平成1132日目

平成4年2月13日(木)

1992/02/13

【日本新聞協会】皇太子妃報道自粛を申し合わせ

全国の主要な新聞、通信、放送各社が加盟する日本新聞協会は13日、編集委員会を開き、皇太子妃報道などについて人権問題などを配慮し、同日から一定期間報道を差し控えることなどを申し合わせた。

「新しい皇太子妃取材、報道で人権、プライバシーの侵害が起きている。落ち着いた環境の中で皇太子妃を選びたい。報道には特段の配慮を」との宮内庁の要請を受けたもので、昭和33年の天皇、皇后両陛下のご婚約の際も申し合わせた例がある。《共同通信》



【東京地検・警視庁】東京佐川急便を強制捜査

東京佐川急便(本社東京)のW前社長(57)ら旧経営陣による巨額の債務保証・融資疑惑で東京地検特捜部と警視庁捜査四課は13日午前、特別背任容疑で暴力団稲川会の総本部事務所、保証先の企業など23カ所を一斉に家宅捜索、強制捜査に着手した。容疑が固まり次第、W前社長、S元常務(53)らを逮捕する方針。《共同通信》

【宮沢喜一首相】東京佐川急便事件の捜査進展に関心

宮沢首相は13日昼、東京佐川急便への債務保証、融資疑惑への捜査当局の強制捜査着手について、記者団の質問に「事実だけ報告を受けた。中身のことは聞いていない」とそっけなく答えた。

「リクルート、共和事件を上回る規模の疑獄事件と言われるだけに、そっけない返事は逆に捜査の進展に重大な関心を寄せる首相の緊張感をうかがわせた。《共同通信》

【自民党・金丸信副総裁】「首相の片腕となる」

自民党の金丸副総裁は13日の内外情勢調査会の講演で、当面の政局に関し「宮沢首相の片腕となり、命をかけて応援する。首相を支えることが国家国民のためになるという考えで奉仕していく」と強調、宮沢政権をあくまで全面的に支えていく意向を表明した。

「共和」汚職事件の影響もあり、先の参院奈良選挙区補選で自民党候補が大敗、来月予定される参院宮城補選でも厳しい戦いが予想され、さらに国会の見通しも不透明など、このまま行けば政権基盤も揺るがしかねない、との判断から、重ねて宮沢首相支持の考えを示したものと見られる。《読売新聞》

【JR中央線】満員電車、孤独な死

13日午前0時50分ごろ、東京都小金井市のJR中央線東小金井駅に停車した東京発高尾行き電車の中で、男性が座席に座ったまま死んでいるのを乗客が発見、駅員を通じて小金井署へ届け出た。同線では先月17日にも三鷹駅で、総武線直通電車から死後5時間経過した60歳前後の男性の死体が発見されたばかりで、相次ぐ車中の死に、JRも衝撃を受けている。

同署の調べでは、男性は座席の端で鉄棒を握って座った状態で死亡していた。外傷はなく、死後2-3時間とみられる。この電車は東京-高尾間の往復を続けていたが、当時は満員の状態で、男性は死んでからもだれにも気づかれないままだったことになる。

この男性は上野駅が12日午前4時50分ごろに発行した150円区間の切符と現金3円を持っていた。身長は約1メートル70。60歳ぐらいで、うぐいす色のジャンパーに紺の作業服上下を着ていた。《読売新聞》

【韓国】南北首脳会談急がず

韓国政府は13日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との南北首脳会談の開催を、18日から平壌で始まる第六回南北首相(高位級)会談では提案しない方針を明らかにした。これによって、一時高まっていた南北サミット早期実現は遠のき、3月下旬の総選挙終了後に持ち越されそうだ。

鄭元植首相は13日の閣議で、「目に見える成果が予想でき、様々な条件が満たされない限り、首脳会談を急いで推進する意思はない」とし、「金日成主席との会談の席でも提議しない」と言明した。

この方針について、李東馥・首相特別補佐官は同日、「首脳会談の早期開催を必要としているのは北側であり、こちらからコトを急ぐべきではないと説明。

さらに、首相会談では、「非核化共同宣言」に基づく南北校統制共同委員会の発足と南北相互査察の実施、国際原子力機関(IAEA)の核査察受け入れなど半島の核問題解決に総力を集中する考えであり、「これらの懸案の解決が首脳会談実現にも影響する」と、核疑惑の解消が先決との考えを明らかにした。《読売新聞》



2月13日のできごと