平成1185日目

1992/04/06

この日のできごと(何の日)

【第64回選抜高校野球大会】帝京(東京)初優勝

第64回選抜高校野球大会最終日は6日、3万人の観衆を集めた快晴の甲子園球場で、関東勢同士の対決となった東海大相模(神奈川)ー帝京(東京)の決勝を行い、帝京が3−2で東海大相模を下し、3度目の決勝進出で初優勝を飾った。帝京は1989年の全国高校野球選手権大会の優勝と合わせ、史上18校目の優勝を達成した。

東京勢の優勝は1984年の第56回大会の岩倉以来8年ぶり5度目。東海大相模は17年ぶり2度目の決勝進出で、またも準優勝に終わった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【競泳・鈴木大地選手】五輪出場断念を表明

「現在の体調、泳ぎではオリンピックで再びメダルを取ることは不可能だと思い、バルセロナ五輪出場の断念を決めました」。東京・渋谷の岸記念体育会館での会見で、ソウル五輪の”水のヒーロー”鈴木大地選手(セントラルSC)は自らに言い聞かせるような口調で、五輪出場断念と事実上の引退を表明した。

男子100メートル背泳ぎで優勝したソウル五輪からの4年間、休養ー復帰を2度繰り返した。昨年10月からバルセロナ目指して猛練習を開始。ことし1月の欧州遠征では短水路(25メートル)で日本新も出した。

しかし五輪が行われる長水路(50メートル)では思うようなタイムが出せなくなっていた。水中を潜るバサロスタートで「水泳ニッポン」に16年ぶりの金メダルをもたらした大地は、天性の勝負師らしい勘で自らの力の衰えを悟った。《共同通信》

【宮澤喜一首相】中国・江沢民総書記と会談

宮澤首相は6日午後、東京・元浅草の迎賓館で同日来日した江沢民・中国共産党総書記と約2時間半にわたって日中首脳会談を行った。この中で、総書記は改めて天皇、皇后両陛下の訪中を要請したのに対し首相は「現在、真剣に検討を進めている。国交回復20周年(の今年)に実現すれば、両国民の将来の友好関係発展に有意義だ」として、正式な受託回答は避けたものの受け入れの方向で真剣に検討していることを明らかにした。

尖閣諸島の領有権問題について総書記は、1978年10月に鄧小平副首相(当時)が表明した“棚上げ論”を重ねて強調、首相もこれにあえて反論せず、この問題は事実上収束することが確実になった。《共同通信》

【自民党・金丸信副総裁】「自社公民、連合で新党」

自民党の金丸副総裁は6日、都内のホテルで開かれた同党参院議員の出版記念会であいさつし、政界再編に関連し、「政界の改革はやらなければならない。参院選を前に(その)時期にきている。今のままの政党でいいのか、自民、社会、連合が脱皮し、公明、民社も含め本当に国を思う人たちが新しい政党を作ったらいいじゃないか」と述べ、自社公民4党が連合も加えた形で新党を結成、新しい政界地図を描くべきだとの考えを表明した。

金丸氏の発言は、自民党の後退が予想される参院選の後をにらみ、連立政権を経たうえで二大政党制を確立すべきだとする持論の政界再編を強調したものと見られるが、政界再編論議で連合の存在に言及したのは初めてで、その真意が注目される。

同時に金丸氏は、現在の社会党について「自民党が政権をとっているのは、自民党がいいからではない。社会党が悪すぎるからだ。何でも反対の社会党に政権を渡して日本の将来はあるのか」と厳しく批判した。《読売新聞》

【アイザック・アシモフさん】死去

SF文学の巨匠、科学解説者のアイザック・アシモフ氏が6日、ニューヨーク市内の病院で亡くなった。72歳。同民の弟の話では、死因は心臓、ジン臓不全。

1920年ソ連生まれ。3歳の時に両親とともに米国に移住、帰化し、コロンビア大学で化学、生化学を専攻、博士号を取得。12歳から書き始めたサイエンスフィクション(SF)の世界では草分け的存在で、有名な「ロボット工学三原則」を打ち出した「われはロボット(50年)や「鋼鉄都市」(54年)、「永遠の終り」(55年)などのSF小説をはじめ、科学啓もう書を含めると著書は500冊を超え、手塚治虫、筒井康隆さんら日本のSF界にも影響を与えた。《読売新聞》



4月6日 その日のできごと(何の日)