平成913日目

平成3年7月9日(火)

1991/07/09

【 IOC】南アフリカの五輪復帰を承認

国際オリンピック委員会(IOC)の「アパルトヘイト(人種隔離政策)とオリンピックに関する委員会」は9日、ローザンヌのIOC本部で開いた会合で、南アフリカ共和国の五輪復帰を認める勧告を採択した。近く開かれるIOC理事会で正式決定され、92年のバルセロナ五輪でローマ五輪(60年)以来、32年ぶりの復帰が実現する運びとなる。

IOCは、南アのアパルトヘイトが五輪精神に違反するとして、70年以来、南アを追放していたが、最近のデクラーク政権によるアパルトヘイト廃止の一連の改革案を評価し、復帰を認める方針に転換した。アントニオ・サマランチIOC会長は「南ア・オリンピック委員会を祝福する」と述べ、「世界スポーツ界にとって重要な日となった。南ア選手が世界各地で技量を競える日が間近いことを希望する」と表明した。《読売新聞》

【近鉄・入来智投手】4連続完投勝利

ダイエー2−3近鉄◇9日◇藤井寺

近鉄の入来がダイエーの反撃をかわし4連続完投勝利を挙げた。近鉄はこのカード7連勝。入来は7回まで緩い球を効果的に使い被安打2の完封ペース。八回、代打広永に右越え2点本塁打されて1点差に迫られたが、その後は直球主体に配球を変え、1点差を守り切った。《共同通信》

【大相撲名古屋場所3日目】旭富士、早くも2敗目

大相撲名古屋場所3日目(9日・愛知県体育館)旭富士は苦手の安芸ノ島に苦杯を喫し、早くも2敗となった。突っ張ってもろ差しとなったものの、安芸ノ島の左上手出し投げに体勢を崩し敗れた。

ほかの横綱、大関はいずれも下位の挑戦を退けたが、大乃国は初顔の若花田に対し、十分の右四つに組み止め寄り切った。巨砲は、通算出場で、千代の富士を抜いて9位の1474回を記録した。《読売新聞》

【ロシア・エリツィン氏】ゴルバチョフ大統領再選を支持

ボリス・エリツィン・ロシア共和国次期大統領は9日、新連邦条約に伴い来年前半にも実施が見込まれる連邦大統領の直接選挙で、ゴルバチョフ大統領を支持すると表明した。エリッィン氏が大統領選に直接言及して自らの立場を明らかにしたのはこれが初めてで、ソ連の政局は同選挙へ向け、両者の協調路線を基軸に展開される見通しとなった。

これは、ロンドン・サミット(先進国首脳会議)を前に8日行われたゴルバチョフ大統領と9共和国代表による事前調整についてソ連記者団に語った中で明らかにされた。タス通信によると、エリツィン氏は大統領が「共和国の主権を尊重する姿勢を続けるなら」との条件付きで、選挙での支持を確約。また、ヤコブレフ大統領首席顧問らが創設を宣言した新党「民主改革運動」へのバックアップを間接的に示した。

ロシアなど8共和国が承認した連邦条約最終案は、条約締結後のソ連憲法全面改正とそれに基づく「連邦省機関の再編」を義務付けている。シャフナザーロフ大統領府補佐官は先に、読売新聞に対し、連邦大統領の初めての直接複数選挙が「1年以内」をメドに行われるとの見通しを示しているが、保守派を中心としたゴルバチョフ非難の高まりの中で、エリツィン氏の支持がない場合、ゴルバチョフ大統領の選出の条件は厳しいと見られている。《読売新聞》



7月9日のできごと