平成402日目

平成2年2月13日(火)

1990/02/13

【川嶋紀子さん】お妃教育スタート

6月末に礼宮さまとの結婚が予定されている学習院大大学院生、川嶋紀子さん(23)の「お妃教育が13日午前、皇居内の宮内庁書陵部三階の一室で始まった。紀子さんは三月上旬まで、宮中祭祀(さいしー祭事)や憲法、日本歴史など皇族妃として必要とされる知識を身に着けるための8科目、28時間の講義を受ける。

初回のこの日は「伊勢神宮・宮中祭祀」についてで、昭和2年から侍従、その後侍従次長、天皇家の祭祀をつかさどる掌典長を務めた永積寅彦氏(87)が担当。講義の中ではことし11月の天皇陛下の「即位の礼」「大嘗祭」についても触れるという。

時間は午前9時40分から約1時間。紀子さんは室内で永積氏と一対一の講義を受けた。

“通学”は宮内庁の車を使ったが、皇居までは警視庁が、皇居内では皇宮警察が“準皇族”として身辺をガードした。

午前9時25分、宮内庁の公用車で書陵部前に到着した紀子さんは、グレーのツーピースに白のブラウス姿。黒のハンドバッグと同色のバインダーノートを持ち、車から降りると、待ち受けた宮内庁関係者と報道陣にトレードマークになったはにかんだような紀子さんスマイルで一礼。お妃教育初日の緊張感からか、いつもよりは少し足早に書陵部内に入った。《共同通信》



【加藤諒さん】誕生日

【WBA、WBC】ダグラスを新王者と認定

世界ボクシング協会(WBA)と世界ボクシング評議会(WBC)は13日に次いで、東京での統一世界ヘビー級タイトルマッチでマイク・タイソン(米国)をKOしたジェームズ・ダグラス(米国)を新チャンピオンと認定した。国際ボクシング連盟(IBF)も試合直後にダグラスを勝者と認めており、これでダグラスは正式に3団体の統一チャンピオンの座に就いたが、両者は6月18日に、チャンピオンと挑戦者の立場を変えて米ニュージャージー州アトランティックシティーで再び戦う見通しになった。

タインンのアドバイザーでもあるプロモーターのドン・キング氏が不動産王として知られるドナルド・トランプ氏との間で、ダグラスータイソンの再戦を6月18日に行うことで合意したとの報道に続き、13日にはWBCのスレイマン会長が「世界中が2人の再戦を望んでいる」と発言。初の敗戦が公式に決まったタイソンも「もう一度やれば、私が世界最強だということを証明してみせる」と強く再戦一を望む意思を表明した。《共同通信》

【東西ドイツ】通貨統合で専門委

東ドイツのモドロウ首相は13日、西ドイツのボンを訪問し、昨年12月19日に引き続きコール首相と二回目の東西両ドイツ首脳会談を行った。

会談後、両首相は合同記者会見に臨み、西ドイツが提案した通貨統合の準備のため両国間で専門家委員会を設置することで合意、来週中にも同委員会の初会合を開くことを明らかにした。

ドイツの統一問題についてはコール首相が、オタワに滞在中のゲンシャー外相からの報告を基に第二次大戦の戦勝四大国が近くドイツ問題に関して東西両ドイツと協議することになるとの期待を表明した。またドイツ統一をめぐって年内にも統一ドイツの憲法制定議会選挙が行われるのではないかとの観測が出ていることに関して、コール首相は「憶測にすぎない」と発言。モドロウ首相も「さまざまな構想があるが、時間と結び付けたものはすべて誤りだ」と述べた。

通貨統合は、西ドイツ・マルクを東ドイツに導入することによって危機的状況に陥っている東ドイツ経済の立て直しを図るのが目的。しかし、専門家委員会新設以外は、通貨統合に関してこの日は具体的な合意はなかった。実施は東ドイツの自由選挙が実施される3月18日以降に成立する民主的な新政府との間で正式に決定されることになる。

今回の首脳会談は、ソ連のゴルバチョフ最高会議議長が東西ドイツの統一はドイツ人自身が解決すべき問題と表明した直後で、ドイツ統一へのムードが強まっている中で行われた。《共同通信》

【通産省】家電製品にもリコール制

通産省首脳は13日、松下電器産業やパイオニアのカラーテレビ、シャープの冷温風機など家電製品の欠陥が相次いでいる問題で、欠陥製品が見つかった場合の回収や消費者への周知徹底などを柱とする“家電版リコール制度”の導入に踏み切ることを明らかにした。

産業界でも、日本電子機械工業会がまず、緊急性のあるとみられるカラーテレビについて自主的に対応基準作りに乗り出している。こうした官民双方の足並みの一致から、事故がなければ報告、回収などがメーカーの自主判断に任せられてきた家電製品にも初めて本格的な安全対策が講じられる見通しとなった。

「具体的には、対応策を検討している同省・資源エネルギー庁の「電気用品安全検討会」(会長・山村昌東大名誉教授)が(1)技術基準の見直し(2)回収マニュアルの作成指導(3)事故報告制度の充実―を中心に中間報告を26日に提出し、それに基づいて日本電気協会の電気用品調査委員会に技術基準の見直しなどを委託する。同省では早ければ4月から新制度を実施する方汁。

通産省は今回の一連の家電製品の欠陥事故について、品質管理や技術基準が適切かどうかなどの面から問題点を検討していた。《共同通信》

【自民党・浜田幸一氏】暴漢に襲われ負傷

13日午後9時10分ごろ、千葉県君津市の小糸公民館近くで、衆院千葉13区から立候補している自民党前議員の浜田幸一氏(61)が、男に鉄パイプのようなもので頭を殴られた。

浜田氏は頭部に4センチの裂傷を負い、近くの病院に運ばれたが10日間の軽傷。男はその場で後援会員に取り押さえられ、木更津署員が傷害の現行犯で逮捕した。

男は、千葉県袖ケ浦町、暴力団稲川会系渡辺組組員A容疑者。調べに対し「むかついてやった」と供述しており、同署で背後関係などを追及している。

調べによると、浜田氏はこの日午後7時半から同9時まで、同公民館で個人演説会を開き、演説会を終えて外に出た直後に襲われた。

これまでの調べによると、A容疑者が使用した凶器は、市販されている鉄パイプ製の折り畳み式特殊警棒。伸ばせば、長さ40センチになる。《共同通信》

【社会党・土井たか子委員長】「革命実現」の党規約を削除

土井社会党委員長は13日午後、新潟県長岡市内のホテルで外国マスコミの記者団と会見し、「外交問題、対外的に約束したことの変更はできない。断ち切るわけにはいかない」と述べ、社会党中心の連合政権になっても日米安保条約など対外関係は自民党政権を継続するとの基本的立場を説明した。

その上で土井氏は「安保条約を取り巻く情勢は変わっている。(日米安保条約は)冷戦構造下の安保だ。米側から安保の再吟味、なくすという発言が出てきている時節だ。どっちの方向に動かすか、しっかりした考えを持つ必要がある」と述べ、緊張緩和時代にふさわしい日米安保条約の見直しに意欲を示した。

社会主義革命の実現を盛り込んでいる党規約については4月の党大会で削除することを明言、「社会党が政権を担当すると革命が起きるというのは妄想だ」と強調した。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】過半数なら海部首相続投

自民党の小沢幹事長は13日午前、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、質疑を受けた中で「総選挙で過半数をとれば海部首相は多分、首相に再選される」と述べた。

小沢氏は昨年の海部政権発足直後に、総選挙で自民党が過半数をとれば海部政権が信任されることになるとの考えを示していたが、総選挙中にこうした考えを表明したのは初めて。

金丸元副総理ら自民党実力者も同様の考えを示していることから、自民党が過半数を確保すれば海部首相の続投が確定的となった。

小沢氏は総選挙の見通しについては「30いくつのボーダーライン上の選挙区で善戦している。まだこの30いく一つについて自信を持って積み上げられる数はそう多くないが、何としても257以上の過半数を獲得したいと思っている」と述べ、過半数確保に自信を示した。

自民党が過半数割れした場合の政局見通しについては「筋道としても下野すべきだ。また実態としても社公民の野党連合という雰囲気になる」と指摘した。《共同通信》

【海部俊樹首相】師・三木元首相の墓前で必勝を誓う

衆院選応援のため徳島入りした海部首相は、13日昼すぎ、首相が師と仰いだ故三木元首相が眠る徳島県・土成町の神宮寺を訪れ、基前で衆院選必勝を誓った。

首相が三木氏の墓参をするのは昨年11月の一周忌の納骨以来。首相は「三木先生が言い続けた政治改革を行う最後のチャンス」と報告したといい、三木政治の継承をしきりに強調していた。《共同通信》



2月13日のできごと