平成1222日目

平成4年5月13日(水)

1992/05/13

【自民党・綿貫民輔幹事長】PKOで自公民会談を

自民党の綿貫幹事長は13日、参院選ブロック会議のため訪れた岡山市内のホテルで記者会見し、後半国会の最大の焦点となっている国連平和維持活動(PKO)協力法案の再修正協議について「来週あたり、一応合意できる形のもので幹事長・書記長会談を考えなければならない」と述べ、自民、公明、民社3党の幹事長・書記長会談を呼び掛ける考えを示した。

野党側は、今週末に連合が三役会議、週明けに公明、民社両党が党首会談を予定するなど野党間調整が慌ただしさを増しているが、13日の山岸連合会長との会談で、田辺社会党委員長が「自民党が強引にくれば(牛歩戦術での)3泊4日になる」と徹底抗戦を辞さない考えを示している。幹事長・書記長会談の提唱は、こうした状況を踏まえて、自公民の枠組みを軸にPKO法案成立に向けた態勢固めを進める狙いとみられる。《共同通信》



【大相撲夏場所4日目】小錦4連勝

大相撲夏場所4日目(13日・両国国技館)綱とりを目指す小錦は、平幕の大翔鳳を豪快な突き押しで圧倒、小結の安芸ノ島も万全の寄りで寺尾を下し、そろって4連勝。幕内の勝ちっ放しは、新入幕の時津洋と合わせ3人となった。

小結琴錦は、貴闘力を一気に突き出して3勝目。曙と武蔵丸のハワイ対決は曙が勝って先輩の意地を見せた。関脇栃乃和歌は3敗。《読売新聞》

【渡辺美智雄外相】米・クエール副大統領と会談

沖縄復帰20周年記念式典出席のため来日中の米国のダン・クエール副大統領は13日午前、東京・麻布台の外務省飯倉公館で、渡辺美智雄外相と約1時間半会談、ブッシュ米大統領来日の際に日米間で合意した「東京宣言」、「行動計画」を着実に実行し、グローバル・パートナーシップ(地球規模の協力関係)を推進していくことで一致した。

また、副大統領は北方領土問題で日本の立場に改めて理解を示し、外相は米国の進めている東欧支援への協力を約束した。

会談で、外相は「世界が激動する中で、東京宣言、行動計画など日米間の約束を着実に実行していくことが、グローバル・パートナーシップの上からも重要だ」と強調。副大統領もこれに同調するとともに「宮沢首相の(七月の)訪米に向けて、東京宣言の枠組みについて、日米間でしっかりフォローアップを行っていきたい」と述べた。

また、外相は先のロシア訪問に関連して北方領土問題に触れ、「日本は北方四島を一括して返せとは言わない。柔軟に対応する」と北方四島の段階的返還を容認する考えを説明。同時に、「エリツィン大統領の五段階論は返還の時期を次の世代にゆだねるとしているが、21世紀とか今世紀中とかでなく、何年かのうちに解決しないとだめだ」と述べた。

副大統領は、米国が北方領土問題に対する日本の立場を支持していることを前提に、「エリツィン大統領は(北方領土の)主権問題で譲ると政治的ダメージが大きいと感じているのではないか。主権問題が片付けば領土問題は迅速に行くのではないか」と指摘した。《読売新聞》

【連合・山岸章会長】社会、民社党委員長と会談

連合の山岸章会長は13日午前、田辺社会党委員長と国会内で、また大内民社党委員長と都内のホテルで会談した。

田辺氏との会談では、国連平和維持活動(PKO)協力法案に関連して、「今国会でわが国の人的国際貢献のためのなんらかの法整備が必要」との考えで一致した。

ただ、田辺氏は「非軍事・文民・民生、自衛隊とは別組織」との社会党の基本方針に基づいてまとめるべきだと主張、政府案、社会党案がともに廃案となった場合はカンボジアに限定し特別時限立法を制定する必要があると強調した。山岸氏は「社会、民社両党を中心とした野党間の調和点を見いだすよう努力してほしい」と求めた。

またPKO法案の見通しについて、山岸氏が「自民党は今月19日の参院可決を目指している」と指摘したのに対し、田辺氏は強行採決するなら、3泊4日になる」と述べ、牛歩戦術などで徹底抗戦する考えを表明。山岸氏は、参院選挙に影響が出るので物理的抵抗はしないよう要請した。

一方、大内氏との会談では、「PKO法案を再修正したうえ、今国会で成立させる必要がある」との考えで一致。また、大内氏は公明、民社両党間でまとまっている再修正案に連合参院が同調するよう要請。山岸氏は「真剣に検討する」と答えた。《読売新聞》

【埼玉県知事選挙】土屋氏、保守分裂でも出馬

埼玉県知事選出馬問題で去就が注目される土屋義彦前参院議長は13日午後、埼玉県内で開かれた集会などに姿を見せ「望ましいことではないが、結果として保守分裂となってもやむを得ない」などと、出馬の意思は固く保守分裂も辞さずの構えであることを強調した。

会合の後、記者団と懇談した土屋氏は「アメリカでは二大保守政党が選挙で競争している。そういう選挙が民主主義の原点ではないか」と意気盛ん。「党本部から言われたから“はい”(と言っておりる)とはいかない」「告示も迫ったこの時期に降りろとは県民を愚ろうすることだ」と終始強気だった。

土屋氏出馬の急先ぽうとなっている県自民党市議団は「土屋さんはわれわれの手づくりの候補。体を張って守っていく」(沼田均幹事長)と相変わらずの構え。今後は市議が各地で市政報告会などの「草の根集会」を重ね、地道な票集めに力を入れることを申し合わせている。《共同通信》

【自民党】参院選遊説スタート

自民党の綿貫幹事長ら党幹部が13日昼、神戸市内で、今夏の参院選の立候補予定者応援のため街頭演説に立ち、参院演に向け、事実上の遊説活動をスタートさせた。

この日午後、中国・四国プロック懇談会が岡山市で開催されたのに合わせて、激戦区である兵庫選挙区応援のため神戸市に立ち寄ることになったもの。森政調会長が埼玉県知事選問題で急きょ不参加となったものの、綿貫氏のほか、佐藤総務会長、塚原俊平全国組織委員長らが、同選挙区の2人の公認候補を伴い、そろい踏み。「ものの考え方が違う党と一緒になることは考えていない。厳しくてもつらくても今回の選挙を勝ち抜かねばならない」(佐藤氏)、「日本の国をマイナスからプラスに転じた自民党を見直していただきたい」(綿貫氏)と支持を訴えた。

同党の遊説開始は、「これまでの選挙に比べ早め」(自民党筋)で、連合の攻勢を阻み、スキャンダルによる逆風をはね返すため、早期の取り組みを図った。今後も国会日程などを見ながら、遊説を続けることを検討している。《読売新聞》



5月13日のできごと