平成1509日目

1993/02/24

この日のできごと(何の日)

【第35回グラミー賞】エリック・クラプトンが主要賞を独占

米音楽会最高の栄誉とされる第35回グラミー賞授賞式が24日夜、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開かれた。

レコード・オブ・ジ・イヤーと最優秀曲には、4歳の息子を事故で失った自身の悲しみを歌った英国出身の実力派ロック歌手エリック・クラプトン(47)の「ティアーズ・イン・ヘヴン」が選ばれた。この曲を収録した「アンプラグド」が最優秀アルバムを獲得、クラプトンはポップス部門の最優秀ボーカルにも輝くなど主要賞を独占した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【JR茨木駅】貨物列車が脱線

24日午前2時半ごろ、大阪府茨木市宇野辺のJR東海道線茨木駅構内で、下関発東京ターミナル行き貨物列車(24両編成)が、貨物線から上り本線に出ようとした際、駅係員がポイントの切り替えを確認しないまま発車合図をしたため、赤信号での暴走を防ぐために設けられている安全側線に入り、車止め用の砂利に突っ込んで機関車と前3両が断線した。

積み荷のトラックが横転、複々線となっている上り線2本をふさいだため同線は茨木ー吹田間で一時上下線とも全面ストップ、通勤客の足が大混乱した。けが人はなかった。

JR西日本によると、茨木駅構内では昨年11月末から信号連動機の取り替え工事をしており、この日は午前1時から同4時半まで、構内の上下線すべての信号機を止め、手信号で運転していた。《共同通信》

【羽田孜元蔵相】減税なら消費税引き上げ

自民党羽田派代表の羽田前蔵相は24日収録の民放テレビ番組で、減税問題について「赤字公債を発行すれば後世に負担を残してしまう。例えば、3年後には新しい税を増やす。その代わりいま困っているから大きな減税をやると約束した上でのやり方もある」と指摘、仮に赤字国債を発行する場合でも与野党間で償還対策を合意した上で実施すべきだとの考えを示した。

羽田氏は赤字国債の償還策として「(景気が)良くなったら直間比率を考えたらいい」と述べ、所得税減税に見合う消費税率の引き上げ案を提案した。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮澤首相は24日、26日からのコール・ドイツ首相の来日に備えて、午前も午後も勉強会。このところ国会出席の予定もなく、計2時間半にわたりみっちりと勉強した。終了後記者団には「もう何でも聞いて下さい」と自信たっぷり。河野官房長官が午前の記者会見で、渡辺外相の退院の見通しを聞かれ「コール首相はそもそも渡辺外相との会談の予定はなかった。無理する必要はない」と答えており、首相としては外相の入院を機会に、外交も含めて全部自分でやりたいとい叫意欲がありあり。

○…民社党の中野政審会長はこの日、国会内で開かれた連合主催の社会、公明、民社3党共同減税要求支持集会であいさつ。社会、公明両党が政審会長のほかに書記長、副委員長を出席させていることに気付き「未来の委員長か書記長が来たと思って許してください。なれるかどうかは分かりませんが」と自己紹介。肝心の減税実現の見通しについても「自民党が一割くらい値切ってくるかもしれない」と冗談ともつかない口ぶりで会場を沸かせた。最後にはようやく真顔に戻り「減税要求は利己主義ではなく、正義の戦いだ」と気を引き締めていた。《共同通信》

【カナダ・マルルーニー首相】辞意

8年半にわたり政権の座にあったカナダのマーテーィン・マルルーニー首相が24日、与党進歩保守党の党首を辞任、退陣する意思を表明した。内政のかじ取り失敗で国民の支持を失ったことが辞任の最大の理由。同党は6月の党大会で選出される新党首の下で、今秋の総選挙に臨むが、政権奪回を目指す自由党をはじめ、上げ潮の野党勢力との争いでカナダ政局は一気に流動化するとみられる。マルルーニー首相は新党首選出まで首相の地位にとどまり、後継者に政権を引き渡すが、同政権は短期間の選挙管理型の内閣となる。

次期党首候補者としては、キャンベル国防相、ビーティ通信相、シャレー環境相、ウィルソン国際貿易・産業科学技術相らの名が出ている。政界筋は、1月の内閣改造で北大西洋条約機構(NATO)初の女性国防相に抜てきされたキャンベル氏(45)頭一つリードしているとみている。

34歳のシャレー氏をはじめ、4人はいずれも若手。マルルーニー氏はこの日、同党に提出した辞表で「新指導者を選ぶ時が来た」と述べ、党首交代の狙いが総選挙を控えて党のイメージ一新にあることを強調した。

進歩保守党は、ケベック州の分離独立問題の解決を公約に、1984年、88年の総選挙で圧勝した。しかし、ケベックに「独自の地位」を与えるとした憲法改正案が、92年10月の国民投票で否決され、政治的苦境に陥った。《共同通信》



2月24日 その日のできごと(何の日)