平成1167日目

平成4年3月19日(木)

1992/03/19

【宮沢喜一首相】景気浮揚「実効性のある対策を」

宮沢首相は19日の閣議で景気浮揚対策について「経済企画庁に各省庁が協力して実効性のある対策を取りまとめてほしい」と指示した。

野田経企庁長官も「首相の指示を受け、3月にとりまとめる。(5日に決めた)5項目基礎になるが、それを含め幅広い観点から検討したい」と発言、公共事業の前倒しを柱とする5項目だけでなく、新たな内容を追加して緊急経済対策をまとめるとの方針を強調した。《共同通信》



【福岡地裁】教師に頼まれ万引き「身代わり」学校側を賠償提訴

福岡市東区の福岡工業大学付属高校(吉田信校長)の生徒が修学旅行先の台湾で集団万引きをしたとされる事件で、同校を退学した同市内の元二年男子生徒(17)が「その場をとりつくろうために教諭から頼まれて(万引きをしたと)申し出ただけで、万引きはしていない。帰国後も犯人扱いされ、人格を傷つけられた」などとして同校を設置している福岡工業大学を相手に慰謝料など総額330万円の損害賠償を求める訴訟を19日、福岡地裁に起こした。

訴状によると、同校の二年生412人は昨年12月初め、台湾への修学旅行へ出発。6日夕、帰国のため台北空港のロビーで待機中に免税店で、ライターなどの万引き事件が起きた。現地の警察は同校生徒による犯行とし、「犯行を認めないと帰国させない」と主張した。引率教諭は「だれかが謝罪すれば、予定の飛行機で帰国できる」と生徒たちに提案。実際は万引きしていないのに名乗り出たという元生徒を含め、12人が犯人として事情聴取を受け、帰国できた。

学校側は同月9日、12人が所属する3クラスの全生徒を集め、「事件のことで知っていることを正直に書くように」と説得。真犯人扱いされたと感じた元生徒らが、説明を求めたり、怒って退席しようとしたために教諭が押さえ付けるなどの騒ぎとなった。学校側は、元生徒らのその時の行為を「粗暴行為」として、停学処分にした。処分を不服とした元生徒は「処分を受けるか退学するか」と迫られ、今年2月4日、自主退学している。《読売新聞》

【大相撲春場所12日目】4強が2敗堅守

大相撲春場所12日目(19日・大阪府立体育会館)2敗の小錦、霧島の両大関、小結栃乃和歌、平幕安芸ノ島の4人がそろって勝ち依然、優勝争いのトップに並んでいる。

小錦は初顔の大翔鳳を右四つから寄りで圧勝した。霧島は大翔山を長い相撲の末、寄り切った。栃乃和歌は起利錦を上手投げで仕留め、安芸ノ島は隆三杉に快勝した。《共同通信》

【紀宮さま】大学卒業を前に会見

天皇家の長女紀宮様は20日、学習院大学文学部国文学科を卒業される。卒業を前に19日午後、赤坂御所で記者会見し「良い先生方と友達に恵まれ、あっという間の4年間でした。結婚にはまだ実感が薄いようです」と心境を述べられた。《共同通信》

【日本サッカー協会】Jリーグ発足へ規約改定

Jリーグの発足に伴う諸規程の改正作業を進めていた日本サッカー協会は19日、新しい選手登録、移籍規程とプロ選手統一契約書をまとめ、発表した。プロになるのにプロ野球のようなドラフトはなくて自由にチームを選べ、プロになった後も、移籍の自由をはじめ、ボーナス契約、複数年契約などを認めている。

新規程は「アマ選手がプロチームへの移籍を申し出た場合、その選手の所属チームは異議を申し立てられない」(移籍規程第8条)などとして、選手はどのプロチームとも自由に入団交渉できるとしている。

プロ選手の移籍については「獲得しようとするチーム、移籍しようとする選手は、その選手の契約期間満了前3か月以内に達している時は、現在所属しているチームの承諾がなくとも、移籍交渉ができる」(同第9条3項)として、プロ野球にある保有条項を否定、実質的に制限をつけないで移籍の自由を認めている。

また、プロがアマに戻ることも容認。ただ、プロチーム間での移籍には、出ていかれたチームの損失を補てんするため、獲得したチームが、選手の年俸と年齢に応じて、移籍金を支払うことになっている。

統一契約書では、選手に対する報酬を、基本給、出場給(試合出場の多少による)、特別給の三本立てとし、特別給で、個人成績などに応じて、チームと選手が自由にボーナス契約を結べるようにしている。このほか複数年契約、チームのオプション契約なども認めている。《読売新聞》



3月19日のできごと