平成1176日目

平成4年3月28日(土)

1992/03/28

【社会党・田辺誠委員長】「宮沢首相に同日選の力はない」

田辺社会党委員長、山岸連合会長らは28日午後、衆院群馬2区補選応援のため太田市入りし、共同記者会見した。

田辺氏は政治改革協議会の主要テーマである衆院定数是正について「万々一、定数是正が今国会で成し遂げられない状況になれば、自民党はかなり追い込まれる。衆参同日選の可能性も若干要素が増えることも予想しなければならない」と述べた。

同時に「宮沢首相に同日選をする余裕と力はない」と内閣支持率の低落や政権基盤のぜい弱さなど現在の政治状況下では首相が解散・総選挙をする可能性は低い、との認識を示した。《共同通信》



【韓国大統領選挙】金泳三氏が出馬表明

総選挙に敗北した韓国与党・民自党の金泳三代表最高委員は28日朝、5月初めに開かれる党大会で、「大統領候補公選に出馬することを厳粛に宣言する」と出馬を公式に表明した。

金氏はさらに、27日の盧泰愚大統領(党総裁)との会談の結果、「5月党大会を最善を尽くして開催することで合意した」としたうえ、大統領の指名による候補選出は望まず、「堂々と公選に挑む考えだ」と候補選出に自信をのぞかせた。

民自党内では、総選挙の結果をめぐり、党に責任はないとする金泳三氏に対し金鍾泌、朴泰俊両最高委員が指導部の連帯責任を強調して辞意を表明し、金泳三氏の辞任を暗に促すなど内紛が広がりつつあった。

しかし、27日の盧—金会談では、①金泳三氏が党務を完全掌握する②党大会を5月に開催する③金事務総長ら党三役を一新する―などの事態収拾策で合意し、党大会での公選で党の大統領候補が選出されることが確定した。《読売新聞》

【渡辺美智雄外相】「北方領土」日本の条件すでに提示

渡辺美智雄外相は28日夜、栃木県西那須野町での講演で北方領土問題に関して「ロシアが北方四島を不法占拠していることを認めたら、すぐにでも経済援助をしていい。コズイレフ外相が来日した時に日本側の条件も伝えてある。5月に訪口した時にどういう答えが来るかだ」と述べ、先の日ロ外相会談でロシア側に対し領土交渉をめぐる日本側の条件を示したことを明らかにした。

外相は条件の具体的内容は明らかにしなかったが、ロシア側が四島は日本固有の領土という原則さえ認めれば返還方法や時期、経済協力の進め方などについて日本としても柔軟に対処する用意があるとの内容を中心にしたものと見られる。

また、外相は、ロシアの核技術者の流出防止を目的とする資金援助について「日本はアメリカや欧州共同体(EC)とともに2500万ドルずつ拠出するという話があったが、10か国以上のECと日本が同じ額というわけにはいかないので1500万ドルと言った。ただ、前例としないなら少し増やしてもいい」と述べた。《読売新聞》



3月28日のできごと