平成1771日目
1993/11/13
この日のできごと(何の日)
【独・ベルリン】地下鉄も再統一
「ベルリンの壁」の構築で東西に分断されたままとなっていたベルリン最古の地下鉄が13日、ドイツ統一後約3年にわたる工事の末、32年ぶりに再び一本につながり、「地下鉄の再統一」を祝う式典や行事が同線の主要駅で行われた。
この地下鉄は、ベルリン北東部のビネタシュトラーセ駅と西部のルーレーベン駅を結ぶ全長19.9キロのU2号線。1903年に完成し、東のアレクサンダー広場と西のクーダム通りの両都心を走る重要な幹線となっていた。しかし、1961年に東ドイツが「ベルリンの壁」を築いたため、東西ベルリンの境界部分に当たる4.2キロが閉鎖された。
89年11月の「ベルリンの壁」の開放、90年10月のドイツ統一を受けて、ベルリン市はU2号線を再び接続させることを正式に決定。総工費2億1500万マルク(約135億円)をかけて路線の復旧工事を進め、4駅を含む閉鎖区間の再開にこぎ着けた。ベルリン交通営団は、都心への足が一層便利になると強調している。《共同通信》
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【大相撲九州場所】7日目
大相撲九州場所7日目(13日・福岡国際センター)全勝の横綱曙は、左上手を引きつけての寄りで平幕智ノ花を下して7連勝、単独トップを守った。大関若ノ花は関脇武蔵丸に一方的に押し出されて2敗目を喫し、かど番大関の小錦は久島海に敗れて4勝3敗。大関貴ノ花は寺尾をもたつきながらも寄り切って連敗を3で止め、3勝4敗とした。
この日の結果、全勝の曙を1敗で追うのは平幕の魁皇1人になった。《共同通信》
【Jリーグ第2ステージ】第12節
サッカーのJリーグ第2ステージ第12節は13日、茨城・カシマスタジアムなどで5試合を行い、前節首位に立ったヴェルディ川崎はジェフ市原に4−1で逆転勝ち、10勝2敗でトップを守った。2位の清水エスパルスも横浜フリューゲル「スに3−1で競り勝って10勝2敗、得失点差で2位につけた。3位の横浜Fは5敗目(7勝)を喫し、優勝争いは川崎と清水の2チームに絞られてきた。
川崎は前半、市原に1点を先行されたが、後半ビスマルクらの得点で逆転した。清水も1―1から後半24分、向島の勝ち越しゴールなどで粘る横浜Fを振り切った。こののほか5勝6敗同士の鹿島アントラーズと横浜マリノスは激しい試合となったが、鹿島が2−2からジーコの決勝点で辛勝した。この試合で得点王争グい1位のディアス(横浜M)は2点を取り、通算8点とし、同2位のアルシンド(鹿島)も2点を入れ、8点とした。
サンフレッチェ広島とガンバ大阪は点の取り合いの末、広島が6−3で勝ち6勝目(6敗)。名古屋グランパスは浦和レッズに5−0で快勝した。浦和はリーグ新記録の9連敗となった。《共同通信》
【屋鋪要外野手】巨人入りを表明
横浜から解雇通告を受けていた屋鋪要外野手(34)が13日、巨人入りすることを明らかにした。前日(12日)、巨人の関本球団代表補佐と町田編成部次長から都内のホテルで入団要請を受け、快諾した。
屋鋪は「契約とかの問題はまだあとになるが、巨人入りは間違いない。在京セという希望でいち早く行動していただいた長嶋監督の意向などをうかがって意気に感じました」と話した。《共同通信》
【細川護熙首相】社会党・村山富市委員長と会談
細川首相は13日午後、首相公邸で村山社会党委員長と会談、政治改革法案をめぐる与野党折衝に向け意見調整した。首相は小選挙区比例代表並立制の定数配分と、政党以外への企業・団体献金廃止問題が「一番の争点として残る」との見通しを表明。その上で「(河野自民党総裁との)トップ会談が行われることになるので格段の配慮をお願いしたい」と19日の訪米前の決着に決意を示すとともに、定数配分で社会党の譲歩を強く促した。
これに対し、村山委員長は14日の全国代表者会議まで最終回答を保留したが、既に譲歩やむなしとの判断を固めており、同会議後の再会談で首相一任を伝える方向だ。このため与野党攻防は15日の代表者協議と、それに続くトップ会談で最大のヤマ場を迎える。《共同通信》
【パキスタン】新大統領にレガリ氏
イスハク・カーン大統領の任期満了に伴うパキスタン大統領選挙の投票が13日、上下両院と地方4州議会で行われ、即日開票された。選挙管理委員会関係者は同日午後、与党パキスタン人民党(PPP)が推したファルク・レガリ候補(53)=外相=が過半数を超える257票を獲得、当選が確実になったと語った。大統領任期は5年。10月の総選挙で政権復帰を果たしたPPPのブット首相の今後の政局運営には、有利に働くとみられる。
選挙には当初10人が立候補したが、12日までに、8人が辞退。レガリ候補と、最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟(PML)のシャリフ元首相派が推すワシム・サシャド大統領代行(52)の2候補による一騎打ちとなった。
ブット首相は、故ジアウル・ハク大統領の軍事政権下で制定され、大統領に首相解任や議会解散などの強い権限を与えている憲法条項の修正に取り組む方針を明らかにしている。これはカーン前大統領とシャリフ元首相が半年にわたって繰り広げた政争の発端ともなった問題で、レガリ、サシャド両候補とも大統領権限を制限する方向で基本的に同意していた。
最大野党のPMLシャリフ派は憲法改正などにより、権限が首相に集中しすぎることを強く警戒、大統領を通じ首相サイドの動きに一定の歯止めを掛けることを狙っていた。《共同通信》