平成825日目

1991/04/12

この日のできごと(何の日)

【海部俊樹首相】幹事長らと協議

海部首相は12日午後、首相官邸に自民党の小渕幹事長、政治改革本部の伊東本部長、選挙制度調査会の羽田会長らを招き、政治改革関連法案の扱いや今後の作業の進め方について、協議した。

伊東本部長らは①6月末に政治改革関連法案を審議する臨時国会を召集してほしい②与野党の協議機関を国会に設置、今国会中(5月8日まで)に話し合いを始めるべきだ③作業が遅れている参院選挙制度改革案は5月末をめどにまとめる一などと説明、今国会への法案提出見送りの方針を伝えた。

首相もこれを了承した上で「できるだけ早く党内を取りまとめてほしい」と強調、党内調整を急ぐとともに与野党幹事長・書記長会談を早急に開くなど、具体的な折衝を進めるよう指示した。

この結果、法案は与野党協議を経て臨時国会に提出される方向になった。しかし自民党内で衆院小選挙区比例代表並立制の導入に対する反発が根強いことに加え、野党各党もそろって反対姿勢を崩していないため、折衝の難航は必至の情勢だ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【自民党】コメは新ラウンドで

自民党は12日、農林水産貿易対策委員会(羽田孜委員長)を開き、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の焦点の一つになっているコメ問題への取り組みを強調した。

その結果①二国間でやらず、新ラウンドで交渉する②コメ問題が解決すれば新ラウンド全体がうまくいくなどとする誤解は正していく③食料輸入国として食料安全保障の原則を貫く④コメ問題を含めた党の農業政策については農林部会で決めるーなどの方針を改めて確認した。

最近、当内部でコメ市場開放容認とも取れる発言が相次いでいることをけん制、自民党として考えを一本化していく狙いがあるとみられる。《共同通信》

【政界メモ】土産のお返しは四島返還?

◯…海部首相は12日昼、京都のしにせ人形店から「ゴルバチョフ・ソ連大統領へのお土産に」と豪華な内裏びなを受け取った。5人の職人が2カ月がかりで作製したというだけに立派な出来栄えで、一緒に写真を撮った首相は「まるで僕が人形の引き立て役みたいだな」と照れ笑い。

しげしげと人形を見つめて「さすが京都は文化性が豊かだ。これだったら胸を張って大統領に渡せる。お土産に効果的だ」と感心していたが、肝心のゴルバチョフ大統領からのお返しのお土産は四島返還という豪華版になるかどうか。

◯…自民党の小渕幹事長はこの日午後、党本部で職員に就任のあいさつをした中で「私は金丸幹事長の時の筆頭副幹事長だったが、地理不案内で」と切り出した。前任者の小沢前幹事長と比較されることが気になるようで「私自身、切れ者というわけでなく生来、運、鈍、根でやってきた」と低姿勢。

「マスコミによると“剛球の小沢”、“軟投の小渕”と言われ、“癖球”とも評されるが、癖球はない。スピードは遅いが、前幹事長と同じ思想、信条を持っている」と反発してみせる一面も。スピードのない素直な直球となると、野党にとって打ちごろになるのでは。《共同通信》

【プロ野球・オリックス】開幕5連敗

日本ハム1−0オリックス◇12日◇東京ドーム

土井オリックスがまたも敗れ、開幕から5連敗。新人監督としては1966年の東京(現ロッテ)の田丸監督に並ぶワーストタイ記録となってしまった。それにしても勝てない。この日は投打ともに押しながら0−1の惜敗。白星の欲しい焦りが焦りを呼び、チームは空回りを続けている。

ベンチから出てきた土井監督は開口一番「あきまへんなあ」とポツリ。打線は幾つかのチャンスをものにできず、おまけに山沖は1安打での敗戦。「西崎はあまり良くなかったがあと1本がなあ……。山沖もよく投げていたのに……」とため息まじりのコメントに終始した。《共同通信》

【米・ベーカー国務長官】ヨルダン外相と会談

湾岸戦争後の中東和平の枠組み構築のため中東諸国を歴訪していた。ベーカー米国務長官は12日夕(日本時間同夜)、ジュネーブでヨルダンのマスリ外相と会談、和平のための地域会議構想や、湾岸戦争後の両国の関係などについて協議した。

会談後記者会見したマスリ外相は「米国との間に中東和平についてまだ幾つかの違いがあるが、この違いを克服するため協議を継続していくことで合意した。満足すべき合意を達成できるよう希望する」と言明。米国の推進する和平プロセスの枠組みをヨルダンが原則的に受け入れていく姿勢を示唆した。

またヨルダンが和平会議に出席する意向を明確にするとともに、中東和平国際会議へのパレスチナとヨルダンとの合同代表の参加問題についてヨルダン側は拒否してはいないと述べ、受け入れを示唆した。しかし、この問題についてはパレスチナ人が決める問題だとして、明確な意思表示を避けた。

ブッシュ米大統領は湾岸戦争でイラク寄りの姿勢を示したヨルダンへの援助削片を迫る議会の意向を受け入れ、10日、対ヨルダン援助削減っ法案に署名したばかり。中東和平推進にヨルダンが役割を果たすと判断した場合の援助再開を条件としており、ベーカー長官との会談でマスリ外相がどのような対応を示すか注目されていた。

マスリ外相は「米国が和平のための良き触媒となることが可能だ」と述べ、今後の中東和平交渉の展望に「かなり楽観できた」と、米国への歩み寄りの姿勢を鮮明にした。《共同通信》



4月12日 その日のできごと(何の日)