令和226日目

2019/12/12

この日のできごと(何の日)

【梅宮辰夫さん】死去

映画「仁義なき戦い」などに出演し、テレビ番組でも活躍した俳優でタレントの梅宮辰夫さんが12日、慢性腎不全のため死去した。81歳。

昭和13年、旧満州生まれ。大学在学中の33年、東映ニューフェース5期生に合格し、翌年の映画「少年探偵団 敵は原子潜航艇」で俳優デビュー。東映のスターとして、「不良番長」シリーズが大ヒットした。「夜の青春」などの作品で不良役やプレイボーイ役を演じ、48年からは代表作となった「仁義なき戦い」シリーズに出演。アクション俳優として活躍し、東映実録路線に欠かせない存在となった。

脇役としても独特の味を発揮し、「前略おふくろ様」(50年)や「はぐれ刑事純情派」(63年)など多くのテレビドラマに出演。「くいしん坊!万才」などバラエティー番組にも活躍の場を広げ、「辰っちゃん」「辰兄」の愛称で親しまれた。

だが、47年に妻のクラウディアさんと結婚してからは家庭的な父親としてテレビ番組などに出演。後にタレントとなる娘のアンナさんとは何度も番組で共演し、溺愛ぶりが話題になった。

趣味の料理はプロ級で、テレビ番組で何度もその腕前を披露。釣りも大の得意で、同じ東映の大スターとして名をはせた俳優の松方弘樹さんと番組などで釣りの腕前を競い合った。コロッケ店や漬物店を経営する経営者としても知られた。

昨年9月に前立腺がん、今年1月に尿管がんの手術を受けていた。《産経新聞》

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【今年の漢字】「令」

2019年の世相を1字で表す「今年の漢字」が令和の「令」に決まり、日本漢字能力検定協会が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。森清範貫主が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に特大の筆で揮毫した。

協会によると、応募総数は21万6325票で、「令」は3万427票。理由としては「新元号令和に、新たな時代の希望を感じた」との意見のほか、法「令」改正による消費税増税、自然災害での警報や避難勧告の発「令」などが挙がった。

2位以下は「新」、「和」、「変」、「災」などと続いた。

「今年の漢字」は25回目。昨年は自然災害の多発などから「災」が選ばれた。《共同通信》

【菅義偉官房長官】「桜」の字、「見たくも聞きたくもない」

安倍首相は12日、「今年の漢字」に選ばれた「令」について、「歴史的な皇位継承が行われ、新たな令和の時代が始まった。今年を表すにふさわしい一字だ」と述べた。

そのうえで自らは今年の漢字に「始」を選んだ。今年のラグビー・ワールドカップ日本大会や来年の東京五輪・パラリンピックを挙げ、「スポーツの力、躍動感を感じる新たな時代が始まった」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

一方、菅官房長官は12日の記者会見で今年の漢字で「桜」はどうかと問われ、「見たくも聞きたくもない」と苦笑いを浮かべた。菅氏は首相主催の「桜を見る会」を巡る問題で質問を連日のように受けており、思わず本音を漏らしたとみられる。

公明党の山口代表は12日の記者会見で、「今年の漢字」について、10月の10%への消費税率引き上げに合わせ、公明党が主導して導入された軽減税率制度にちなんで「軽」を挙げた。《読売新聞》

【大塚家具】ヤマダ電機の子会社に

ヤマダ電機は12日、経営再建中の大塚家具を30日付で子会社化すると発表した。約44億円の第三者割当増資を引き受け、出資比率は議決権ベースで51.74%になる。大塚家具は販売が低迷し、赤字経営が続いていた。店舗閉鎖などリストラを進めたが財務体質は改善せず、身売りに追い込まれた。

大塚家具の大塚久美子社長は東京都内で記者会見し、社長続投を表明した。ヤマダとは2月に業務提携しており、子会社化について「売り場で家具と家電がトータルで提案できる」と販売面などの連携強化に意欲を示した。

ヤマダの山田昇会長は「家具と家電は親和性が高く、理想の組み合わせだ」と強調した。《共同通信》

【東京株式市場】

12日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は3日ぶりに小幅反発した。終値は前日比32円95銭高の2万3424円81銭。米連邦準備制度理事会(FRB)が堅調な米経済を踏まえ、来年は政策金利を据え置くと示唆したことが投資家の安心材料となり、買いが優勢だった。ただ米中貿易協議の決着は見えず、様子見姿勢も強かった。

東証株価指数(TOPIX)は2.12ポイント安の1712.83。出来高は約11億4400万株。

取引開始直後から半導体など景気敏感銘柄が物色され、買いが先行した。外国為替市場で円高が進行したほか、前日終値を下回る場面もあった。《共同通信》

【バドミントン・WTファイナル】

バドミントンのワールドツアー(WT)ファイナル第2日は12日、中国の広州で1次リーグが行われ、女子のシングルスでA組の山口茜が何氷嬌(中国)に逆転勝ちして2連勝で4強入りを決めた。ダブルスでA組の福島由紀、広田彩花組も中国ペアを下して2連勝で準決勝に進出。B組の永原和可那、松本麻佑組は敗れて1勝1敗となった。

シングルスで男子A組の桃田賢斗、女子B組の奥原希望はともに2連勝。ダブルスで混合B組の渡辺勇大、東野有紗組と男子A組の遠藤大由、渡辺組も2戦2勝とした。園田啓悟、嘉村健士組は2連敗。《共同通信》

【卓球・グランドファイナル】

卓球のワールドツアー上位選手で争うグランドファイナルは12日、中国の鄭州で開幕し、シングルスの女子1回戦は東京五輪日本代表の残り1枠を争う石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)がそれぞれ敗退し、世界ランキングのポイントでリードする石川が代表入りを確実にした。石川は世界女王の劉詩☆(雨カンムリに文の旧字体)(中国)に0―4で、平野は王芸迪(中国)に1―4で敗れた。

混合ダブルス1回戦は、水谷隼(木下グループ)伊藤美誠(スターツ)組がフランスのペアに3―0でストレート勝ちして4強入りした。《共同通信》

【柔道・マスターズ大会】

東京五輪代表選考会の一つである柔道のマスターズ大会第1日は12日、中国の青島で男女計5階級が行われ、男子60キロ級で世界ランキング1位の永山竜樹が決勝でスペイン選手を下して優勝した。5試合全て一本勝ちだった。

女子52キロ級で元世界女王の志々目愛は決勝で世界ランク1位のアマンディーヌ・ブシャール(フランス)との延長戦を制して優勝した。

女子57キロ級は玉置桃が準決勝で今夏の世界選手権2位の芳田司を延長の末に下したが、決勝で敗れた。芳田は3位決定戦で敗戦。世界女王で世界ランク1位の出口クリスタは初戦の2回戦で敗退した。《共同通信》

【タイ・ワチラロンコン国王】水上パレード

タイの首都バンコクを流れるチャオプラヤ川で12日、ワチラロンコン国王の戴冠を祝う王室御座船による水上パレードが行われた。戴冠式は5月に実施され、水上パレードで戴冠に伴う一連の行事が締めくくられた。

川沿いには国王のシンボルカラーである黄色の服を着た市民らが集まり、国王が乗る全長約45メートルの王室御座船が通り過ぎると「国王、万歳!」と大声で繰り返し、国旗を振っていた。

水上パレードは当初、10月24日に予定されていたが、悪天候による高波などが懸念されるとして、延期された。《共同通信》

【東京地裁】“性同一性障害”利用トイレ制限は違法

性同一性障害で、戸籍上は男性だが女性として生活する経済産業省の職員が、東京・霞が関の勤務先庁舎での女性用トイレ利用制限は違法だとして、国に制限の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、訴えを認め、132万円の支払いを命じた。

江原健志裁判長は「個人が自認する性別に即した社会生活を送ることは、重要な法的利益として、国家賠償法上、保護される」と指摘。原告が勤務しているフロアと、上下1階ずつの女性用トイレの使用を経産省が認めなかったのは違法だと判断した。

面談した上司の「もう男に戻ってはどうか」との発言も違法だとして、慰謝料などの支払いを命じた。《共同通信》

【社民党】立民との合流協議入り決定

社民党は12日の常任幹事会で、立憲民主党との政党合流を巡り、協議を始める方針を決定した。又市征治党首は「政党は理念や基本政策が異なる。そういうものを詰めていかなければならない」と述べた。立民から合流提案を受けた統一会派内の政党・議員グループの中で、対応方針を決めたのは社民党が初めて。

社民党は19日にも常任幹事会と地方組織の責任者を集めた会議を開く予定。年明けにかけて党内議論を加速させたい考えだ。最終方針を決定する来年2月の党大会開催前倒しも視野に、早期の意見集約を目指す。《共同通信》

【国民民主党・玉木雄一郎代表】立民と合流協議入り表明

国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、立憲民主党が提案した政党合流に関し、立民側と近く協議を始める意向を表明した。党所属国会議員が出席した両院議員懇談会で「衆参一体」など条件付きの協議方針を説明。終了後、記者団に「理解を得た」と述べた。ただ立民側は合流協議には消極的で、実現には曲折がありそうだ。

出席者によると、懇談会では衆院側から年内合流を求める意見が出たのに対し、参院側からは立民と対等な協議が可能か疑問を投げ掛ける指摘や、立民の参院側との信頼関係ができていないとの不満が相次いだ。

玉木氏は15日に地方組織の意見を聞いた上で、合流協議を始めたい考えだ。《共同通信》

【安倍晋三首相】ジャマイカ・ホルネス首相と会談


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は12日、ジャマイカのホルネス首相と官邸で会談し、ジャマイカの海上警備や災害対処の能力強化に向けパトロール艇と救助艇を提供すると伝えた。両首相の立ち会いの下、両国は二重課税や国際的な課税逃れを防止するための租税条約に署名した。

安倍首相は、カリブ海諸国の地域共同体「カリブ共同体」(カリコム)の主要国であるジャマイカとの友好関係を深め、日本が目指す国連安全保障理事会常任理事国入りへ連携したい考えだ。

両首相は会談で、法の支配に基づく海洋秩序の重要性を確認した。安倍首相は省エネルギー技術など環境分野での協力を続ける考えを伝達した。《共同通信》

【川崎市】ヘイト禁止条例可決

川崎市議会は12日、公共の場でヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返した者に50万円以下の罰金を科す全国初の刑事罰規定を盛り込んだ差別禁止条例案を可決した。成立した条例は、罰則につながらない一部の規制を12月と来年4月に先行し、周知期間を経て来年7月から全面施行となる。

条例では、道路や公園で特定の国や地域の出身者らに対する不当な差別的言動を禁止。違反者にはまず勧告し、繰り返した場合は命令を出す。それでも従わなければ氏名などを公表し、警察や検察を経て、裁判所が50万円以下の罰金刑を下す。インターネットでの差別的言動も市が拡散防止の措置を取ると明記した。

コリアタウンがあり、在日韓国・朝鮮人が多く居住する川崎市では、過去に住人らを誹謗(ひぼう)中傷する内容のデモが頻発。平成28年の「ヘイトスピーチ解消法」成立の契機となった。市内では誹謗中傷はほぼ見られなくなっているが、市は再発防止と抑止効果を狙い、今回の条例案を提出した。

一方、市内では現在、特定の団体による街宣活動と、それを「ヘイトスピーチだ」と指摘する集団による対立が頻発。条例にはヘイトスピーチに該当する文言が表だって発せられない対立への「抑止力はない」(市担当者)といい、対立を懸念する市側には、新たな対応が求められている。《産経新聞》

【米・トランプ大統領】「落ち着け、グレタ。落ち着け!」

米国のトランプ大統領は12日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が米誌タイムの「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の人)に選ばれたことについて「あまりにばかげている」とツイッターで不快感をあらわにした。

トランプ氏は「グレタは自分の怒りの制御に取り組まなければならない」「落ち着け、グレタ。落ち着け!」とも書き込んだ。

グレタさんは気候変動対策を訴える抗議活動で注目を集め、世界の若者に運動が広がるきっかけを作った。9月の国連総会では「私たち若者世代を裏切るような選択をするなら絶対に許さない」と怒気を込めて各国首脳に対策を迫った。

トランプ氏のツイートにグレタさんは皮肉で応じ、ツイッターの自己紹介欄を「怒りの制御に取り組む10代」と書き換えた。《読売新聞》



12月12日 その日のできごと(何の日)