平成1113日目

平成4年1月25日(土)

1992/01/25

【全豪テニス女子単】モニカ・セレシュ選手、2年連続2度目の優勝

Embed from Getty Images

テニスの全豪オープン第13日は25日、メルボルンのナショナル・テニスセンターで女子シングルス決勝を行い、第1シードのモニカ・セレシュ(ユーゴスラビア)が第7シードのメアリジョー・フェルナンデス(米国)を6−2、6−3で破り、2年連続2度目の優勝を飾った。《共同通信》

「自分の力のすべてをぶつけた。豪州では満足できるテニスができる」優勝トロフィーを高々と掲げた18歳のセレシュの顔には喜びと充実感が漂っていた。

立ち上がりは苦しかった。サーブが思うように決まらず、フェルナンデスにリードを許す。いきなりゲームポイントを奪われたが、要所で粘り強く相手のミスを誘いこのサービスゲームをキープ。その後も持ち前のパワーで、第1セットを4-0と先行した。前へ出ようとするフェルナンデスに対し、ベースライン際からの強打で押し返し、ペースをつかんだ。

「私はボールを深めに打ち返し続けた。だから向こうに勝つチャンスは生まれなかった」と言う。

大会当初は首の故障のために本来のテニスができずに苦しんだ。だが、それでも窮地をしのいだ。「はじめはひどい内容だったので、この優勝は信じられないような結果だ」は偽らざる心境かもしれない。

これで四大大会では五度決勝に進出し、すべて優勝。特に昨年は足の故障で棄権したウィンブルドンを除く三大大会を制覇と無敵ぶりを示した。「サーブをより強く打てるようになりたい。もっと勝てるようになるだろう」。好スタートを切り、セレシュは念願の年間グランドスラム達成に自信を膨らませているようだ。《共同通信》



【WBAフェザー級タイトルマッチ】浅川誠二選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)フェザー級タイトルマッチ12回戦は25日、韓国・仁川室内体育館で行われ、世界タイトル初挑戦の同級8位浅川誠二(神戸)はチャンピオンの朴永均(韓国)に9回1分43秒KO負けし、王座奪取に失敗した。朴は3度目の防衛に成功した。《共同通信》

【大相撲初場所14日目】貴花田、10代Vへ一直線

大相撲初場所14日目(25日・両国国技館)1敗の貴花田、2敗で追う曙がともに勝ち、優勝決定は千秋楽に持ち越された。

貴花田は、もろ差しから琴の若を寄り切り、31勝目で史上最年少の初優勝に王手、曙も大関霧島を簡単に押し出して、逆転優勝に望みをつないだ。

西前頭筆頭の若花田は9勝目。春場所は弟の貴花田との、史上2組目の兄弟同時三役の可能性が強まった。ハワイ出身の武蔵丸は勝ち越し。十両は豊ノ海が優勝を決めた。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】政治改革推進に全力

宮沢首相は25日午後、参院奈良選挙区補欠選挙の応援のため訪れた奈良県橿原市内のホテルで記者会見し、「共和」汚職事件を踏まえた政治改革の進め方について、「いろいろ考えることは実はある。党の政治改革本部の議論に流れが出てくるのにそんな時間はかからない。正副本部長と相談して、一つのものを見つけていきたい。(同本部の)議論の方向は大体想像がつく」と述べ、党内の政治改革論議が近く集約されるとの見通しの下に、政府・自民党一体となって取り組んでいく姿勢を明らかにした。

首相は党内の議論がどう集約されるかについては具体的に言及しなかったが、首相としては、「政治とカネ」の問題を最優先すべきだとの考えに理解が得られるものとの判断に立ち、自民党内で近く政治資金規正法改正の具体的論議が深まるとの見方を示したものだ。《読売新聞》

【宮沢喜一首相】奈良で応援演説

宮沢首相は25日、政権発足後初めての国政選挙となる参院奈良選挙区の自民党公認候補応援のため奈良県入りし、県内2か所で支持を訴えた。

同選挙には自民党公認候補のほか、社会、民社、社民連推薦の「連合型候補」、共産党公認候補の計3人が立候補。「共和」汚職事件で浮上した政治倫理問題を最大の争点に掲げる野党側に対し、首相は、選挙戦の結果が開会中の通常国会の行方はもちろん今夏の参院選にも重大な影響を及ぼしかねないとあって「政治改革の推進」「生活大国化構想」を必死に強調した。《読売新聞》

【比・アキノ大統領】後継にラモス氏指名

フィリピンのアキノ大統領は25日、59歳の誕日に当たり演説、5月の大統領選で「フィデル・ラモス前国防相を支持する」と事実上の後継指名を行った。

大統領は「次の指導者は「民主主義の成果を保持しなければならないとの信念から選択した」と指名理由を説明。演説終了後、ドリロン官房長官は、大統領がラモス氏の支持者とともに新党を結成する予定であることを明らかにした。

アキノ与党からは、ラモス氏と、ラモン・ミトラ下院議長、マルセロ・フェルナン前最高裁長官の3人が出馬表明していたが、在任中7回にわたったクーデターを参謀総長・国防相として鎮圧した手腕や、政権への一貫した忠誠がラモス氏への高い評価につながった。

ラモス氏は「大変うれしい。大統領と国民の期待を裏切ってはならない」とコメント。今後、同氏の陣営には集票能力の高い地方の知事らが加わることが予想され、昨年11月最大与党「フィリピン民主の戦い」(LDP)の候補指名選挙でミトラ氏に敗れたことによるダメージをかなり回復するものと見られる。反面、「後継指名」はアキノ支持率が極度に低落している都市部ではかえってマイナスに働く可能性も高く、“両刃の剣”となりかねない。

一方、LDPは同日、党大会を開催しミトラ氏を公認候補とすることを正式決定した。情報筋によると、ミトラ氏はフェルナン氏を副大統領候補に迎える意向で、政権との対決姿勢を強めていくものと見られる。また、アキノ大統領と協力関係にあったカトリック界はプロテスタントのラモス氏支持には消極的であり、与党勢力の分裂は決定的な情勢となった。《読売新聞》



1月25日のできごと