平成1319日目

平成4年8月18日(火)

1992/08/18

【橋田寿賀子文化財団】設立

テレビドラマのヒットメーカーとして知られる脚本家の橋田寿賀子さんが脚本家や演出家、俳優の養成などを目的に財団法人「橋田文化財団」を設立、18日、内田弘保文化庁長官から財団設立許可書を手渡された。

「埋もれている意欲のある若い脚本家や演出家を世に送り出すためには息の長い活動が必要」と、橋田さんが財団の基本財産3億円を個人で全額出資した。

日本人の心を描くドラマやドキュメンタリー作品を扱う番組コンクールのほか、ドラマ化を前提にしたシナリオ大賞、脚本家や演出家、さらに照明、音響など裏方の制作スタッフの表彰などを予定しており、放送文化の創作活動を奨励する幅広い事業を展開する意向。

橋田さんは「テレビで40年間食べさせてもらった恩返しのつもり。放送界は映画や演劇などに比べて人材発掘ルートが限られていると思うので、若手の発表の場のひとつになればうれしい」と話している。《読売新聞》



【女優・成海璃子さん】誕生日

【第74回全国高校野球】第9日

(8日・甲子園)台風11号の接近で、激しい風雨に見舞われる中、第一試合の尽誠学園(香川)―能代(秋田)だけが行われ、尽誠学園が相手守備陣の乱れに乗じ着々と加点、エース渡辺が能代を散発3安打に抑え、快勝した。渡辺は一回戦の帝京(東東京)戦に続く連続完封。雨が強く降り始めた第二試合以降は中止となり、きょう19日の第一、第二試合に組み込まれることになった。天候は荒れ模様で、降水確率は90%となっている。《読売新聞》

【日経平均終値】1万4309円41銭

18日の東京株式市場は、景気の先行き不安などから3日ぶりに大きく反落し、全面安の展開となった。平均株価(225種)は前日終値より一気に620円14銭下げて、1万4309円41銭で取引を終え、今年の最安値を更新した。終値としては、86年3月11日(1万4238円13銭)以来6年5か月ぶりの低水準。出来高は1億8400万株だった。

この日は、買いを誘う目立った好材料が見当たらないなか、投資信託などの小口の売りや、裁定取引の解消に伴う現物売りなどが先行して株価は大きく値を下げた。午後に入ると、裁定取引の解消に伴う現物売りが増えたのに加えて、信用取引での「売りたたき」も出始めたため、売りが売りを呼ぶ展開となって株価は一気に下げ足を速めた。《読売新聞》

【羽田孜蔵相】銀行は株売却自粛を

バブル経済の崩壊に伴う株価の低迷と不動産価格の下落で経営悪化が伝えられる金融機関に対して羽田蔵相は18日夕、大蔵省で記者会見し、決算対策上の株式売買を抑制することや株式評価損の償却延期などの支援を盛り込んだ株価、金融問題の緊急対策を発表した。

18日の東京株式市場で日経平均株価の終値が前日比620円14円安の1万4309円41銭と今年最安値を更新したのを受けた異例の発表で、株価低迷の原因ともなっている金融不安の解消を狙う実質的な政府の市場テコ入れ策である。《共同通信》

【自民党宮沢派事務所】右翼男がろう城

18日午後0時20分ごろ、東京都港区赤坂、日本自転車会館ビル5階の自民党宮沢派事務所に男が押し入り、会長室にかぎをかけて立てこもった。男は「天皇の訪中反対。宮沢(首相)を呼べ」などと大声を上げたが、事務職員の通報で駆け付けた赤坂署員が説得し、約30分後にドアを開けたところを住居侵入の現行犯で逮捕した。《共同通信》

【森田健作参院議員】討論要求を拒否

連合東京や社会党都本部などの反対にもかかわらず民社党系会派に入った森田健作参院議員(東京選挙区)をめぐるトラブルが尾を引いている。連合東京は今月7日、森田氏に公開討論に応じるよう申し入れたが、森田氏は18日、公開討論を拒否する回答書を作成した。

森田氏は「すでに自宅や議員会館に抗議文が送られるなど抗議活動が始まっており、討論に応じると抗議行動を恐れたととられかねない」と拒否の理由を説明、「テーブルの下でけっておいて、討論しようといわれても応じられない」と不信感を募らせている。

一方、連合東京は、森田氏が討論を拒否すれば「あらゆる抗議行動を展開する」と通告。さらに連合東京の和田正会長は、次期衆院選での大内民社党委員長(東京二区選出)の支援取りやめも示唆、対立はエスカレートするばかり。このままでは都のレベルを飛び越え、民社党と連合の本部間対立まで発展、亀裂が深まりそうな雲行きだ。《読売新聞》

【明徳義塾】嫌がらせ電話1500本

夏の高校野球で星稜(石川)の松井秀喜三塁手(18)を5打席連続敬遠した明徳義塾(高知)の宿舎(兵庫県西宮市)に、心ないファンからいやがらせの電話が相次いでいる。16日の試合中から18日までに約1500本かかり、中には「爆弾をしかける」といった悪質なものもあるため、大会本部では兵庫県警に警備を依頼する異常事態になった。学校側はナインの外出を練習以外は禁止するなど波紋が広がっている。

宿舎の旅館には、16日に約800本、17日に400本、18日にも300本の電話がかかり、ほとんどが「バカヤロー」「殺してやる」「宿舎を爆破してやる」といった内容。旅館側は、試合後から留守番電話に切り替えた。

同校ナインを激励する電報も約200通届いているが、電話は鳴りっ放し。予約や、同校からの連絡もあるため、いつまで留守番電話にしておくべきか、対応に苦慮している。

高知県須崎市の明徳義塾高にも敬遠の賛否を問う電話が殺到。三回戦の組み合わせ抽選で、筒井健一主将がば声を浴びたことを知り「キャプテンにがんばってと伝えてほしい」と言う大阪の女性もいたが、「バカヤロー」と一方的に切るものもあった。

馬淵史郎監督は「21日に試合を控えたナインを動揺させたくない」として18日午後からは同校教諭や旅館関係者が宿舎の玄関口に立ち、部外者をシャットアウトした。

ナインは同午前10時半から西宮市鳴尾浜の臨海公園球場で練習したが、グラウンドを甲子園署員が警備するものものしさだった。《読売新聞》

【台風11号】九州上陸

中型で弱い台風11号は18日午後9時前、宮崎、大分県境付近に上陸した。きょう19日正午に島根県益田市付近を通り、同夜、日本海西部に達する見込み。西日本各地では強い雨が続き、降り始めからの総雨量が多い所で800ミリに達する恐れがあり、気象庁は、警戒を呼びかけている。

同庁の観測によると、19日午前0時現在、別府市付近を時速20キロで北上している。中心の気圧は990ミリバール、最大風速は20メートル。中心から半径370キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いている。 西日本の一部では18日夜、降り始めからの総雨が300-500ミリに達した。さらに、一時間に20−40ミリの強い雨が続き、19日夕までに、紀伊半島や四国の多い所で300ミリ、九州、中国、東海の各地方でも100−200ミリの雨が降ると予想されている。

台風11号のため、18日、西日本を中心に空の便が乱れ、日航、全日空、日本エアシステム、エアーニッポン4社で計133便が欠航、約1万4500人に影響が出た。

18日午後4時15分ごろ、川崎市多摩区の新布田橋下流の多摩川の中州で、つり人2人が増水で取り残され、同市消防局のヘリに救助された。また、同5時10分ごろ、東京都世田谷区の二子橋から約100メートル下流の多摩川の中州でも、遊んでいた中学生らが取り残され、た。近くにいた人の110番通報で、警視庁と東京消防庁の大型ヘリ計3機が現場に急行、約30分後に中学生4人と多摩美大生2人全員を救出した。救助された人には、けがはなかった。多摩川は、台風11号の影響で上流の山間部に降った大雨で急に増水した。《読売新聞》

【米・ブッシュ大統領】空手でエイッ!?

ヒューストン入りしているジョージ・ブッシュ米大統領は18日朝(日本時間同日夜)、地元ハミルトン中学校を訪れて、生徒たちの空手模範演技を楽しんだ。これは、「アメリカから麻薬をけ散らそう」キャンペーンの一環。ブッシュ氏には空手の達人として知られる友人の映画俳優チャック・ノリス氏が付き添い、空手着と名誉黒帯をプレゼントされた大統領は思わずニッコリ。

大きな拍手に迎えられて、大統領は「学校から、麻薬をけっとばそうというキャンペーンは、アメリカ人みんなの支持を得る」とあいさつし、麻薬の害を、健全なスポーツで阻止しようという運動を歓迎した。

また、前日ヒュースン入りしたことにも触れて「(再選に向け)いいスタートを切った」と意気盛んしなところを見せた。

大統領はその後、子供たちのかわら割りなどの模範演技をひとしきり観賞。開会中の共和党大会最終日の21日に予定されている大統領候補指名受諾演説の草案を、宿泊先のホテルにかん詰めで練っている大統領には、良い気分転換となったようだった。

大統領は、共和党大会三日目の19日、大統領候補指名を受ける予定。《読売新聞》



8月18日のできごと