1990 平成2年1月16日(火)のできごと(何の日)

平成374日目

平成2年1月16日(火)

1990/01/16

【勝新太郎氏さん】コカイン所持で逮捕

中華航空でハワイ入りした俳優の勝新太郎容疑者(58)が16日午前(日本時間17日未明)、ホノルル空港税関で密輸容疑と麻薬不法所持の現行犯で逮捕された。

勝容疑者は映画「新座頭市シリーズ」の撮影中に長男が過失傷害致死事件を起こしたことから一周忌に当たる昨年末に親子そろって“出直し”のための涙の記者会見をしたばかり。

勝容疑者はホノルル税関で取り調べを受けた後、ホノルルの裁判所で直ちに裁判を受け、罰金1000ドル、裁判費用350ドルを支払って、服役せずに数日中に国外退去処分になる見通しとなった。勝容疑者の身柄は依然ホノルル税関の拘束下にある。国外退去処分はホノルル移民裁判所で数日中に正式に決定される。

ホノルル税関などによると、勝容疑者は羽田発の中華航空18便で同日午前6時40分にホノルル空港に到着。通関の際、税関職員の通常の検査にひっかかり、別室で身体検査を受けたところ、下着の中からマリフアナ9.75グラム、コカイン1.75グラムの計11.5グラムの麻薬類が出てきたため身柄拘束された。

勝容疑者はハワイに友人が「多くおり、度々観光などで訪問していた。勝容疑者は東京一都港区六本木に「勝プロ」を経営している。

米政府は昨年から麻薬類の取り締まりを強化、特にコカイン汚染には国を挙げて強い姿勢で対処している。こうしたことを反映して、同じ麻薬類でもマリフアナについては少量の場合は微罪処分で済まされるが、コカイン所持、使用は量の多少を問わず服役を含め重い罪を科せられる。《共同通信》




【徳永英明さん】シングル「夢を信じて」発売

1月16日のできごと(何の日)
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【第102回芥川賞・直木賞】選考会

第102回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が16日夜、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞は大岡玲氏の小説「表婚生活」(「文学界」昨年12月号)と滝沢美恵子氏の同「ネコババのいる町で」(同)、また直木賞は原寮氏の同「私が殺した少女」(早川書房刊)と星川清司氏の同「小伝抄」(「オール読物」昨年10月号)のそれぞれ二作に決まった。大岡氏は昨年の第2回三島賞に続く連続受賞。

正賞(時計)と副賞各百万円。贈呈式は2月13日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で。《共同通信》

【海部俊樹首相】「過半数割れなら退陣」

海部首相は16日夕(日本時間17日未明)欧州歴訪の最後の訪問国であるハンガリー・ブダペスト市内のホテルで同行記者団と懇談、当面する政局について見解を示した。

この中で首相は次期継選挙について(1)国会に臨む時、過半数が必要(2)政治家は選挙結果に責任を持つ―と述べ初めて責任論に言及、自民党が追加公認を含め過半数を割った場合、責任を取って退陣する考えを示した。

同時に首相は強い意欲をみせていた施政方針演説について、必ずしもこだわらない意向を表明。施政方針演説抜きで、国会再開直後の23日か24日にも衆院を解散する方向に拍車を掛けるのは必至となった。《共同通信》

【ボリス・エリツィン氏】「領土」解決へ5段階の手順

来日中のソ連改革急進派リーダーであるエリツィン人民代議員は16日、都内で講演、記者会見し、懸案の北方領土問題について五段階の具体的な解決手順を明示。その上で、北方四島の最終的措置として(1)日ソ両国の共同管理下に置く(2)自立した自由な島とする(3)日本に移譲する―との三方法が考えられるという新しい見解を表明した。

これについて、外務省は「エリツィン氏は少なくとも現在、党、政府の対日政策に直接、関与しておらず、そのような人の発言としてしか評価できない」(首脳)としている。

エリツィン氏は、領土問題について「日ソ両国が歩み寄り、信頼関係を醸成しながら段階的に解決するしかない」と強調。場合によっては、全面解決までに一世紀以上かかるとに認識を示した。

五段階提案として、第一段階でソ連国内で「領土問題は存在する」との世論を形成。第二段階で、北方四島を「自由興業地帯」とし、日本企業に最恵国待遇を付与。第三段階で、非軍事化を実施。第四段階で、平和条約を締結する—とし、ここまでの過程を「15年以内」とした。

しかし、第五段階である最終的な四島の帰属問題についてエリツィン氏は「新しい世代の指導者に結論をゆだねる」と明言を避け、選択肢の一つとして「四島を日本に引き渡すケースも除外できない」と日本への返還も例示した。《共同通信》

【大相撲初場所十日目】千代の富士関が独走

大相撲初場所十日目(16日・両国国技館)横綱北勝海が敗れて1敗力士がなくなり、全勝を守った横綱千代の富士が後続に2差の独走態勢に入った。

千代の富士は右四つから関脇琴ケ梅を左上手投げで簡単に仕留めて初日から土つかずの10連勝をマーク。1敗で追っていた北勝海は攻め込みながら、栃司の引き落としに敗れた。栃司は3個目の金星獲得。大乃国は栃乃和歌をもろ差しから寄り切って7勝目。旭富士、北天佑の両大関は2敗を守って勝ち越し、北天佑はかど番を脱出した。旭富士に敗れた小錦は5連勝5連敗で五分の星となった。

全勝の千代の富士を2敗で北勝海、旭富士、北天佑の三人が追う展開。十両は北勝鬨と旭豪山がともに2敗目を喫したが依然トップに並んでいる。《共同通信》

【マイク・タイソン選手】来日

ボクシングの統一世界ヘビー級チャンピオン、マイク・タイソン(米国)と挑戦者のジェームズ・ダグラス(米国)の世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦は、2月11日正午から東京ドームで行われるが、タイソンは16日夕、成田着の日航機で来日、午後8時すぎから都内で記者会見した。

ダグラスは同級世界ボクシング評議会(WBC)3位、世界ボクシング協会(WBA)4位で、タイソンにとっては10度目(統一タイトルは7度目)の防衛戦だが「(ダグラスは)今までの中でも強い方の相手だが、自分は試合ごとに成長している。ただ勝つだけだ」と自信たっぷり。

一部マスコミで「タイソンに日本の豪邸をプレゼントする実業家がいる」と報道されていたことを質問されると「そんなことは聞いたことはない。でも、ただでもらえるんだったら何でもいい」と余裕たっぷりの受け答えをしていたが、長旅にさすがのチャンピオンも疲れ気味。「とにかくおなかがすいた。ビーフを早く食べたい」と言い、記者会見は三十分余りで終了した。

17日午前4時からホテルの周囲を走る予定にしているが、午後1時からは後楽園でジムワークを開始する。ダグラスは27日に来日する予定。《共同通信》

【ソ連】正規軍5000人を投入

ソ連アゼルバイジャン共和国ナゴルノカラバフ自治州の帰属をめぐる民族紛争で16日、前夜非常事態の宣言された地域に新たに約6000人のソ連内務省治安部隊と、5000人のソ連陸軍正規軍が投入された。同自治州には既に1000人以上の治安部隊が配備されているが、正規軍の導入は初めて。

新規部隊の投入にもかかわらず、同自治州周辺ではこの日もアルメニア共和国の首都エレバンから武装部隊が運ばれ銃撃戦が発生、アゼルバイジャン共和国の首都バクーで住宅の略奪が続くなど依然“内戦状態”の緊張した事態にある。またアルメニアでは武装した“志願部隊”を募るなど、対立は激化している。

タス通信によると、アルメニア人への襲撃事件のあったバクーは現在「極度に緊張した状態」にあり、内務省の増援部隊とソ連陸軍兵士はバクーにも送られた。他の新規部一隊の投入先は不明だが、兵士らは企業や輸送機関、空港などの重要施設を警備。これまでに「暴徒」「略奪者」49人を逮捕したという。

16日付のソ連政府機関紙イズベスチヤによると、バクーでの襲撃事件などで、11日から16日までに56人が死亡、156人が負傷。バクーではアルメニア人のアパートの略奪が続き、被害に遭ったアパートの数は1000近くに達している。アゼルバイジャン共和国ナヒチェワン自治共和国の町ケルコジは、アルメニア人約3000人が町を包囲し、住宅5戸に放火、アゼルバイジャン人住民が避難した。《共同通信》




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