示札がなくなり、教諭が二年生男子全員を武道館に集め、「指導に感謝しろ」と言って、生徒らを土下座させたという。《共同通信》

【田中角栄元首相】密葬

16日死去した田中角栄元首相の密葬が18日午後、東京都文京区目白台の自宅で営まれた。午後1時すぎに始まった密葬には、元首相の近親者や小沢辰男、山下元利両衆院議員、越山会関係者ら約200人が参列。

長女の真紀子さんがあいさつし「激しくて付いていけないところもあったが、強く、朗らかで寂しがりやの父だった。毎日を誠実に送ることで人生には価値があるということを証明してくれた」などと語り、涙を浮かべた。

同2時10分、田中元首相のひつぎを乗せた車が新宿区内の火葬場に向かった。沿道の近所の人ら約100人の中には手を合わせる人もいた。元首相の戒名は「政覚院殿越山徳栄大居士」。《共同通信》



12月18日のできごと