平成1253日目

平成4年6月13日(土)

1992/06/13

【社会党】内閣不信任案を提出

国連平和維持活動(PK0)協力法案をめぐり攻防の続く国会は、13日午前、衆院本会議で、中西啓介議院運営委員長の解任決議案の記名投票が始まり、社共両党などが牛歩戦術を展開する中、午前11時前、自公民3党の反対多数で否決した。このあと、社会党が内閣不信任決議案を提出。これを受け、自民党内では、社会党が高鳥修・衆院予算委員長の解任決議案を取り下げるなど決議案を絞り込む動きを見せれば、内閣信任決議案をおろすことも検討している。

こうした中で、同日午前、自民、社会、公明、民社4党の幹事長・書記長会談が開かれ、事態打開の動きも始まったが、PKO法案の成立は、週明けの15日以降にずれ込む見通しが強まっている。

自公民3党は13日朝、幹事長・書記長会談を開き、自民党提出の内閣信任決議案をおろす代わりに、内閣不信任決議案を提出して、決議案を絞り、審議を促進する―などを社会党に申し入れることで合意。3党は、社会党に、この旨を伝えたが、社会党は、即答を避け、同日昼すぎから改めて4党で会談、①13日中に、桜内衆院議長の不信任決議案を処理する②同日夕、内閣不信任決議案の扱いを協議する—ことになった。《読売新聞》

討論忘れてヤジと牛歩―PKO法案をめぐり12日午後に開会した衆院本会議は、延々と社共などの牛歩が続き、一昼夜明けた13日午前11時前、社共が冒頭に提出した中西啓介・議連委員長の解任決議案がようやく否決された、徹夜で審議を見守った約200人の傍聴人もグッタリ。

議運委員長の解任決議の採決に入る前に行われた議事は、提案理由の趣旨説明と質疑・討論。実質時間は2時間弱だが、それに伴い、自民側からは発言時間の制限、質疑終局、討論終局についてそれぞれ動議が出され、毎回、5−2時間かかる牛歩の記名投票が続いた。

未明の五時半すぎ、討論に立った菅直人議員(進民連)は10分間の持ち時間をすぎても演説台にしがみついて弁論を続け、衛視に排除された。

「はやく投票しろ」「議長ーっ投票箱を閉鎖しろ」と叫ぶ自民議員に、「委員会で質疑を打ち切ったのはだれだ」と切り返す社共議員。自民議員同士がヤジの内容をめぐって議席に詰め寄ってどなりあう。たまりかねた傍聴人から「いい加減、法案の中身を論議しなさいよ」の声が出て、衛視に制止された。《読売新聞》



【地球サミット】宮沢首相のテレビ演説を拒否

国連環境開発会議(地球サミット)の首脳会議最終日の13日午前、ビデオで放映される予定だった宮沢首相の演説が、国連のクレームで突然キャンセルされ、同日午後の最後に回される見通しとなった。日本政府代表団は、地球サミット事務局、ブラジル政府などの内諾を得ていたとするが、最後の詰めの甘さから大失態を演じたことになる。《共同通信》

【宮沢喜一首相】広島での「国連軍縮会議」出席を断念

宮沢首相は13日、今後の軍備管理・軍縮のあり方について討議するため15日から広島市で開かれる「国連軍縮広島会議」への出席を、最終的に断念した。首相周辺が明らかにした。

衆院本会議で国連平和維持活動(PKO)協力法案をめぐっての与野党の攻防が行われており、「会期末の大切な時期に、国会を離れることはできない」(首相周辺)と判断したため。ブラジルで開かれている国連環境開発会議(地球サミット)への出席を断念したのに続き、国際社会で日本のリーダーシップを強調する機会を、またも失うことになる。

国連軍縮広島会議は国連主催の軍縮シンポジウムで、世界二十数か国から政府関係者、学者ら約60人が参加、18日までの四日間、「大量破壊兵器の不拡散」などをテーマに話し合う。広島は首相の地元でもあって、首相周辺は初日の開会式に出席し、演説を行うことを検討していた。《読売新聞》

【UNTAC・明石代表】宿営地を視察

カンボジア和平プロセスの最大の難関の一つとされる紛争各派軍の武装解除が13日、国連カンボジア暫定行政機構(UNTAC)の主導で始まり、明石康UNTAC特別代表とUNTAC軍事部門責任者のジョン・サンダーソン中将はこの日、プノンペンの東40キロにあるプレイ・ベンのプノンペン政府軍宿営地などを視察した。

この視察で和平プロセスが予定通り停戦第二段階へ移行したことを印象付けようとしたも一のの、ゲリラ最大勢力ボル・ボト派の協力拒否でプノンペン政府および他二派も実質的な宿営地入りには踏み切っておらず、前途多難な第二段階の幕開けとなった。《読売新聞》



6月13日のできごと