平成813日目

平成3年3月31日(日)

1991/03/31

【プロ野球】フリーエージェント制導入へ

1992年からフリーエージェント制の導入を求めている労働組合・日本プロ野球選手会(原辰徳会長=巨人)と機構側の窓口となる選手関係委員会(伊藤濶夫委員長=中日球団代表)の初交渉が31日夜、東京・九段のホテルで行われ、日本球界独自のフリーエージェント制導入が実現することになった。

この日の選手会の要求に対しする機構側の回答は7月に出されるが、特定の資格を持つ選手に移籍の権利を与えるか、またはボーナス契約を認める、いわゆる日本流フリーエージェント制となる。

伊藤委員長は約2時間の交渉後、記者会見し「選手会の趣旨を生かし、前向きに検討する。米国の制度とは違う日本的のものをつくっていく」と明言し、選手会の原辰徳会長は「7月に何らかの形で報告がある」と好感触を得ている。《共同通信》



【アルバニア】総選挙

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欧州最後の共産主義国アルバニアで31日、初の複数政党制による人民議会(定数250)の総選挙の投票が行われた。即日開票で早ければ4月1日夜にも大勢が判明する。

45年にわたり一党独裁を続けてきた労働党に対し、最大野党の民主党が挑戦。都市部を中心に過半数奪取の勢いだ。受けて立つ労働党も地方の農村部で強い組織票を固めている。《共同通信》

【神戸市】人口島分譲で違法登記

神戸市が神戸港沖に埋め立てた人口島「ポートアイランド」(436ヘクタール)の一部区画の分譲をめぐり、市名義の登記を経てから、取得した企業に所有権移転しなければならないのに、神戸市がこの手続きを踏まず、直接企業名で違法登記をしていたことが31日、明らかになった。

こうした“とばし登記”により、企業側は総額50億円に上る登録免許税の納付を免れており、国税当局も「当時の登記が無効と判断されれば税を徴収する」と関心を寄せている。

特定企業に神戸市が意図的に便宜を図ったとの指摘もあり。違法登記を見逃した法務局と併せて行政責任が厳しく問われそうだ。

今回のような公共性の高い埋め立て用地を分譲する際には、転売や抵当権設定を防ぐため、公有水面埋立法で「処分制限登記」を規定している。この規定では分譲地をいったん地方自治体が登記しておく必要があり、東京都や大阪市などはいずれもこの手順を踏んでいる。

ところが、神戸市は昭和46年に分譲開始以来、約50の企業に対する計約100筆、80ヘクタールの分譲地すべてをいきなり企業名義で登記、処分制限も付けずに分譲していた。《共同通信》

【第63回選抜高等学校野球大会第5日】坂出商、8強一番乗り

第63回選抜高等学校野球大会は31日、前日雨の影響を受けた日程を再編成して第5日を迎え、曇り空の甲子園球場で1回戦最後の3試合と2回戦1試合を行った。

20年ぶりに出場した坂出商(香川)が大野(福井)を下してベスト8一番乗りを果たしたほか、学法石川(福島)鹿児島実(鹿児島)広陵(広島)が2回戦へ進んだ。

今大会三度目の点灯試合となった第4試合は立ち上がり2点を先行した坂出商が優位に立ち、7−4で競り勝った。広陵は前日引き分けの再試合で、三田学園(兵庫)を終盤8−2と突き放した。学法石川は川越が小松島西(徳島)を2−0と完封。選抜初勝利を飾った。東邦(愛知)は林の満塁本塁打(大会史上10本目)を生かせず、鹿児島実に延長十回5−8と打ち負け、選抜大会記録に並ぶ通算47勝利を逃した。1回戦で東海勢が3校とも敗退した。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】首相に帰国報告

自民党の小沢幹事長は31日午後、羽田着の日航特別機でソ連、米国訪問から帰国、同夜、海部首相を東京・三番町の私邸に訪ね、ゴルバチョフ、ブッシュ両大統領との会談結果などについて約1時間報告した。

この中で小沢氏は、16日に来日するゴルバチョフ大統領が北方領土問題について、海部首相との会談で誠意を持って話し合いたいとの意向を表明したことなどソ連側の空気を伝えた。首相は「四島返還」の原則を守りつつ、日ソ首脳会談で問題の打開を図りたい考えを示した。

小沢氏はまた、3日から訪米する首相に対して、ブッシュ大統領からの「首相との会談を楽しみにして待っている」とのメッセージを伝えた。《共同通信》



3月31日のできごと