平成971日目

1991/09/05

この日のできごと(何の日)

【ソ連】解体、再編へ

ソ連人民代議員大会は5日、中央集権的ソ連体制に代わる新国家体制確立の柱を定めた大会決議と、それまでの移行期の暫定的統治機構を定めた「移行期間における国家権力機関に関する法律」をいずれも賛成3分の2以上の圧倒的多数で、正式承認し、大会は4日間にわたる審議を終えて開幕した。

これにより、69年間に及んだソ連の中央集権的体制は解体され、各共和国の主権を基礎にした穏やかな国際連合への再編に向け、一応の大枠が整備された。

今後、新連邦条約の再策定、調印を経て、「共和国全権代表者大会」が招集され、憲法改正が行われる運びとなる。だが、大会決議がうたう「統一連邦軍の維持」問題をめぐる一部共和国の立場の相違など、いくつかの利害の対立点が積み残された。

ゴルバチョフ・ソ連大統領は、大会終了後、記者団」に対し、「大会は主要な問題を解決、成果をあげた」と満足の意を表明し、新連邦条約について、1、2か月以内には、締結プロセスを完了させる必要がある」と述べた。《読売新聞》

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【三笠宮同妃両殿下】皇族議員に選出

皇族男子の結婚など皇室の重要事項を決める皇室会議メンバー10人のうち、15日で4年間の任期が満了する2人の後任を選ぶ選挙が5日午前、皇居・宮殿で行われた。

投票権を持つ青年皇族17人の互選の結果、三笠宮ご夫妻を正議員に、常陸宮さまと皇太子さまを予備議員に選んだ。皇太子さまが選ばれたのは初めて。

この日は皇太后さまが棄権。旅行などで出席できない三笠宮ご夫妻、秩父宮妃勢津子さま、桂宮さまは不在者投票された。《共同通信》

【自民党・三塚博元政調会長】「総裁任期3年に」

自民党の三塚博・元政調会長は5日、都内のホテルで講演し、激動する国際情勢に対応できる本格政権が必要との考えから「自民党総裁の任期は2年では短い。(次の総裁から)3年にする必要がある」と述べて、総裁任期の1年延長を提案、「今秋の総裁選立候補者の間で議論すべき極めて重要なポイント」と強調した。

また三塚氏は「挙党、重量内閣を作る必要がある」と改めて指摘した上で「(外相、蔵相など)重要閣僚は10か月や1年(の内閣改造)で交代せず、首相と共に(任期一杯)職務を担当すべきだ」と述べた。

さらに、投票か話し合い決着かの見通しについて、「立候補者が議論を戦わせ一人に絞られればそれでいいが、なかなかそうはならないだろうというのが昨今の状況だ」と述べた。《読売新聞》



9月5日 その日のできごと(何の日)