平成861日目

1991/05/18

この日のできごと(何の日)

【警察庁】アベック失踪を再調査

大韓航空機爆破事件の金賢姫・元北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)工作員(29)の日本人教育係、「李恩恵」が埼玉県出身の元ホステス(35)の可能性が極めて強くなったため、警察庁は同時期にアベック失跡事件が相次いだ福井、鹿児島など各県警に再捜査を指示、両県警は18日、捜査班を設置した。元ホステスと同様に拉致された疑いが強まったためで、情報の洗い直しを急ぐ方針。

この元ホステスが失跡したのは昭和53年6月ごろだったが、まず福井県小浜市で7月7日、建築士見習の地村保志さん(当時23歳)と店員浜本富貴恵さん(同)が消息を絶った。

さらに同月31日には、新潟県柏崎市で大学生(当時22歳)と美容師(同23歳)が失跡。さらに翌8月12日にも鹿児島県吹上町の海岸で、電電公社(現NTT)職員市川修一さん(同23歳)と会社員増元るみ子さん(同24歳)が行方不明になった。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【高速増殖炉もんじゅ】完成

動力炉・核燃料開発事業団の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市・電気出力28万キロワット)の完工式が18日行われ、早速、試運転に入った。国内の高速増殖炉としては初めての発電炉で、設計から建設に至るまで独自技術で作った純国産炉。冷却材に扱いの難しい液体ナトリウムを使っていることなどから、入念な総合機能試験を行って機器の性能を確認、来年10月の臨界を目指す。

高速増殖炉(FBR)は、消費する核燃料より多くの燃料を生み出すことから、ウラン資源に恵まれないわが国に欠かせない新型炉として期待され、実験炉「常陽」(茨城県大洗町、熱出力10万キロワット)に次ぐ段階として。「もんじゅ」が総工費6000億円、5年半をかけて建設された。《読売新聞》

【韓国】デモ隊と機動隊が衝突

明知大生、姜慶大君の機動隊暴行死に端を発した韓国の政局混迷は、光州事件11周年の18日、重大局面を迎えた。

今月1日のメーデーから四波に及んだ反政府集会、デモの中核組織、汎国民対策会議は、機動隊との激しい衝突で中断した姜君の葬儀(14日)を同日、ソウル都心で改めて強行した。

姜君の遺体が安置されている延世大には、同日昼までに1万人を超える学生らが集結、葬儀準備と学内集会を行った後、正午ごろ、葬列隊を組んで野外追悼祭会場のソウル駅前に向かった。警察は、同大、梨花女子大周辺の幹線道路を完全封鎖している。葬列デモへの参加者は時間を追って増えており、4万人に達した模様。

葬列デモは、延世大の南約1キロの新村ロータリーを経て、梨花女子大前に達したが、機動隊は午後1時前にこのデモ隊に催涙弾を発射、衝突した。《読売新聞》

民主化を求めて市民・学生がほう起し、200人を超える死者を出した80年の光州事件11周年にあたる18日、韓国・光州の全羅南道道庁前の交差点で、約5万人の市民、学生、労働者や野党議員が反政府集会を開いた。全羅南道宝城郡の高校生が焼身自殺を図ったことで、高校生の参加もあった。

日中は平穏だったが、夜に入っても集会参加者は解散せず、催涙弾と火炎ビンによる衝突で、道庁前は遅くまで騒乱状態が続いた。参加者は「五月の歌」など、光州事件の精神を受け継ぐ歌を合唱しながら、「民衆弾圧の盧泰愚政権打倒」などのシュプレヒコールをあげた。《読売新聞》

【大相撲夏場所】7日目

大相撲夏場所7日目(18日・両国国技館)小錦は、貴花田が珍しく見せた、立ち合いの変化にもあわてず、右四つに組み止めて寄り切り、無敗を保った。

旭富士、霧島は下位力士の挑戦を退け、平幕の両国とともに1敗で小錦を追っている。新関脇の曙は元気なく4連敗。《読売新聞》



5月18日 その日のできごと(何の日)