1993 平成5年11月12日(金)のできごと(何の日)

平成1770日目

平成5年11月12日(金)

1993/11/12

【朝日生命・藪恵一投手】阪神を逆指名

プロ野球ドラフト会議で1位候補選手の朝日生命・藪恵一投手(25)は12日、都内の同本社で阪神を逆指名すると発表した。

阪神のほか、近鉄とオリックスが激しい争奪戦を展開したが、藪は「やはりセ・リーグの人気球団で、スカウトが(無名だった)大学時代(東京経大)から自分を見ていたと聞いたため」と選択理由に挙げた。《共同通信》



【大相撲九州場所】6日目

大相撲九州場所6日目(12日・福岡国際センター)不振の大関貴ノ花は智ノ花の右下手投げに不覚を取り、3連敗で2勝4敗と苦しい土俵が続く。横綱曙は危なげなく関脇貴ノ浪を寄りで退け、依然トップの6連勝。前日初黒星を喫した大関若ノ花は平幕の剣晃に快勝し、連敗を免れた。かど番大関小錦は、小結琴の若を寄り切って、4勝2敗とした。十両は旭豪山が5勝1敗で単独トップに立った。《共同通信》

【自民党】トップ会談を受け入れへ

連立与党と自民党は12日午後、政治改革法案の修正問題で市川公明党書記長と森自民党幹事長ら代表者による詰めの折衝に入った。これに先立ち同日昼、衆院政治改革特別調査委員会の石井委員長が15日の締めくくり総括質疑の日程を職権で決定。代表者協議は法案の採決日程をめぐって意見が対立、週明けの15日午前10時半から協議を再開することになった。

ただ、双方とも早期の決着を確認。自民党側は15日夕にも細川首相と河野自民党総裁とのトップ会談に応ずる用意があると伝えた。

連立側は具体案を提示するに至らなかったが(1)小選挙区比例代表制の定数配分で自民党案の小選挙区300に大幅に歩み寄る(2)政党への公費助成、戸別訪問でも自民党案通りに修正する考えを示し、トップ会談をにらみ修正折衝はやま場を迎えた。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は12日の衆院本会議で「私は都会派というわけではない。国土の均衡ある発展を心掛けている」と「反都会派宣言」。これは、自民党の二田孝治氏がコメ市場開放問題に絡んで「私の地元の有権者は、首相は都市型の人で地方を切り捨てるのではないかと心配している」と追及したのに対し、反論した。就任前にコメ市場開放論を唱え、都会派のイメージが強い首相だが、本会議の答弁は「従来の基本方針の下に交渉している」と繰り返すばかり。最終段階を迎えるコメ問題への対応で本当の「姿」が見える?

○…自民党の森幹事長は、衆院政治改革特別委員会の石井委員長が15日の締めくくり総括質疑を一方的に決めたのを受け、怒りの緊急記者会見。「狂気のさただ。気の狂っている人のことをコメントできない。何を血迷っているのか分からない」とぶちまけ「悲しむべきこと」と連立与党を激しく批判した。ただ、修正問題を話し合う与党との六者協議への参加を聞かれると「委員会と六者協議は別のもの。まじめに臨む」。怒り心頭の中にも、協議に欠席して「政治改革引き延ばし」と取られないよう揺れる胸の内もちらり。《共同通信》

【宝島社】銃弾4発

12日午前1時55分ごろ、東京都千代田区麹町、出版社「宝島社」(蓮見清一社長)が入居する「第二ヤマトビル」で、短銃の発射音がしたのに警戒中の同社宿直社員が気付き110番した。

麹町署で調べたところ、銃弾4発が一階入り口シャッターを貫通、内側のガラスドアに当たり、ドアが崩れ落ちており、路上に薬きょう4個が落ちていた。宿直社員にけがはなかった。

宝島社は月刊誌「宝島30」8月号に皇室批判記事を掲載、一連の「皇后バッシング」のきっかけともなっており、同署は記事に反発した右翼関係者による発砲事件の可能性があるとみて捜査する一方、4日未明、埼玉県大宮市内にある蓮見社長の父親宅に短銃が撃ち込まれた事件との関連も調べている。

「宝島30」8月号は宮内庁職員を名乗る仮名の署名原稿で現在の皇室の在り方を批判。宮内庁は同誌の記事とこれを紹介するなどした「週刊文春」の皇室報道に「事実誤認がある」と反論。週刊文春は4日発売の11月11日号で「おわび」と「見解」を掲載した。

宝島社は昭和46年9月に運見社長が設立、米国内にも支社を設け事業を展開している。相次ぐ発砲事件に宝島社は同日朝、「二度の凶行で自由な言論と出版を妨害する意図が明白になった。言論に対してテロで報いるという陰湿なやり方は、許されることではない」などとするコメントを発表した。《共同通信》

【北陸新幹線】与野党、小浜ルートに疑問符

北陸新幹線沿線の自治体で構成する北陸新幹線建設促進同盟会は12日、連立与党、自民党、大蔵、運輸両省に、北陸新幹線の建設促進と並行在来線の経営支援を求めた。これに対し、与野党とも、ルートが未定の福井県南越以西を取り上げ、投資効率を考えたルート選定が必要と指摘した。連立与党は見直し案に、ルート確定の着手を盛り込む方針であり、見直し後は南越以西のルート調整が課題になりそうだ。一方、大蔵省は財源難を理由に建設促進に反対の姿勢を示した。

陳情には石川県の杉本出納長と井原企画開発部長など、長野県から大阪府までの沿線7府県の知事らが参加した。南越以西のルートをめぐっては、福井県内には当初の計画通り、若狭を回る「小浜ルート」を求める意見がある。この日陳情に応じた議員は「経済性の検討が必要だ。小浜ルートはコストが高い」(連立与党見直し専門委の左近座長)、「当面、小浜回りはがまんした方がいい」(野沢自民党整備新幹線建設促進議連事務局長)と、与野党ともに距離が長い小浜ルートの選定に疑問を投げかけた。

福井県は南越以西で湖西線を暫定的に利用する案を示しているが、他県からは米原回りの短絡ルートを求める声も出ており、見直し後、環境影響調査に入る前に「小浜ルートどうするかの論議が必要」(左近氏)になりそうだ。一方、大蔵省では藤井蔵相が新規着工や規格の格上げを行う「財源は全くない状況だ」と明言し、建設促進に難色を示した。《北國新聞》

【米・クリントン大統領】イスラエル・ラビン首相と会談

クリントン米大統領とラビン・イスラエル首相は12日、ホワイトハウスでの会談後、ユダヤ人入植者に対するテロ行為をパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長が非難すべきだと指摘、包括的中東和平達成の重要性を強調した。

共同記者会見で両首脳が明らかにしたもので、クリントン大統領は議長が組織すべてを把握しているわけではない、と議長の側にも一定の理解を示している。大統領はまた、パレスチナとの和平達成でイスラエルの負担を軽減するため、融資保証供与や援助方法を探るため議会と協議することを明らかにした。

両首脳は包括的和平実現にはイスラエルとシリア、ヨルダンなどパレスチナ以外の交渉を進展させる必要があると表明。イスラエルと取引のある企業を閉め出す「アラブ・ボイコット」を撤廃すべきだと指摘した。《共同通信》



11月12日のできごと

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