平成1793日目

平成5年12月5日(日)

1993/12/05

【福岡国際マラソン】ディオニシオ・セロン選手が初優勝

来年の広島アジア大会の代表選考会を兼ねた第47回福岡国際マラソンは5日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とする42.195キロに外国招待16選手を含む85選手が参加して行われ、ディオニシオ・セロン(メキシコ)が2時間8分51秒で初優勝した。

レースは35キロすぎからセロンとゲート・タイス(南アフリカ)の一騎打ちとなったが、セロンは39キロ過ぎでタイスを引き離し、今季世界最高記録をマークした。2位のタイスは2時間9分31秒だった。日本勢では川嶋伸次(旭化成)が2時間10分41秒で5位に入ったのが最高だった。注目の谷口浩美(旭化成)は17キロすぎで遅れ出し、2時間22分28秒で38位と惨敗した。《共同通信》



【公明党・市川雄一書記長】政治改革「廃案なら衆院解散」

公明党の市川書記長は5日午後、横浜市で開かれた同党神奈川県本部大会で、政治改革法案が自民党の抵抗で廃案となった場合は、内閣総辞職か衆院解散しかないとの見方を表明するとともに、「その時には自民党が選挙で打撃を受けるだろうし、自民党がそういうことをやるとは思えない」と述べ、強くけん制した。

市川氏は「年内不成立は、わたしの頭の中に全く想定がない。必ず成立すると確信している」として、会期中の成立に自信を示した。ただ「一般論」としながらも、「成立しないという事態は、参院で自民党が(審議を)引き延ばすことによってしか考えようがない」と強調し、「それで不成立になった場合、内閣は総辞職か解散ということにならざるを得ない」と述べた。

また、所得税減税を柱とした税制改正に関連し「将来の消費税率アップが全く念頭になくて議論しているというのはうそだ。消費税(論議)は避けて通れない」と述べ、抜本的税制改正の中では消費税率引き上げも視野に入れざるを得ない、との認識を重ねて示した。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】トップ会談に否定的

自民党の河野総裁は5日午後、党政経文化懇談会出席のため訪れた京都市内で記者会見し、連立与党内に出ている政治改革法案処理のための細川首相とのトップ会談について「参院での議論をせずに、決着をつけることはあり得ない。参院で問題点を処理して、その後どうするかを議論すべきだ」と参院審議重視の上からも現段階での政治改革問題をテーマにしたトップ会談開催に否定的な考えを示した。

ただ河野氏は景気対策に関連して「政府の対応次第で(トップ会談を)考えないといけないかもしれないが、現在は考えていない」と述べ、不況対策をテーマにしたトップ会談の開催に含みを残した。《共同通信》

自民党の河野総裁は5日午後、京都市での党政経文化懇談会の講演で、所得税減税の財源としての消費税率引き上げ問題について「今やろうとしている所得税減税は景気対策、消費拡大を狙ったものだ。財源を消費税に求めるのは全く意味がない。消費税アップをセットに行うことには賛成しない」と述べ、消費税引き上げに反対する考えを表明した。

さらに河野氏はウルグアイ・ラウンドでのコメ市場開放問題について「輸出国と輸入国が公平に扱われることが重要だ」と指摘した上で、「コメ完全自給の国会決議を尊重するよう最後まで求めたい」と述べ、細川政権に対し、コメの市場開放阻止を迫る考えを重ねて強調した。

一方、河野氏は自民党の今後の在り方に関連して「本来の保守党としての考え方を尊重しないといけない。歴史や伝統など日本の持つ良さまでひっくり返していいとは思わない」と述べ、「変革」を掲げる細川政権を批判した。その上で河野氏は「保守党としての考え方を大事にしながら変化の時代に対応したい」と述べ、自民党が「健全保守党」を目指す考えを示した。《共同通信》

【スキーW杯複合・開幕戦】荻原健司選手、大差でゴール

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合第1戦は五日、ザールフェルデン(オーストリア)で後半の距離(15キロ)を行い、前半ジャンプで首位に立った昨シーズンの総合優勝者、荻原健司(北野建設)が逃げ切り、開幕戦を優勝で飾った。荻原はW杯通算7勝目。河野孝典(野沢温泉ク)は前半から順位をひとつ落とし5位だった。

雪不足のため、1周2キロ余りに短縮されたコースを使用。しかも季節外れの雨が降る中、荻原は悪条件をものともしない力強い滑りで快調なペースを維持。2位以下に常に1分近い差をつけ、最後は余裕を持ってゴールする快勝だった。

1分26差の3位でスタートしたフレードボッレ・ルンベルクが追い上げて2位に入ったほか、3位クヌートトーレ・アーペラント、4位トロンエイナル・エルデンと、団体で日本のライバルになるノルウェー勢が続いた。その他の日本勢は阿部雅司(東京美装)が26位、前半5位の古川純一(近大)は28位に後退し、三ケ田礼一(リクルート)は40位だった。《共同通信》



12月5日のできごと