平成1044日目

平成3年11月17日(日)

1991/11/17

【東京国際女子マラソン】谷川真理選手が初優勝

マラソンシーズンの幕開け、91東京国際女子マラソンは17日、東京・国立競技場を発着点とし、平和島口を折り返す42.195キロのコースに5カ国の外国招待8選手を含む104人が参加して行われ、谷川真理(資生堂)が2時間31分27秒の自己最高でマラソン初優勝した。

この大会で日本選手が勝ったのは1983年の佐々木七恵(エスビー食品)以来2人目。国内の国際女子マラソンではことし3月の名古屋の山下佐知子(京セラ)に続いて日本勢が連勝した。《共同通信》



【競馬・マイルCS】ダイタクヘリオスが完勝

秋のマイルのGI、第8回マイルチャンピオンシップは17日、京都競馬場の外回り1600メートルにサラ四歳以上オープンの関西馬15頭が出走して行われた。好位につけたダイタクヘリオスは4コーナー手前で先頭に立ち1分34秒8のタイムで危なげない完勝劇を演じた。2着には単勝一番人気のダイイチルビーが外めを伸びての入線。スタートが合わず後手後手に回る苦しいレース内容だった。

春のGI安田記念1着ダイイチルビー、2着ダイタクヘリオスが、秋のマイルGIでは順序が入れ替わっての1、2着となった。

ダイタクヘリオスは北海道平取町清水牧場の生産馬でオス5歳。父ビゼンニシキ、母ネヴァーイチバン。25戦7勝で収得総賞金は4億1904万4400円。馬主中村雅一氏、梅田康雄調教師、岸滋彦騎手は初勝利。《読売新聞》

【大相撲九州場所8日目】全勝姿消す

大相撲九州場所8日目(17日・福岡国際センター)平幕の貴ノ浪が水戸泉にがっぷり四つから寄り切られ、幕内の全勝はなくなった。

1敗の小錦、琴錦は得意の突き、押しで圧勝。霧島は土俵際の突き落としで栃乃和歌をかわし、2敗を守った。若花田は曙に逆転勝ち、貴花田も目まぐるしい相撲で寺尾を破り、ともに五分の星に戻した。《読売新聞》

西横綱北勝海(28)は17日、日本相撲協会に休場届を出した。古傷の左ひざを悪化させ、治療1か月。北勝海の休場は先場所に続いて通算7度目。旭富士も2場所連続休場しており、横綱不在が2場所続くのは昭和47年夏、名古屋場所以来のこと。

九重親方の話「朝になって痛みが出た。左ひざに水がたまっているようで、今の状態では勝てない。やり直しです」《読売新聞》

【自民党・小沢一郎元幹事長】新ラウンド積極対応を

自民党の小沢一郎・元幹事長は17日、岩手県衣川村で行われた地元後援会研修会で講演し、関税・貿易一般協定(ガット)の新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)について、「本当は米国も欧州共同体(EC)も農業貿易自由化をやろうとしても、すぐにはできっこない。(自由貿易という)原理原則を認めさせたいために(自由化を)言っている」との認識を表明した。

その上で小沢氏は、「米国もECも日本が反対したからウルグアイ・ラウンドが成功しなかったと言いたがっているし、そういう作戦になっている」と述べ、日本としても積極的な姿勢で交渉に臨むべきだとの考えを強調した。

小沢氏は、「国民の主食を自給し、再生産していく体制を堅持することは、国の大計として維持していかなくてはならない。(自給体制を)維持していくために、コストのギャップがあれば、そのコストの負担は全国民が負わなければならない」と述べ、コメ市場開放となった場合でも、事実上のコメ自給体制を堅持していくため、農家がコメの生産を継続できるような十分な国内対策を行うべきだとの考えを明らかにした。《読売新聞》

【民社党・大内啓伍委員長】PKO法案「国会承認外せば反対」

民社党の大内委員長は17日、同党兵庫県連大会出席のため訪れた神戸市で記者会見し、18日から今国会での本格審議が始まる国連平和維持活動(PKO)協力法案について、自衛隊の国連平和維持軍(PKF)参加に際しての「国会承認」が法案に明記されないまま採決に持ち込まれた場合には「画竜点睛を欠く法案には賛成できない。反対に回る」と述べた。

民社党はシビリアンコントロール(文民統制)の立場から「国会承認」条項を法案に入れるよう要求してきたが、それが受け入れられない場合の対応として、PKO法案に反対の姿勢を明言したのは初めて。《共同通信》

【ロシア・エリツィン大統領】「ルーブル」ロシア管理に

エリツィン・ロシア共和国大統領(首相を兼任)は17日のタス通信を通じ、ルーブル貨の発行、流通を共和国の管理下に移すとした政令を布告した。ソ連国立銀行の定める対外貨交換レートを「無効」とする「対外経済活動自由化に関する大統領令」と合わせ、連邦から通貨・金融権限を奪い、事実上ルーブルを「ロシア独自の通貨」にすることを意味し、統一金融政策を前提とした経済共同体条約の機能と、新連邦での「連邦機構の存続」を危うくする可能性が高い。

「経済改革の財政的保証とロシア共和国の財政制度保護に関する政令」(15日付)は、同決定布告の理由について「ソ連の諸機関が経済共同体条約で定められた義務を履行せず、同条約の実現を阻害し、インフレと経済状況悪化を助長している」結果、ロシア政府は独自に「財政上の利益と経済主権を擁護」し、「通貨流通、発券を統制下に置く必要に迫られた」として、連邦政府によるルーブル安定化措置の遅滞を強く批判した。

そのうえで、新設の「共和国経済・財政省」に対し、「独自通貨発行を目指している旧ソ連内各共和国に対抗してロシアの利益を守る」ため、今年12月10日までに必要な「制度的手段を準備し、導入する」よう命じるとして、ルーブルのロシア通貨化をうたうとともに、①金、ダイヤモンド管理部門をはじめとするソ連大蔵省の機構を共和国管理に移す②国家通貨印刷企業合同(造幣局)を共和国管轄とする③11月20日から連邦財政関連省庁への予算拠出を停止する④各共和国とダイヤモンド及び外貨準備の分与について交渉を開始する—と定めた。《読売新聞》

【東京都・鈴木俊一知事】「兄島に小笠原空港を」

東京・小笠原村の兄島を有力候補地とする小笠原空港建設構想について、鈴木都知事は17日、父島から母島へ向かう連絡船上で記者会見し、大幅な環境破壊を避ける配慮をした上で兄島への建設を具体化したいとの考えを明らかにした。

空港候補地となっている兄島中央台地は、低木類やカタツムリなど極めて珍しい動植物の宝庫とされ、学界や一部の村民から保存を訴える声があがっている。鈴木知事は、具体的には①兄島の中で環境破壊の少ない建設地を検討し直す②建設地の動植物を島内外の別の場所に移せるかを研究する―などの手段を示した。《読売新聞》



11月17日のできごと