平成295日目

平成元年10月29日(日)

1989/10/29

【プロ野球・日本シリーズ】巨人が3連敗からの4連勝で優勝

巨人、奇跡の逆転優勝で8年ぶりの日本一。3勝3敗で第7戦にもつれ込んだ1989年プロ野球日本シリーズ、近鉄ー巨人は29日、藤井寺球場に約2万3000人の観衆を集めて行われ、巨人が8-5で快勝。3連敗の後の4連勝で対戦成績を4勝3敗とし、8年ぶり17度目の日本シリーズ優勝を果たした。

3連敗の後の4連勝による優勝は、58年の西鉄(現西武)、86年の西武(第1戦は引き分け)に次いで3度目。敗れた近鉄は12球団で唯一まだ日本一の経験がなく、日本シリーズ出場3度目の今回も悲願はならなかった。

巨人香田、近鉄加藤哲と、ともに今シリーズで1勝を挙げている右腕同士が投げ合った試合は、日本シリーズ新記録の両チーム計7本塁打が飛び出す打ち合いとなった。巨人は二回に駒田のソロ本塁打で先制し、四回には3安打に相手の失策っも絡んで3点を追加。2点差とされた後の六回には原、代打中畑の連続アーチで突き放し、その裏途中から左腕宮本を投入して逃げ切った。

近鉄は中盤までの3本塁打がいずれもソロ本塁打と運もなく、3−8の九回に2点を入れて反撃したものの、5点差をはね返すことはできなかった。

最高殊勲選手には全試合にヒットを放ち、7試合シリーズで最高打率の5割2分2厘をマーク、1本塁打、5打点と活躍した駒田徳広内野手が初めて選ばれた。《共同通信》




【鈴木善幸元首相】政界引退を表明

鈴木善幸元首相は29日午後、盛岡市内で記者会見し「もうこの辺が潮時だ」と述べ、政界からの引退を正式表明するとともに、秘書で長男の俊一氏(36)を後継者にすることを明らかにした。

鈴木元首相は引退の経緯について「いろいろの諸情勢を観察し、自然にこの辺が潮時だという感じになった」と言葉少なに語った。今後の活動については「死ぬまで自民党最高顧問という立場に置かれているので、顧問会議には必ず出席して自分の考えを述べ、お役に立ちたい」と強調した。《共同通信》

【自民党・安倍晋太郎元幹事長】“ポスト海部”に意欲

自民党の安倍元幹事長は29日夜、神奈川県・箱根町のホテルで安倍派所属国会議員らが主催した同氏の病気全快を祝う懇談会であいさつし、今後の政局に臨む基本的考えを明らかにした。この中で安倍氏は、総胆管結石手術を受け退院した後の心境に触れ「もう一度立ち上がって、自民党を再建することが、政治家として残された仕事である。倒れてのちやむの気持ちで臨んでいきたい」と述べ、”ポスト海部”の政権に強い意欲を示した。

また、衆院の解散・総選挙の時期について「海部首相が最終的に決めることだが、そんなに遠いことではない。1〜2ヶ月の誤差で直面する事態になる」と述べ、年末から来年1月末解散を想定していることを示唆した。《共同通信》

【海部俊樹首相】自衛隊観閲式で訓示

自衛隊の平成元年度観閲式が29日午前10時半すぎから、埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で開催された。昨年は、昭和天皇のご病状を配慮して中止されたことから、2年ぶりの開催となった。

自衛隊の最高指揮官として訓示に立った海部首相は「世界の中で日本が果たすべき役割への期待は大きくなっている」とした上で「日本は世界のために何ができるか、何をなすべきかを改めて考え、世界の平和と繁栄のために大いに汗を流す必要がある」と、世界に貢献する日本の役割を積極的に果たす必要性を強調した。《共同通信》




10月29日のできごと