平成358日目

平成元年12月31日(日)

1989/12/31

【韓国・全斗煥前大統領】具体的疑惑は全面否定

韓国の全斗煥前大統領は31日、国会の光州特別委員会・第五共和国(全斗煥政権)問題特別委員会合同聴聞会で、全政権当時の不正疑惑問題や光州事件の責任などをめぐり証言に立った。韓国で大統領経験者が国会で証人となったのはこれが初めて。

全前大統領はさまざまな疑惑を招いたことや光州事件などについて改めて包括的な責任を認め、「不徳」としたものの、具体的な疑惑に関しては全面的に否定「政治資金問題を公開すれば過去の清算どころか、泥沼に陥る恐れがある」などと述べた。

山寺への隠とんから一年以上が経過した年の瀬の証人喚問で全政権問題を年内に清算し、新年には重い足かせを外して政権任期の折り返し点から後半に入りたいとの盧政権の狙いとは裏腹に、問題の完全決着は年を越すことになった。《共同通信》




【第31回日本レコード大賞】Wink「淋しい熱帯魚」

第31回日本レコード大賞(日本作曲家協会主催)の最終審査結果が31日夜、東京・北の丸公園の日本武道館で発表され、大賞にWinkが歌った「淋しい熱帯魚」が選ばれた。

その他の主な受賞者は新設された美空ひばり賞に松原のぶえ、最優秀歌唱賞に石川さゆり、最優秀新人賞にマルシアが選ばれ、ひばりさんに特別栄誉歌手賞が与えられた。《共同通信》

【竹下登元首相】海部首相続投を支持

自民党最大派閥竹下派のオーナーである竹下元首相が2月に予想される衆院選挙での自民党過半数維持を前提に海部首相の続投を支持する意向を固め、既に海部首相側に伝えていることが31日までに明らかになった。

竹下氏はこうした考えをポスト海部首相の有力候補とされる安倍元自民党幹事長にも伝え、了解を得ているもよう。さらに総裁派閥の河本派首脳も海部首相の続投を当然視している。《共同通信》

【ルーマニア】一党独裁が終結

ルーマニアの暫定政権「救国戦線評議会」は31日、4月に予定される複数政党下での自由選挙に向けた政党登録に関する布告を発表した。これにより、今回の革命で処刑されたチャウシェスク前大統領が1965年、共産党以外の政党を禁止して以来、24年間続いてきたルーマニアの共産党一党独裁体制は公式に終結し、新たな複数政党時代を迎えることになった。《読売新聞》

【フィリピン】9閣僚が交代

フィリピンのアキノ大統領は31日、マラカニアン宮殿(大統領府)から全国向けのテレビ放送を通じ、蔵相ら9閣僚の内閣改造人事を発表した。

アキノ政権の発足以来、大型の内閣改造は三度目だが、今回はラモス国防相、マングラプス外相ら主要閣僚は留任させ、経済関係閣僚を中心とした入れ替え人事で、反乱事件で生じた閣内の亀裂を解消する一方、行政の効率化を図る狙いとみられる。

フィリピンでは反乱事件を契機に交通、物価問題などで「アキノ政権の行政能力を問う声が急速に高まり、一部閣僚に非難が集まっていた。

また、反乱事件の繰り返しで国軍の統率力に疑問が出ているラモス国防相については、一部で更迭を求める声が「出ていたが、アキノ大統領は留任を決定、今回の改造では閣僚に反乱事件の責任を一切問わない形となった。《共同通信》




12月31日のできごと