平成1136日目

平成4年2月17日(月)

1992/02/17

【若貴兄弟】確定申告

確定申告の受け付けが17日から始まったが、墨田区業平の本所税務署(石山雅弘署長)ではこの日午後、大相撲の初場所で優勝した人気力士の貴花田と若花田が、兄弟そろい踏みで申告に訪れた。若貴兄弟は、50人を超す報道陣のカメラのフラッシュを浴びながら、持参した書類のチェックを受けた。確定申告に訪れるのは二人とも今回が初めて。

神妙な顔つきで議員の話」に聞き入っていたが、貫花田は時折笑みを浮かべ、若花田は「税金についてはまだピンとこないが、長い付き合いになるだろうから、相撲と同じように勉強していきたい」と話していた。

二人は30分余りで申告を終えて同税務署を後にしたが、出口付近には、「若貴申告」を聞きつけた約50人が集まり、さかんに力メラのシャッターを押す人も。《読売新聞》



【ミック・ジャガーさん】上陸許可

麻薬不法所持の前科などを理由に東京入国管理局に日本上陸を拒否され、入管法に基づく「異議の申し出」をしていた英国の人気ロックグループ「ローリング・ストーンズ」のリードボーカル、ミック・ジャガーさん(48)に対して法務大臣は17日夜、東京入管成田支局を通じて「15日間の短期在留資格で特別に上陸を許可する」との裁決を伝えた。《共同通信》

【社会党・田辺誠委員長】「宮沢内閣は金属疲労」

田辺社会党委員長は17日午前、党本部で欧州共同体(EC)のブリタン副委員長と会談した。田辺氏は当面の政治目標として「野党全体で力をつけ、次の総選挙で自民党を過半数割れに追い込む」ことを挙げ、その上で「社民勢力の総結集で、1、2年のうちに政権交代を目指したい」との決意を強調した。

その上で「宮沢内閣は既に金属疲労を起こしている。われわれはいつでも政権をとる」とも述べた。《共同通信》

【宮沢喜一首相】国会は他人事?

宮沢首相は17日朝、首相官邸に入る際、国会空転について「きょう(衆院予算委員会の)理事会をやって、何とかしてもらいたいですねえ」と語り、予算審議の遅れが気掛かりな本音をのぞかせた。しかし、その後は、参考人問題で鈴木元首相の説得役である自民党宮沢派の林義郎事務総長が官邸を訪れても、記者団に「参院選の話だけ」と知らん顔。

林氏は首相と会談後に都内の鈴木邸に向かったが、それでも「ほお、それが知らなかったですなあ。(林氏に託した伝言は)ありませんな」と言うだけで、国会は他人事と言わんばかりの首相に逆戻り。《共同通信》

【自民、社会、民社党】鈴木善幸氏「参考人」で一致

「共和」汚職事件などの証人喚問問題をめぐり空転している国会の事態打開を図るため、自民、社会、公明、民社四党は17日午後、国会内で二度にわたり国対委員長会談を開いた。自民党は、焦点となっていた鈴木善幸・元首相の参考人招致に応じる方針を表明、予算委審議の再開を求めた。これに対し公明党はあくまで証人喚問を求めるなどして拒否したが、社会、民社両党は基本的に受け入れる姿勢を示し、具体的な詰めは衆院予算委員会理事会などの場に移った。

しかし、公明党の出方が不透明なうえ、同日夜の同委理事懇談会でも参考人からの聴取の方法などをめぐる話し合いがつかなかったため、18日からの審議再開は難しく、早くとも19日に持ち越される見通しとなった。

政府・自民党は17日も、「事件の根幹にはかかわりない」としながらも、条件付きで参考人として出席する姿勢を示し始めた鈴木氏の説得を続けた。この結果、具体的な聴取の方法などは現場の衆院予算委の理事レベルで協議することとし、特に条件をつけないままで、参考人招致に応じることで合意した。

これを受けて、同日午後3時過ぎから開かれた一回目の与野党国対委員長会談では、自民党の梶山静六国対委員長は「鈴木氏の参考人としての事情聴取に応じる」と表明。既に与野党で合意している塩崎潤・元総務庁長官の証人喚問とあわせ、「(審議再開の)条件整備は行った。あす(18日)から審議を再開して欲しい」と要請した。

野党各党は午後5時に再開された国対委員長会談で、社会党が①疑惑解明には、阿部文男・元北海道沖縄開発庁長官、A元「共和」副社長の証人喚問が必要で、衆院予算委審議の間に喚問が実現できるよう努力する②リクルート事件関係の証人喚問も、可能な限り実現するよう対応する―の二点を条件に、自民党要請を了承した。

また、民社党も、「鈴木元首相は、参考人招致が適切」とし、自民党の要請を「受け入れ、審議再開に応じる考えを示した。

しかし、公明党は、「どうして塩崎氏が証人で、鈴木氏が参考人と区別できるのか」と反発、あくまでも鈴木氏の証人喚問を強く迫るなど梶山氏の審議協力の要請を拒否した。《読売新聞》

【新宿・歌舞伎町】女装2人組、泥酔させて金奪う

東京・歌舞伎町を舞台に、女装して酔客に声をかけ、酒を飲ませてクレジットカードなどを奪っていた2人組が、17日までに強盗の疑いで新宿署に逮捕された。付近では同様の事件が約20件も続発、被害総額はすでに1000万円を超えており、同署で余罪を追及している。

逮捕されたのは、新宿区西新宿、飲食店店長、A(25)と同区新宿の無職、B(29)の両容疑者。

調べによると2人は、さる5日午前4時ごろ、同区歌舞伎町で川崎市の会社員(21)に「すしをおごる」と声をかけて、A容疑者の経営するバーに連れ込み、現金約2万3000円とクレジットカードなどを奪った疑い。会社員は、意識を失うほど飲まされ、路上にほうり出されたあと、約3時間もたってようやく気がついたという。これまでの調べでは、A容疑者は昨年秋ごろから歌舞伎町で同様の犯行を重ねていたらしい。

被害にあった会社員は「誘われた時、まわりにさらに数人がいた」と話しており、同署は共犯者がいる疑いもあるとみて追及している。《読売新聞》



2月17日のできごと