平成1252日目

平成4年6月12日(金)

1992/06/12

【地球サミット・首脳会議】開幕

危機が叫ばれる地球環境への対応策を協議する「地球サミット」(国連環境開発会議)は、大詰めの12日午前(日本時間同日午後)、リオデジャネイロ郊外のリオセントロ国際会議場で首脳会議が始まった。会議には122人(首脳代理5か国と欧州共同体を含む)の各国首脳が出席、国会情勢から、出席を断念した宮沢首相は、スピーチの映像を会議場に流す異例の措置でわが国の貢献策を明らかにすることになり、技術的な詰めを急いでいる。

これだけの数の各国のトップが環境をテーマに一堂に会するのは初めてで、温暖化や野生生物の保護といった問題への回答を、国の壁、南北の立場の違いを超えて話し合う。「国連人間環境会議」から20年、深刻さを増した地球の病に、首脳たちがどのような処方を書くのか、地球規模のパートナーシップの実現に大きな期待が寄せられている。《読売新聞》



【衆院本会議】PKOめぐり攻防

国際平和維持活動(PKO)協力法案をめぐる大詰めの攻防は12日、衆院本会議に舞台を移した。同日午後、定刻より遅れて開会した衆院本会議では、自民党提出の発言時間制限動議を議題に「自公民」対「社共」対決の火ぶたを切った。社会、共産両党などは徹底した「牛歩」で記名投票に臨み抵抗したが、約5時間後、投票途中で打ち切られ、自民、公明、民社3党の賛成多数で可決した。

このあと社会党提出の中西議運委員長解任決議案の質疑に入ったが、途中で延会手続きを取り休憩に入った。13日午前0時12分再開されたが、決議案採決は同日昼ごろまでずれ込む可能性もある。《共同通信》

【宮沢喜一首相】地球サミットへの出席を断念

宮沢首相は12日、ブラジルで開かれる国連環境開発会議(地球サミット)首脳会議への出席を最終的に断念した。国連平和維持活動(PKO)協力法案を審議するための衆院本会議で、社会党などが牛歩戦術をとったため、13日以降も本会議が開会されることが確実になったためだ。

首相は衛星放送などを利用して首脳会議で演説、環境関連で今後5年間に総額約1兆円の政府開発援助(ODA)の実施など、地球環境問題に日本が資金面で積極的に貢献する意向を表明することにしている。《共同通信》

【渡辺美智雄外相】本格復帰は参院選後

胆石の手術を受け入院中の渡辺美智雄外相の本格的な政界復帰は参院選後になる見通しとなった。外相周辺が12日、病院での渡辺氏の様子や今後の見通しを明らかにしたもので、退院後もしばらく別荘地などで静養することも検討している。 同周辺によると、来月6日からの先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)について外相は「行けないだろうからまかせる」と言っているという。また、7月の参院選の応援について、周辺は「本人は行きたがるかもしれないが、退院したからといってあちこち動かすわけにはいかない」と述べ、本格的な政界復帰は参院選後になる見通しを示した。 さらに、福田元首相が外相時代、胆石の手術後、箱根で1か月静養した例を挙げ、「家族もゆっくり休ませたいと考えている。議員宿舎や地元では人が押しかけて休めないだろうとし、2、3週間の入院生活後、別荘地や保養地などでの静養を検討していることを明らかにした。 外相は先月31日、ゴルフから帰って腹の痛みを訴えて入院、さる9日、手術を受け、胆石3個を取り除くとともに、胆囊を摘出した。手術後の経過は良好で、医師は「回復まで1か月」と診断しているという。

東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大外相会議が7月24日から26日までの三日間、フィリピンのマニラで開かれることが12日までに固まった。外務省筋が12日、明らかにした。同筋は、入院中の渡辺美智雄外相が会談開催までに公務に復帰できたとしても、参院選終盤にあたるため、同会議に出席することは難しいとの見通しを示すとともに、外相の代理に柿沢弘治外務政務次官が出席する方向で検討していることを明らかにした。《読売新聞》

【日本新党・細川護熙代表】参院選出馬を表明

日本新党の細川護熙代表は12日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、「私自身も比例選に名を連ねたい」と述べ、参院比例選に立候補する意向を初めて明らかにした。

新党発足当初、細川氏は、「シナリオライターに徹したい」と出馬の意思がないことを強調、その後、候補者擁立の調整が予定通り進まないこともあってか、「あらゆる可能性を否定しない」と、自らの出馬に含みを持たせる発言を繰り返していた。

今回の細川氏の出馬表明により、同党の参院比例選候補は計11人となった。《読売新聞》



6月12日のできごと