平成619日目

平成2年9月18日(火)

1990/09/18

【アントニオ猪木参院議員】イラク入り

参院議員のアントニオ猪木氏は18日午後、イラク機でアンマンからバグダッドに到着した。猪木議員は21日までバグダッドに滞在の予定でアジズ副首相兼外相、イラク・オリンピック委員会のウダイ・サダム・フセイン会長(フセイン大統領の長男)、サレハ国会議長の実力者3人と会談することになっている。さらにサダム・フセイン大統領とも直接会いたいとの意向をイラク側に伝えている。

猪木議員は、国会議員の立場で独自にイラクに乗り込んだ形だが、特に邦人人賞の扱いをめぐってイラク側がどのような態度を示すか注目される。バグダッドの空港で猪木議員は「アラブ世界は外からでは見えない。イラクの中に入り、腹を割って話してみようとの気持ちだ」とイラク訪問の動機を語った。

141人の邦人人質の問題については、話が進展すればとの前置きを付けた上で「微妙な問題と思う。(釈放問題が)イラク訪問の目的ではないが、両国関係が緊張している中で、話し合いの環境をつくれれば良いと思う。自分なりの提案もしてみたい」と発言、イラク要人との会談で日本側の憂慮の気持ちを伝えることを示唆した。

猪木議員はまた「アンマンの空港でも多くの人びとが安全を求め避難していく姿をみて、無性に腹が立った。命を懸けても和平実現の役に立ちたいと考えている」と抱負を述べた。猪木議員の訪問について現地の消息筋は、大統領の子息であるウダイ氏と会うことで、フセイン大統領との会談が実現する可能性は高いとみている。《共同通信》




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【米・アトランタ】1996年夏季五輪開催地に決定

国際オリンピック委員会は18日、近代五輪復活100周年の記念大会となる1996年夏季五輪開催地にアトランタ(米国)を選んだ。1896年に第1回大会を開き、100年ぶりの五輪開催を目指したアテネ(ギリシャ)は五輪郷愁派の支持もむなしく敗退した。《共同通信》

【1990年版防衛白書】ソ連脅威論を削除

石川防衛庁長官は18日の閣議で1990年版「日本の防衛」(防衛白書)を報告、了承された。白書は昭和55年から平成元年まで続けてきた、極東ソ連軍についての「潜在的脅威」という記述を十年ぶりに削除し、陸・海・空での老朽設備の廃棄についても初めて言及している。

これは米ソの核軍縮など緊張緩和が進む国際情勢に配慮するとともに、日ソ関係の改善に向けてソ連に大幅な戦力削減を求めるシグナルといえる。一方でアジアの軍事情勢を依然不安定で流動的ととらえ、平和時の基盤的防衛力を規定した「防衛計画大綱」の意義を詳細に説明しながら、引き続き「力の空白」をつくらないため防衛力整備に努力していく姿勢を強調している。《共同通信》

白書は東欧の民主化や米ソの戦略兵器削減交渉(START)など軍縮が進展した昨年後半から今年前半の国際情勢について「欧州を中心に歴史的な変革期に入った」とし、東西関係が冷戦の発想を超えて対話と協調の時代に入ったことを率直に評価している。

ただ新たな安全保障の枠組みを模索する努力は始まったばかりであり、デタントの一方で第三世界の紛争が発生しやすい状況が生まれているとして、不透明な情勢も指摘している。焦点の極東軍事情勢については、デタントの影響が波及することに期待を示しつつも、朝鮮半島やカンボジアでの緊張、日ソ間の北方領土問題の存在を挙げながら「不安定かつ流動的」との認識を強調。

特に極東ソ連軍に対する分析では「脅威」表現を引っ込めたほか、他国に侵略的行動をとることが極めて困難になっていると認定している。

しかしその一方で、ソ連が攻撃型原子力潜水艦や新型戦闘、爆撃機をわが国周辺に配備するなど装備の近代化、質的強化に力を入れている実態を詳述、「膨大な蓄積と相まって周辺諸国に圧力を与えるもの」「極東ソ連軍の動向から来る厳しい軍事情勢に変わりはない」との警戒姿勢を崩していない。

またわが国の防衛政策については、軍事的脅威に直接対抗することを目指すのでなく、日本が「力の空白」となって不安定要因にならないよう平時からの節度ある防衛力を維持していく方針を説明している。

これは平成三年度から始まる次期防衛力整備計画の策定にあたって、デタント進展の世界情勢の下でも防衛大綱の基本を堅持しながら進めていく考えをにじませたものといえよう。このほか白書は、平成元年版で削除した「非核三原則は国是」との記述を、野党側の要求を受け入れる形で復活している。《共同通信》

【中国・李鵬首相】訪中団と会談

斎藤英四郎経団連会長ら日中経済協会の訪中団一行は18日、北京市の人民大会堂で李鵬首相と1時間10分にわたり会談した。李鵬首相はこの中で「中国が進めている経済の開放改革路線は守る」とし、日本側に対し発電所、鉄鋼プラントの建設や油田の開発などで技術協力を要請。斎藤会長も「協力できるものがあれば取り組んでいきたい」と述べ、日中間の経済協力推進を確認し合った。

李鵬首相は訪中団首脳の質問に答える形で意見を述べ、中国経済の現状について「この3月、引き締め政策から金融緩和に政策を変えた。今後10年間を通じ平均6%の経済成長を成し遂げたい」などと語り、日本側の協力を呼び掛けた。

中東情勢では「中国はイラクのクウェート侵入、併合には反対である。しかし大国の軍事介入にも反対で、アラブ世界の中で平和的な解決を望む」と従来からの考えを改めて強調した。

最後に鄧小平前国家中央軍事委員会主席の近況に触れ、「体は元気だが外国のお客さんとは会わないことにしている。現在の指導の中心は江沢民党総書記である」と述べた。《共同通信》

【大相撲秋場所10日目】旭富士、霧島が10連勝

大相撲秋場所10日目(18日・両国国技館)横綱旭富士と大関霧島が全勝を守った。旭富士は豪快な右すくい投げで三杉里を転がし、霧島は琴富士を送り出しで破った。

横綱北勝海は関脇安芸ノ島を上手投げで退け1敗を堅持、大関小錦は逆鉾を寄り切り、勝ち越しを決めた。新入幕の曙は、同じ新入幕の元気者貴闘力を一方的に下し7勝目、若花田は6勝目を挙げた。十両は久島海が2敗を守り、単独トップに立つとともにただ一人勝ち越しを決めた。《共同通信》




9月18日のできごと