平成445日目

平成2年3月28日(水)

1990/03/28

【大相撲・霧島関】大関昇進

30歳11カ月の霧島が平成に入って初の大関となった。日本相撲協会審判部は28日午前9時から、大阪市浪速区のホテル南海で大相撲夏場所の番付編成会議を開き、春場所で13勝2敗の好成績を挙げ、横綱北勝海、大関小錦と三つどもえの優勝決定戦を争った関脇霧島の大関昇進を決定、並行して開かれた理事会もこれを承認して「大関霧島」が正式に誕生した。《共同通信》


30歳11カ月の霧島が平成に入って初の大関となった。師匠の井筒親方(元関脇鶴ケ嶺)とともに正装して使者を迎えた霧島は「謹んでお受けします。一生懸命頑張ります」と短い言葉ながら、力強く決意を述べた。

伝達式を終えて記者会見に臨んだ霧島は「正直言って、まだピンとこない」と言いながらも、端正な顔をほころばせて「これからが大変だけど、年齢のことでは大丈夫やれると思う」と語った。

また師匠の井筒親方は、親方業18年目で初めて大関を送り出して感激の面持ちだったが「巨漢相手にけがをしないかと心配だ。それにもっとぶつかりげいこをする必要がある」と手綱を締めるのも忘れなかった。

霧島の初土俵か91場所かかっての大関昇進は隆の里(現鳴戸親方)の82場所を抜いて史上1位のスロー出世記録。年齢でも二代目増位山(現三保ケ関親方)の31歳2カ月に次いで、年6場所制になった昭和33年以降に初土俵を踏んだ力士としては二番目に遅い。

鹿児島県出身の大関は昭和57年九州場所後昇進の若島津(現松ケ根親方)以来で明治以降6人目。井筒部屋からは昭和2年の豊国(故人)以来、現親方になってからは初。霧島の大関昇進により、夏場所の番付は3横綱、4大関の豪華版となる。《共同通信》




【社会党】副委員長に田辺氏

4月党大会で選出される社会党の新執行部人事は、28日までの調整の結果、焦点なっていた田辺誠前書記長(政権構想研究会)が、筆頭格の副委員長に就任することが確実になった。

これまで山口鶴男書記長(政権構想研究会)、山本政弘副委員長(新しい社会党をつくる会)の留任も固まっており、三期目の土井執行部は実質的に田辺、山口、山本3氏のトロイカ体制で支えることになる。

その他の主要人事では、新設の委員長担当中執に政策担当中執の岩垂寿喜男氏(無派関)の就任が確定的で、伊藤茂政審会長(政策研究会、旧勝間田派)も消費税問題の取り扱いが今国会でも焦点となることから、留任が有力視されている。

大出国対委員長の再任もほぼ有力とみられている。が、参院側に大出氏の国会運営に反発する向きがあり、公明、民社両党との関係改善のためにも、再任を疑問視する声は残っている。

勇退する金子みつ副委員長(新生研究会)の後任には久保田真苗女性局長(無派閥)、粕谷照美教育文化局長(政構研)のどちらかが就任するとみられており、現在空席の参院枠の副委員長には久保亘前副書記長(政構研)の名前が一挙がっている。《共同通信》

【橋本龍太郎蔵相】公共投資拡大に慎重姿勢

自民党の経済調整特別委員会は28日午前、橋本蔵相の出席を求め、日米構造協議問題で焦点の一つである公共投資拡大をめぐって論議した。

橋本蔵相は先週末の日米蔵相会談について報告した中で、米側の公共事業費を国民総生産(GNP)比10%とすべきとの対日要求に関し「米側から日本の財政の数量の管理をされるわけにはいかない」と述べ、押し返したことを紹介した。

また総会出席者からゼロシーリング撤廃や建設国債増発を求められたのに対し「将来に悔いを残す」と突っぱね、公共投資の拡大にはいずれも慎重な姿勢を示した。《共同通信》

【アパルトヘイト(ノン)/国際美術展・国会展】開幕

南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離)政策反対をうたった「アパルトヘイト(ノン)/国際美術展・国会展」が28日、東京・永田町の憲政記念館で三日間の予定で開幕した。

反アパルトヘイト議員連盟(川崎寛治会長)の主催で、午前十時からの開会式には海部首相、土井たか子社会党委員長のほかアフリカ各国大使らも出席した。

同展は34カ国81人のアーチストによる絵画や彫刻などを展示。アパルトヘイトが廃止されるまで各国を“漂流”する形で続けられており、日本が11カ国目。これまで全国約180カ所で開かれ、国会展が最大のハイライトになる。

南アでは先月、黒人解放運動のシンボルとされるネルソン・マンデラ氏が27年ぶりに釈放されるなど、アパルトヘイト廃止への動きが高まっている。国会議員らに美術展を見てもらい、アパルトヘイトへの関心を高めてもらおうというのが主催側の狙いだ。

海部首相は「南アフリカが望ましい方向に変化するよう「日本もできるだけ協力したい」とあいさつした。《共同通信》




3月28日のできごと