平成403日目

平成2年2月14日(水)

1990/02/14

【海部俊樹首相】不在者投票

自民党の海部総裁(首相)は14日朝、東京・九段の千代田区役所で、総選挙の不在者投票をした。公示後、全国を飛び回って選挙応援を続けており、やや疲れ気味だが、首相は「手ごたえ十分」と意気軒高だった。

海部首相は午前8時40分ごろ、同区役所3階の選挙管理室に現れた。グレーのダブルのスーツに愛用の水玉模様のネクタイと、いつもながらの装いだが、顔は少し赤らみ、目ははれぼったい。職員が「本人かどうか確認させていただきます」と事務的な対応をすると、大きく左手を上げた首相。「本人……。間違いありません」と苦笑した。

記載台に向かうとスラスラとわずか数秒で”意中の候補”を書き終えた。報道陣から心境を聞かれた首相は「不在者投票は初めてで緊張しました。自分の選挙区は家内と子供に任せっきりで……」と自分の選挙というより党の命運を担う首相の重みを口にした。《共同通信》




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2月14日のできごと(何の日)

【米・チェイニー国防長官】韓国入り

東アジア歴訪の途に就いたチェイニー米国防長官は14日夕、最初の訪問国、韓国のソウル空港に到着した。歴訪では、太平洋地域の諸国に対し防衛負担の増額を求める一方、在韓米軍の規模縮小などについて協議することが米側の主な狙いだ。

特に韓国では先月末、在韓米空軍の一部2000人の撤収が発表され、今後陸軍部隊の段階的撤収も始まると予測されているだけに、チェイニー長官と盧泰愚大統領、李相薫・韓国国防相との会談で米軍撤収問題で、どこまで踏み込んだ議論が交わされるか注目される。

韓国民の多くは、在韓米軍の撤収がついに現実化の段階を迎えたと受け止めており、ソウルでは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との間の軍縮問題も次第に論議され始めた。現在の南北関係は対話中断など冷却状態にあるが、長期的には今回の米国防長官訪韓は朝鮮半島軍縮へ向けた米韓協議の実質的な第一歩になりそうだ。《共同通信》

【インディアン・エアラインズ605便墜落事故】

インドの国内線運インディアン航空の国内便エアバスA320(乗員7人、乗客139人)が14日午後1時ごろ、インド南部バンガロール空港に着陸寸前に墜落、炎上した。同航空とボンベイ空港当局者によると、91人が死亡した。残る55人が病院で治療を受けているという。

事故機は昨年末に同航空が購入、引き渡しを受けた。インディアン航空側は事故原因は不明としている。

インドのUNI通信が目撃者の話として伝えるところによると、事故機は滑走路の約50メートル手前に墜落した。PTI通信は滑走路末端のフェンスに激突したと報じている。《共同通信》

【政界メモ】甘い見通し戒める声も

○…森山官房長官は14日の記者会見後、照れ臭そうな微笑を浮かべながら「あのー、きょうはバレンタインデーなので、皆さんに召し上がっていただこうと思って…」と言いながら、美しい化粧箱に入ったチョコレート二箱を記者団にプレゼント。初の女性官房長官ならではの前代未聞の出来事で、会見場は笑いと拍手に包まれた。

この後、長官は海部首相にもチョコを贈り、首相は「いいものをもらいました。その前にも街頭や党本部でもらっているので、チョコでいっぱいですよ」とご満悦。もっとも投票日まであと4日とあって、首相周辺からは「チョコを食べ過ぎて甘い見通しを持たないように」との戒めの声も。

○…自民党はこの日、追加公認1人と初の推薦3人の氏名を発表したが、中村総務局長は会見で記者団から「なぜボロボロと公認を追加していくのか」と質問され「いずれの選挙区でも、公認候補が頭一つ抜け出してきたので、ここで積極的な攻めに出ることにしました」と、まずはソツのない答え。

そこで記者団が「それなら、全員を公認にしたらどうか」と追い打ちをかけると、中村氏は一瞬、絶句。気を取り直したように「公認と推薦とは違いますし、これ以上は説明もコメントもしませんッ」とぶ然とした表情。与野党逆転阻止を至上命題とする責任者の一人だけに、戦術の細部まで突っ込まれておかんむり?《共同通信》

【海部俊樹首相】駐留米軍経費負担増に前向き

海部首相は14日タ、遊説先の那覇市のホテルで記者会見し、在日米軍の駐留経費負担の拡大問題について「日米安保条約の効果的な運用のために日本としてはこれまで自主的な立場で努力してきた」とした上で「今後も国際社会の平和のために貢献していく立場もあり、応分のことは続けていく。これは当然のことと思う」と述べ、負担増に前向きに対応していく考えを表明した。在日米軍の撤退、縮小の可能性については「直ちに在日米軍の規模をどうこうすることにはならないと聞いている」と述べた。

4月に設置期限の切れる臨時行政改革推進審議会(新行革審)の後の行政改革推進体制について首相は「行政改革の目標は達成しつつあるが、やらなければいけないことはたくさんある」と指摘、新行革審後にも何らかの推進機関を設置する考えを示唆した。《共同通信》

【愛知県大府市】ドラクエめぐり放火

愛知県警東海署は14日、人気のコンピューターゲームソフト「ドラゴンクエストⅣ」の貸し借りをめぐる兄弟げんかから自宅に放火した同県大府市内の会社員A容疑者(19)を放火の現行犯で逮捕した。

調べでは、A容疑者は同日午前11時ごろ、自宅二階の無職の兄(20)の部屋へ行き「ファミコンを貸して」と頼んだが、兄に断られ口論となった。45分後、同容疑者は一階の台所で食用油を浸したティッシュペーパーをフォークに巻き付けマッチで点火、二階の兄の布団に投げて放火し、木造二階建て自宅70平方メートルのうち二階部分約20平方メートルを焼いた。

フォークを投げ付けた後もA容疑者は兄と口論を続けたが、火が燃え広がるのに気付き階下に避難。火事に気付いた北隣の家の主婦が119番した。調べに対し同容疑者は断られたのでカッとなり火をつけたと犯行を認めている。

兄は全国一斉発売日の11日、近所の家電店で「ドラゴンクエストⅣ」を購入。その後、同容疑者に貸したが、同容疑者が明け方までゲームに熱中しソフトを返してくれないので、14日は貸すのを断ったという。同容疑者は両親、兄、弟の計5人暮らし。この日は会社を休み、出火当時は兄と2人だけだった。《共同通信》

【アフガニスタン・ナジブラ大統領】停戦呼び掛け

アフガニスタンのナシブラ大統領は、ソ連軍撤退一周年の14日夜(日本時間15日未明)テレビ、ラジオを通じて演説し、早期和平交交渉開始のための反政府ゲリラ側との停戦を呼び掛け(1)ゲリラの首都カブールなど都市へのロケット砲攻撃の停止と引き換えに、政府軍は地対地ミサイルの使用を停止する(2)和平交渉に向けた意見交換のためにベシャワル、テヘランなどへの代表団派遣などを提案した。

大統領は、ゲリラ陣営はソ連軍が引き揚げてからの一年間、「パキスタン、米国、サウジアラビアなどの支援にもかかわらず、何らの軍事的、政治的勝利を得ることができなかった」と政権維持への自信を示し「10年に及ぶ戦争を停止する唯一の方法はアフガニスタンの全当事者による交渉しかない」と政治解決の必要性を改めて強調した。

大統領は国民和解政権樹立に向けて(1)6カ月にわたる全面停戦(2)総選挙実施のため新憲法草案などを準備する国民評議会の設置(3)新憲法制定のための「国民大会議」の招集(4)国際監視下での総選挙実施―を提案している。《共同通信》




2月14日のできごと