平成616日目

1990/09/15

この日のできごと(何の日)

【仏・ミッテラン大統領】イラクとの対決を表明

フランスのミッテラン大統領は15日、関係閣僚会議後、大統領府で記者会見し、サウジアラビアに4000人を超える兵員や戦車、航空機などを派遣する一方、国連安全保障理事会に対し、対イラク禁輸措置を空域にまで拡大するなど禁輸をさらに徹底・強化するよう要請することなどを決定したことを明らかにした。

大統領はさらに、在パリ・イラク大使館付武官などの追放、大使ら館員の行動制限措置も明らかにし、14日のイラク軍部隊の在クウェート・フランス大使公邸乱入、フランス人連行に対抗し、米国、英国などとともに前面に立って、イラクと対決する姿勢を一段と明確にした。

大統領は記者会見で「武力衝突回避を可能にするイラクからのどんな合図もない」とイラクの強硬姿勢を非難した。

フランスが派遣するのは、空陸混合一旅団などの兵員4000人以上、、戦車48両のほか、戦闘機など約30機、対空ミサイル「ミストラル」など。戦闘機はミラージュF1、ミラージュ2000などとされる。

フランスは既にサウジには、ヘリコプター6機、兵員約100人、またアラブ首長国連邦(UAE)にも陸軍部隊を一派遣しているほか、空母クレマンソーを含む計14隻の艦船を派遣しており、今回の派遣でその総数は1万3000人を超える。

一方、ミッテラン大統領は「われわれの戦略は対イラク禁輸である」と述べ、国連安保理に対し、対イラク禁輸措置の空域への拡大、禁輸違反国への制裁を要請すると同時に、14日のイラク軍による大使公邸乱入はウィーン条約違反だとし、イラクを非難するよう求めた。《共同通信》

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【大相撲秋場所】7日目

大相撲秋場所7日目(15日・両国国技館)全勝力士4人のうち、大関小錦と新入幕で健闘していた貴闘力に土がついた。小錦は苦手の安芸ノ島を左四つ、がっぷりに捕まえながら、左下手投げに横転して痛い初黒星。貴闘力は同じ新入幕の大翔山のかいなひねりに敗れた。

新横綱旭富士は、先場所不覚を取った両国をはたき込んで雪辱し、土つかずの7連勝。大関霧島は春日富士を右下手出し投げで退けて全勝を堅持。横綱北勝海は平幕の琴ケ梅を送り出して1敗を守った。全勝の旭富士、霧島を追う1敗力士は北勝海、小錦、貴闘力の3人。《共同通信》

大相撲の西大関北天佑(30)=三保ヶ関部屋、北海道出身=が秋場所7日目の15日、現役を引退し、年寄「二十山」を襲名した。秋場所3日目から4連敗を喫し6日目まで2勝4敗と不振の北天佑は「体力の限界」を理由に引退を決意、同日、日本相撲協会に現役引退、年寄「二十山」襲名願を提出し、理事会で承認された。

今後は三保ヶ関部屋付きの親方として若手力士の指導に当たるが、将来は独立して二十山部屋を創設するものとみられている。北天佑には功労金2100万円が贈られる。《共同通信》

【国際花博】入場者数2000万人突破

敬老の日の15日、大阪・鶴見緑地の花の万博は、朝から雨が断続的に降る荒れ模様の天気の中、大勢の観客が押し掛け、午前11時半すぎに開幕以来の入場者が2000万人を突破。この日の入場者も約33万8000人と今月8日の約28万9000人を超し、開幕以来最高を記録した。

花博協会は「花と緑というテーマが理解された」と、目標の2000万人達成を評価、今月末の閉幕までに約2200万人の入場を見込んでいる。《共同通信》



9月15日 その日のできごと(何の日)