1993 平成5年10月31日(日)

平成1758日目

平成5年10月31日(日)

1993/10/31

【第108回天皇賞】ヤマニンゼファーが初制覇

競馬の第108回天皇賞(秋)は31日、約17万人の観衆を集め快晴の東京競馬場芝コース2000メートルに17頭が出走して行われ、五番人気のヤマニンゼファー(柴田善臣騎乗)が1分58秒9で優勝、ヤマニンゼファーは天皇賞初制覇、栗田博憲調教師、柴田善臣騎手もともに初勝利。

レースは好位につけたヤマニンゼファーが4コーナーを回って先頭に立ち、追い込んできたセキテイリュウオーと直線で激しい追い比べとなったが、鼻差抑えで勝った。一番人気のライスシャワーは6着に終わった。《共同通信》



【細川護熙首相】自衛隊観艦式で訓示

自衛隊観閲式が31日、陸上自衛隊朝霞訓練場で開かれた。観閲官として出席した細川首相は訓示を行い、「情勢の変化の中で意味のある防衛とはどういうものか。防衛計画の大綱にしても今、果たして時代の要請に適したものか改めて基本的な考えを整理してみる必要がある」と述べ、大綱の見直しを強調。その上で首相は「意味のある防衛力とは何か、意見を聴取してできるだけ早く在るべき姿を定めていかなければならない」と述べ、平成7年度をめどに進めている大綱見直し作業を前倒しする意向を示唆した。

首相は「軍縮についても世界に率先してイニシアチブを執っていかねばならない」と指摘、同時に「このような劇的変化にもかかわらず、断じて変わらないことがある。自由と民主主義と平和、そして国民を守る決意である。その任務を自覚し、国民の負託にこたえるよう希望する」と自衛官を激励した。

細川首相は“自らの言葉で訓示したい”、との意向から、防衛庁の作成した訓示原案は参考程度にとどめ、自らあいさつ文を作った。この日の訓示では「半世紀の間、憲法の掲げる平和主義と国連の掲げる理想主義のはざまで揺れ動いてきた」と日本の防衛政策の問題点を観閲式の場でわざわざ指摘したのをはじめ、軍縮にも言及した。《共同通信》

自衛隊観閲式に出席した細川首相はここでも“細川パフォーマンス”を印象付けた。観閲のためオープンカーに乗るとまず、観客に手を振ってあいさつ、最初からくだけたしぐさ。訓示の際も自ら手にマイクを持ち、自衛官に語りかける気持ちを表してみせた。

首相は事前にマイクの数を2本に制限。スタイルにこだわる首相らしさを見せた。訓示の内容も「これまでの首相のあいさつとは随分違います」と出席した自衛官を戸惑わせるような中身。「軍縮とか防衛計画の見直しとか、こういう場でわざわざ触れるのも細川さんらしいのかもしれない」との感想が自衛官の中からも聞かれた。《共同通信》

【細川護熙首相】「政治改革法案」修正案取りまとめへ

細川首相は31日、政治改革法案の今国会中成立に向けた対自民党折衝をにらんで、法案の修正に踏み切る方針を固めた。同日の小沢一郎新生党代表幹事らとの会談でこの意向を伝え、「必要ならば陣頭に立ってなんでも努力する」と、最終局面では自民党の河野洋平総裁とのトップ会談で決着させるとの強い決意を表明した。

これを受け連立与党は、1日の代表者会議を皮切りに、修正案づくりを開始する。併せて対自民折衝の交渉窓口についても一本化を図り、週内にも幹事長、書紀長レベルの与野党協議に持ち込みたい考えだ。 しかし与党内では、社会党の村山委員長が31日、小選挙区比例代表並立制の定数配分など根幹部分の修正には応じられないとの見解を重ねて示しており、調整作業は難航する見通しだ。

首相は30日の羽田外相らとの会談に引き続き、この日は小沢氏のほか、山花政治改革担当相、佐藤自治相、大内厚相、武村官房長官と都内のホテルで相次いで会談するなど、精力的な与党調整に乗り出した。 小沢氏との会談で首相は「国民の期待にこたえ、何がなんでも今国会で成立するよう与党内で協力してほしい」と要請。小沢氏は「細川内閣を支える一人として法案成立に全力を挙げたい」と述べ、与党内調整や対自民党折衝での全面的な協力を約束した。

法案修正についても両者は「法案成立には与野党の話し合いが大前提」との認識で一致。政府案の250に対し自民案300で対立している並立制の小選挙区定数配分や比例代表の選出単位の問題を含めて柔軟に対応していく方針が合意されたもようだ。

また山花政治改革担当、佐藤自治相との会談では、1日の連立与党代表者会議での法案修正、交渉窓口の一本化をめぐる結論を受け、政府の対応を正式決定することを確認した。大内厚相は首相との会談で、「自衛隊法改正問題での社会党の対応を例に引き、「連立与党が一定の方向でまとまれば、政治改革でも社会党の軟化があり得る」と指摘、修正案づくりを急ぐべきだとの考えを伝えた。

首相としては、4、5の両日の衆院政治改革特別委で、年内成立にかける決意と法案修正に前向きな姿勢を表明し、与野党折衝を本格化させたい意向だ。

社会党の村山委員長は31日、群馬県・水上町で開かれた党関東・北信越ブロック会議であいさつし、政治改革法案の修正問題について「基本に関する問題は守っていく必要がある」と述べた上で、小選挙区と比例代表の議席配分、二票制、比例代表の投票単位、政治家個人への企業献金禁止ーの4点を挙げ、妥協に応じない姿勢を強調した。《共同通信》

【皇太子ご夫妻】ヒノキをお手入れ

第17回全国育樹祭が31日、三重県菰野町の「三重県民の森」で開かれ、皇太子ご夫妻のほか、大会会長を務める原文兵衛参院議長や武村官房長官、全国の林業関係者など約6000人が参加した。

式典では皇太子さまのあいさつの後、全国緑の少年団活動の入賞団体などが表彰された。正午すぎから昭和55年の第31回全国植樹祭の開催地に会場を移し、ご夫妻は昭和天皇植樹のヒノキの手入れをされた。《共同通信》

【フェデリコ・フェリーニさん】死去

「道」「甘い生活」など数々の名作を産み、映像の魔術師と呼ばれたイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が31日、ローマの病院で死去した。73歳だった。

フェリーニ監督は今年始め大動脈の手術を受け、8月始めには脳出血で倒れたが、いったんは回復しつつあった。しかし10月17日に心臓発作を起こし、意識不明の状態が続いていた。《共同通信》

【リバー・フェニックスさん】死去

リバー・フェニックス氏(米映画俳優)31日未明、ロサンゼルス・ハリウッドのクラブで倒れ、収容先の病院で死去。23歳。死因は不明。

85年にデビュー、翌86年の「スタンド・バイ・ミー」で好演し、若手男優の有望株となる。代表作はこのほか「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(89年)など。地元警察によると、ハリウッド西部の有名なナイトクラブから出てきたところ、突然倒れ、病院に運ばれたが間もなく死亡したという。警察で検視を行う予定。《読売新聞》



10月31日のできごと