平成614日目

平成2年9月13日(木)

1990/09/13

【梶山静六氏】法相就任

海部首相は13日午前、首相官邸に小沢幹事長ら自民党三役を呼び、病気辞任した長谷川法相、砂田北海道、沖縄開発庁長官の後任人事について協議した結果、法相に竹下派の梶山静六元通産相、北海道、沖縄開発庁長官に渡辺派の木部佳昭元建設相を任命した。同日午後、皇居で認証式を行った。

法相ポストについては長谷川氏が参院竹下派の出身だったことから、後任も参院竹下派から起用する方向で人選が進んだが、小沢幹事長は衆院からの起用を強く主張、参院側との断続的協議の結果、参院側が折れ、竹下元首相側近で自治相、通産相を経験した梶山氏の起用が決まった。《共同通信》




【金丸信元副総理】訪朝問題で見解

金丸元副総理は13日午後、三重県四日市市で記者会見し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問に関連して「先方が償いの問題をまず解決しなければならないというにならそういう言い分は無理だ。両国が窓口をつくり一日も早く討議すべきだ」と述べ、まず連絡事務所を相互に設置した上で、北朝鮮側が求める賠償問題を政府間で話し合うべきだとの考えを示した。

同時に謝罪問題については、昨年3月の竹下首相(当時)の国会答弁の枠内で対処する意向を表明した。

金丸氏は第18富士山丸問題について「私は富士山丸(の乗組員の釈放)を金で買いにいくのではないし、向こうも売るつもりはない」とし、あくまで北朝鮮側の人道上の措置により解決するとの点を強調。こうした北朝鮮側の柔軟姿勢にこたえるため「両国間を閉ざしてきた固い壁に穴を開け風通しをよくしたい」と意欲を述べた。《共同通信》

【政府】中東貢献策に総額40億ドル

政府は日本の中東貢献策として決定した本年度10億ドルの多国籍軍支援経費について米側からの強い要望を受け、さらに10ドル億上積みし、総額で20億ドルを拠出する方針を固めた。これは13日夜、政府筋が明らかにした。

エジプト、ヨルダンなど周辺国への経済支援について政府は既に総額で20億ドルの協力方針を固めているが、別の政府筋は同日、米側の要求が多国籍軍支援の10億ドル上積みと周辺国支援20億ドルの計40億ドルに上ることを明らかにしており、政府としてはこれで米側要求に事実上、満額回答でこたえることになる。

政府は14日にもこうした方針を踏まえ、大枠の支援計画を発表し、週明けに肉付けし、正式発表する方針だ。

日本の中東貢献策のうち多国籍軍支援の10億ドルについて米側は「少額過ぎる」と強い不満を示している。13日には米下院が在日米軍駐留経費の全額日本負担を求める法案を可決するなど、9月初めに再開された米議会を中心とした対日圧力も高まっていた。《共同通信》

【大相撲秋場所5日目】旭富士が5連勝

大相撲秋場所5日目(13日・両国国技館)全勝は新横綱旭富士と小錦、霧島両大関、それに新入幕貴闘力の4人となった。旭富士は元気な新小結琴錦を左上手出し投げから力強く押し倒し、小錦は琴ケ梅を一方的に寄り切った。霧島は“注文相撲”で三杉里に楽勝。

貴闘力は押し相撲でベテラン太寿山を下した。横綱北勝海は全勝の栃乃和歌を押し出して1敗を守った。だが、大関北天佑は春日富士の立ち合いの奇襲に敗れ、2勝3敗と黒星が先行した。若花田、貴花田は勝って3勝2敗。十両は旭里が5戦全勝で依然単独トップ。




9月13日のできごと