平成511日目

1990/06/02

この日のできごと(何の日)

【海部俊樹首相】カンボジア・シアヌーク殿下と会談

海部首相は2日夕、首相官邸でカンボジア国民政府大統領のシアヌーク殿下と会談、4日から迎賓館で始まるカンボジア和平に関する東京会議に向けて約1時間意見を交換した。

海部首相は和平に向け、シアヌーク殿下が指導力を発揮するよう要請。殿下は日本の和平努力に謝意を表するとともに「停戦を最終的に確保するためには国際監視機構の設置が必要であり、それを保証するためパリ和平会議が開かれなくてはならない」との考えを示した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【あげまん】伊丹十三監督作品公開

【社会党・土井たか子委員長】人気衰えず

「参院で動き出した政治(変革)のれを止めるわけにいかない。勝たせて下さい」―社会党の土井委員長は2日、参院福岡選挙区補欠選挙で三重野栄子候補(64)応援のため、福岡県大牟田市と久留米市を訪れ、同党への支持を熱っぽく訴えた。

「争点なき選挙」と言われ盛り上がりに欠ける今回の補選だが、土井委員長の遊説先の大牟田市の西鉄新栄町駅前ロータリーには市民約8000人(主催者調べ)が集まり、歩道橋や歩道上は人でぎっしり。久留米市でも約5000人(同)の聴衆が詰め掛けた。会場では「おタカさーん」「頑張ってー」の歓声や、手を振る中年女性の姿が目立ち、地方都市での衰えぬ土井人気を見せつけた。

土井委員長は午後3時過ぎ、新栄駅前に到着、スカイブルーの鮮やかなスーツ姿で街宣車の上に立った。まず「何年来の問題が与野党逆転下の参院でようやく動き出した。この流れを止めるわけにいかない」と参院での与野党逆転状態維持の必要性を強調した。《共同通信》

【プロ野球・西武】40試合目で30勝到達

近鉄2−4西武◇2日◇西武

西武が足を生かして阿波野を攻め落として今季3度目の5連勝(1分けを含む)を飾り、40試合消化で早くも30勝に到達した。

西武は一回、平野、秋山の四球で一死一、二塁。続く清原のとき、阿波野の大きなモーションを盗む重盗を決め二、三塁とした。ここで清原が左犠打して先制。さらに三盗した秋山が阿波野の暴投で生還し、ノーヒットで2点を挙げた。

三回には右前打した辻が二盗し、秋山の二塁打でホームイン。四回にも伊東の本塁打で追加点を奪い、西武ペースに持ち込んだ。2連敗中の渡辺智は近鉄を2点に抑える完投でリーグトップに並ぶ6勝目。近鉄は6連敗。《共同通信》

【青函トンネル】快速2本が立ち往生

2日午後3時40分ごろ、JR津軽海峡線の青函トンネル(長さ53.85キロ)内で、函館発青森行き「海峡12号」と青森発函館行き「海峡9号」の快速列車上下各1本が停電のため突然停車した。約1間後に一時復旧したが、約15分後に再び送電が止まった。

両列車は約2時間半にわたりトンネル内で立ち往生した。JRは本州側の津軽今別駅と北海道側の木古内駅からそれぞれ救援のディーゼル機関車を現場に向かわせ、同日午後8時ごろまでに「海峡12号」は青森駅に、「海峡9号」は函館駅までけん引した。両列車には合わせて約960人が乗っていたが、車内灯は正常で混乱はなかった。

停電は同6時7分、復旧した。JR北海道は電飛海底駅の地上部分に設置された送電般備に何らかの異常が生じたのが原因とみて調べている。

送電は津軽今別と北海道側の新湯の里駅(未開業)間で断続的に停止。停電と同時に、「海峡12号」は青森側口から約13.5キロの竜飛海底駅付近に、「海峡9号」は函館側出口から約17キロの吉岡海底駅付近でストップした。この影響で、北海道内の上り普通列車2本が運休した。《共同通信》

【レックス・ハリソンさん】死去

レックス・ハリソン氏(英舞台・映画俳優)は2日、ひ臓がんのためニューヨークで死去、82歳。昨年、長年の功績に対し「サー」称号を受けたばかり。

1908年、英イングランド北西部ランカシャー州で生まれ、16歳のときに演劇界に。当たり役は56年にニューヨーク・ブロードウェーで上演された「マイ・フェア・レディー」のヒギンズ教授役。舞台では初演のジュリー・アンドリューズがイライザを演じたが、65年の映画化の際はオードリー・ヘプバーンと共演、アカデミー主演男優賞を受けた。《共同通信》



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