平成1023日目
1991/10/27
この日のできごと(何の日)
【自民党】新総裁に宮澤喜一氏
自民党の新総裁に宮澤喜一氏(72)が決まった。海部総裁(首相)の後継を決める自民党総裁選は27日、所属国会議員、党員・党友による投票の結果、宮澤氏が国会議員207票と各都道府県に配分された持ち票101のうち、78票の計285票を獲得、第一回投票で過半数(247)を上回り、当選した。
渡辺美智雄氏(68)は、120票と予想を超える得票で2位となった。三塚博氏は87票で3位に終わった。
宮澤氏は29日の臨時党大会で事実上、第15代総裁に就任、11月5日召集予定の臨時国会冒頭で第78代、49人目の首相に選出され、同日中に組閣、宮澤政権が発足する運びだ。《共同通信》
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【競馬・第104回天皇賞】
競馬の第104回天皇賞レースは27日、12万人を超えるファンを集めた雨天の東京競馬場2000メートル芝コースで18頭が出走して争われ、単勝式一番人気のメジロマックイーン(武豊騎乗)が6馬身差をつけて1着で入線したが、2コーナーで斜行したため、ことしから採用された降着制度により、18着に降着、単勝式三番人気のプレクラスニー(江田照男騎乗)が繰り上がって2分3秒9で優勝、賞金1億2000万円を獲得した。
マックイーンは好スタートをきったものの、直後の2コーナーで内へ斜行した。プレクラスニーは被害を受けながらも抜け出てマックイーンを追走する形で流れ込んだ。2着はカリブソング、3着はカミノクレッセとなった。中央競馬のG1レースで1着失格(降着)は初めて。《共同通信》
【ゴルフ・青木功選手】1年半ぶりV
千葉市の袖ヶ浦CCで行われていた男子ゴルフのプリヂストンオーブンは27日、最終日ラウンドが雨のため途中中止になった。このためのホールストロークプレーに短縮され通算10アンダーの青木功が、米山剛に1打差をつけて今季初優勝。日程が半分になったことで優勝賞金は当初の75%の1620万円になった。賞金ランキング加算額も50%に。また、青木は1390万円の外車の副賞を獲得。青木は、昨年5月の三菱ギャラン以来1年半ぶりの優勝でツアー52勝目。
アマチュアは、通算3アンダーの丸山茂樹(日大四年)が、プレーオフ2ホール目に宮本勝昌(日大一年)を破り、ベストアマを獲得した
【ゴルフ・小林浩美選手】2年ぶりのV
女子ゴルフの五木クラシックは27日、埼玉県のエーデルワイスGCで、雨のためインコース(パー36)の9ホールに短縮して最終ラウンドが行われ、米ツアーから帰国2戦目の小林浩美が通算4アンダーの104で逆転優勝、賞金540万円を獲得した。小林は国内ツアー約2年ぶりの7勝目。
2打差の5位につけていた小林は5バーディー、1ボギーの32で回り、一気に首位に浮上、2位の安井純子ら3人に4打差をつけた。プロ4戦目の服部道子は112で15位だった。
なお、今大会は27ホールストロークプレーで争われたため、賞金は75%となった。《読売新聞》
【MLB・ワールドシリーズ】
米大リーグのワールドシリーズ第七戦は27日、ミネソタ州ミネアポリスのメトロドームで行われ、ツインズ(ア・リーグ)が延長十回、1-0でブレーブスにサヨナラ勝ち、4年ぶり2度目(セネタース時代を含めると3度目)のワールドチャンピオンとなった。
ツインズ・モリス、ブレーブス・スモルツの両先発投手が力投。史上初のシリーズ3度目の延長戦にもつれこんだが、ツインズは十回、グラデンの二塁打と2四球などで一死満塁とし、代打ラーキンが抑えの切り札、ペーニャから決勝打を放った。完封勝ちのモリスは、3試合に登板して2勝を挙げ、最優秀選手(MVP)に選ばれた。 ツインズは、本拠地メトーロドームでのワールドシリーズを無傷の8連勝。サヨナラ試合4度も史上初と、力の拮抗した好勝負だった。《読売新聞》
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36歳のエース、モリスが中三日で3度目の先発。127球の力投で最後までホームを踏ませなかった。延長十回を一人で投げ切ったのは、1969年第四戦のシーバー(メッツ)以来の快挙だった。こ一れでタイガース時代と合わせて、シリーズ4勝0敗。大試合に強い男は歓喜の輪のなかで「きょうの投球は、すべての面での最高傑作だった」と振り返った。《共同通信》