平成1045日目

平成3年11月18日(月)

1991/11/18

【宮沢喜一首相】「PKO協力法案早期成立を」

衆院国連平和特別委員会(林義郎委員長)は18日、前国会から継続扱いとなっている国連平和維持活動(PKO)協力法案、国連緊急援助隊法改正案の審議を再開した。

宮沢首相は「カンボジアでPKOが行われようとしており、(同法案を臨時国会で)速やかに成立させたい」と述べた。その一方カンボジアへの国連平和維持軍(PKF)への参加には、日本側との訓練が必ずしも十分ではないとの理由から、困難との見通しを示した。

先に明らかになった国連のガイドラインで、PKOの武器使用が自国要因に加え、国連要員全体が脅威にさらされた場合にも認めていることに対し、首相は「法案は自己の身体、生命の防衛のためだけに認めている」ことを強調した。《共同通信》



【宮沢喜一首相】米統合参謀本部議長と会談

宮沢首相は18日午後、首相官邸で、来日中のコリン・パウエル米統合参謀本部議長と会談した。

パウエル議長は、ソ連の軍事的脅威について、「350万人の軍隊と2万7000発の核兵器が存在するという事実は残っており、米国としてはこれを念頭においておかないといけない。新たな脅威とは、不安定で不確実ということだ」とソ連軍の不安定要素を指摘。そのうえで、「米国の国防予算が削減されることはあるが、日本との安保関係はさらに強化する必要がある」と述べ、引き続き日米安保体制を堅持していくベきだとの考えを示した。

これに対し、首相は、「日本の防衛力の程度では、ソ連が軍事削減したからといって、減らせるものではない」と、今後も着実な防衛力整備を図っていくとの方針を強調。

議長は、「米軍の削減は、基本的に欧州が念頭にある。日本は違う状況にあり、米軍削減と日本の着実な防衛力整備とは矛盾しない」と述べ、日本の防衛政策を支持する立場を表明した。

一方、同日夜、外務省で行われた渡辺美智雄外相との会談でパウエル議長は、国会で審議中の国連平和維持活動(PKO)協力法案について「日本の憲法のもとでPKOが実現することは国際社会も歓迎するものと確信している」と述べ、日本のPKO参加を歓迎する考えを強調した。《読売新聞》

【金丸信元副総理】「コメ開放柔軟に」

自民党竹下派会長の金丸信・元副総理は18日午前、都内で講演し、年内合意に向け大詰めを迎えている新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の農業交渉に関連して「自由貿易体制の下、自動車を(米国に)何百万台も売りながら、コメは(国内に)入れませんで済むのか。全部買っても(コメの当初輸入量は)30万トン程度だ」と述べるとともに、輸入米の取り扱いについては「もし余ったら(食糧難に直面する)アフリカやインドに配ってもいい」と指摘、コメ自由化問題に対し、部分開放も含めて柔軟に対応すべきだとの判断を表明した。

その上で金丸氏は「コメ問題は解決すべき時期にきている。これを裁かないと日米貿易摩擦はさらに過熱する」と強調した。《共同通信》

【大相撲九州場所9日目】貴ノ浪が給金

大相撲九州場所9日目(18日・福岡国際センター)新入幕の貴ノ浪が、同じ1敗の小結琴錦を上手投げで横転させる殊勲の星を挙げ、給金を直した。

大関小錦も苦手の安芸ノ島を寄り倒し、勝ち越しを決めた。1敗はこの2人だけで、2敗は、逆転の網打ちで三杉里を破った霧島と、琴錦の2人。《読売新聞》



11月18日のできごと