平成1457日目

平成5年1月3日(日)

1993/01/03

【第二次戦略兵器削減条約】米ロ首脳が調印

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エリンィン・ロシア大統領とブッシュ米大統領は3日午後(日本時刻同日夜)、クレムリンでロシアと米国の戦略核弾頭を3分の1に削減する歴史的な第二次戦略兵器削減条約(START2)に調印した。調印式の後、両大統領は共同記者会見し、エリツィン大統領は同条約を「希望の条約」と高く評価した。START2で最後の花道を飾ったブッシュ大統領は「冷戦は終わった」と改めて宣言、「米国は民主ロシアと真のパートナーシップを確立した」と述べた。

西側で危ぐされている保守派の強いロシア最高会議での条約批准の見通しについてエリツィン大統領は、議会の一部が反対していることは認めたものの、最終的に批准されるとの自信を示した。ブッシュ大統領も米議会での早期批准を確信していると述べた。

同条約は数量制限で第一次戦略兵器削減条約(START1)を大幅に上回るだけでなく、核先制攻撃の脅威を象徴する複数目標弾頭(MIRV)の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の全廃を盛り込んでおり、旧ソ連の崩壊後米国とロシアが開いた新たな核軍縮時代の画期的成果といえる。《共同通信》



【米仏首脳会談】旧ユーゴ問題で意見交換

ブッシュ米大統領は3日、ミッテラン・フランス大統領と会談、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争など旧ユーゴスラビア問題を中心に意見交換した。

両大統領は会談後の記者会見で、人道的援助物資輸送の安全のため設定された飛行禁止空域確保を図るための軍事行動を取る前に外交努力の必要性で合意したことを明らかにしたが、難航している関税貿易一般協定(ガット)の新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)問題では両国の対立は解消されなかったという。

ボスニア問題ではブッシュ大統領は、米国が一方的な行動を取らないことを約束。両大統領は軍事行動の前に外交的努力が必要との考えで一致し、ジュネーブで開催中の同紛争当事者の三者会議の結果を注視することになった。

その理由として、ブッシュ大統領は「われわれは、ボスニアには他の国々の軍隊が展開しているということを深刻に受け止めており、これらの軍隊を危険にさらすような単独行動はしない」と述べた。

しかしブッシュ大統領は、ジュネーブでの会議が不調に終わった場合、国連は軍事行動による速やかな飛行禁止空域の確保を認めるだろうとの見通しを明らかにした。

ブッシュ大統領はモスクワでロシアとの第二次戦略兵器削減条約(START2)に調印、帰途にパリを訪問した。《共同通信》

【第69回箱根駅伝】早稲田、8年ぶり12度目の総合優勝

第69回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、関東の15校が参加して神奈川県箱根・芦ノ湖から東京・大手町までの復路5区間107.5キロを行い、早大が11時間3分34秒の大会新で8年ぶり12度目の総合優勝を果たした。早大は全10区間中5区間で区間最高記録をマーク、往路、復路を制する4年ぶりの完全優勝だった。

連覇を目指した山梨学院大が2位、中大が3位に入った。9位順大までが次回大会の出場権を獲得。日体大は順大に4秒及ばず10位、大東大は最下位の15位と惨敗した。

往路を大会新で制した早大は、山下りの6区で山梨学院大に初めてトップを譲った。しかし、7区で武井が区間新の快走を見せ、首位を奪い返すと、8区高瀬も区間最高でリードを広げ、山梨学院大の追撃を許さなかった。山梨学院大は往路、復路とも早大に次ぐ2位だった。《共同通信》

【ライスボウル】アサヒビールが優勝

アメリカンフットボールの第10回日本選手権、ライスボウルは3日、東京ドームに5万4000人の観客を集めて行われ、社会人覇者のアサヒビールが学生王者の京大を29-20で破り、クラブチームとして初の日本一に輝いた。社会人の勝利は2年連続3度目。4度目出場の京大は初黒星を喫した。

アサヒビールは前半、京大の健闘で13-14と苦戦した。しかし後半に地力を発揮し、第3クオーター2分39秒、QB東海がRB天花寺へ2ヤードのTDパスを通し逆転した。さらに11分45秒にRB野村が8ヤードのTDランを決め、京大を突き放した。京大はQB金岡が第1、2クオーターにTDパスするなど、パス中心で攻めたが、攻守の総合力で上回れなかった。最優秀選手には、大会記録となる211ヤードを走った野村が選ばれた。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】追い込まれ4月解散も

渡辺外相は3日、栃木県鹿沼市で講演し、衆院解輩の時期について「ひょっと間違ったら四月解散がないこともない」と述べ、通常国会の審議状況によっては4月解散に追い込まれる可能性もあるとの見通しを示した。同時に「普通にいったら7月末だ」とも述べた。

新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)に関し「日本が本当に一人ぼっちになっちゃうか、手を打ってわれわれが困らないよう国内対策をやり、対外的に心配ない措置をやるかという大事な選択をしなければならない。どこかで妥協点を設けて日本の生きる道を探していくことが政治家の務めだ」と述べ、コメ市場開放含めた政治的決断の必要性を改めて強調した。《共同通信》



1月3日のできごと

1993/01/03