1991 平成3年10月7日(月)のできごと(何の日)

平成1003日目

平成3年10月7日(月)

1991/10/07

【自民党竹下派】総裁選独自候補論が噴出

自民党総裁選で動向が焦点となっている竹下派は7日、緊急総会で独自候補擁立論が相次いだため一任を受けた金丸会長が同日夕、改めて小沢会長代行に出馬するよう説得したが、小沢氏の固辞の姿勢は変わらなかった。独自候補擁立が困難な状況は続いており、時間切れで宮沢喜一氏を軸に渡辺美智雄氏のどちらかの支持にまわる可能性が高い。

ただ、金丸氏が総会や三塚博氏との会談で独自候補擁立を明言したことから金丸、小沢両氏とも苦しい立場に立たされかねないこともあり、不透明感も出ている。

これに対し候補3氏の運動が活発化、金丸、小沢両氏や竹下元首相を中心に竹下派への激しい働き掛けを続けた。《共同通信》



【女優・馬渕晴子さん】マンション買い占め訴訟で敗訴

強引なマンションの買い占めに遭い、生活権を侵害されたーとして、女優の馬渕晴子さん(54)が大手建設会社フジタ(本社東京)や不動産会社などに220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10月8日、東京地裁であった。

原田敏彰裁判長は「馬渕さんら当時のマンション管理組合側も理事長不在となるなどさまざまな問題や混乱があり、業者側の管理費支払い拒否などを不法行為とは言えない」として、馬淵さんの請求を棄却した。《共同通信》

【北朝鮮・延享黙首相】社会党・田辺委員長と会談

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の延享黙首相は7日午後、ニューヨークでの国連総会からの帰途、成田空港に立ち寄り、成田市内のホテルで、社会党の田辺委員長と会談した。延首相と田辺氏は、日朝国交正常化交渉の早期妥結に向け協力することで一致した。

ただ、延首相は「両国に直接関係のない第三者の問題で、交渉が行き詰まるのは好まない」と述べ、暗に、核査察問題が両国の正常化交渉の妨げになるのは好ましくないとの見解を示し、日本政府の対応をけん制した。一方、田辺氏は、「できるだけ早く、貴国を訪れたい」と述べた。

延首相ら一行は、渡航証明書の発行を受け一時入国したもので、北朝鮮の首相がわが国に入国したのは初めて。また一行は、石井一会長ら日朝友好促進議員連盟のメンバーと懇談した。《読売新聞》

【経団連・平岩外四会長】実力者内閣を期待

平岩外四経団連会長は7日の会見で、自民党総裁室選について、「(次期総裁は)政治改革の実行と国際貢献に考えを述べられる人物が必要だ」との見解を示した。さらに、「いくら国民の支持が高くても、決断を実行に移せなくては、結果的に国民の期待に反する」と海部首相の指導性欠如を指摘したうえで、次期リーダーは「重要政治課題に対して一枚岩で国会運営できる人」と述べ、実力者内閣登場を熱望していることを明らかにした。

総裁選の見通しは、「竹下派の動き次第」と、派内にまだ、独自候補擁立の可能性が残っていることを示唆したうえで、19日の告示ぎりぎりまで「(派内調整が)紆余曲折しそうだ」と語った。

政治改革を支持して来た財界内では、竹下派内で名前が挙がっている小沢一郎・前幹事長を「改革の先頭を走っていた人だから」と次期総理に望む声もあるが、平岩会長は、具体的な名前には触れなかった。一方で、「政治改革に熱心だった、という理由で党内や一「派閥で足を引っ張られることがないようにして欲しい」と注文をつけた。

立候補を表明した3人が、リクルート事件や政治資金問題にかかわっていたことには「選挙で有権者の支持を受け、政治家として信任を得た、とする永田町の論理に沿うのが常識だ」として、問題にする考えがないことを明らかにした。《読売新聞》

【海部俊樹首相】女性議員の人気は変わらず

「みずからの進退は一人で決めるものと考えて、(総裁選不出馬は)だれにも相談せずに決めた。新総裁には、選挙制度の抜本改革などの実現を強く、強くお願いしたい」

海部首相は7日昼、政府・自民党首脳会議で、5日の総裁選不出馬表明に至るまでの経緯を説明、政治改革の実現を新総裁に託す考えを改めて示した。首相の態度は「淡々として明るかった」(党幹部)そうで、一時のくやしさからはすっかり吹っ切れた様子。

一方、同日夕、自民党本部で開かれた全国婦人議員政策研究会の懇親パーティーに出席した首相は、20分以上にもわたって政治改革実現の必要性などを訴え「(総裁選の)演説会みたいになってしまった」と照れ笑い。会場からは「がんばって」と声援が飛び人気の高さは相変わらずだった。《読売新聞》

【プロ野球・巨人】藤田元司監督続投を確認

巨人の藤田元司監督は7日、読売新聞の渡辺恒雄社長にシーズン終了の報告を行い、来季も指揮を執ることを正式に確認し合った。

このあと、球団事務所で記者会見をし「今季の成績が非常に悪かったので責任を感じている。社長には逆に、頑張れと激励された。責任をとらせてもらおうと決心したこともあるが、チームを投げ出すこともできないと、気を取り直し、頑張らなければいけないという気になった」と語った。《読売新聞》



10月7日のできごと

シェアする

フォローする