平成292日目
1989/10/26
この日のできごと(何の日)
【ロッテ・有藤通世監督】辞意表明
ロッテ・有藤通世監督(42)の辞任が26日、決まった。同監督は同日夜、船橋市の自宅で「3年間、いい勉強をさせてもらった。オリオンズはこれで卒業させてもらい、新しい出発をしたいと思う」と語り、退団する意志を明らかにした。有藤監督は27日にも東京・西新宿のロッテ本社に出向き、松井静郎球団社長(本社副社長)に辞意を伝えるが、本社も了承する見通し。
有藤監督は現役を退いた1986年のシーズン終了後に監督に就任。チーム生え抜きの”切り札”として期待されたが、1年目の87年は5位、2年目の昨季は最下位に転落。Aクラスを期した今季も、シーズン当初から主力選手に故障が相次いだこともあって低迷。8月17日に6位に落ちてから一度も浮上することなく、球団史上初の2年連続最下位となった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【オリックス・ブーマー内野手】契約交渉決裂して帰国
オリックスのブーマー内野手は26日午前、西宮球場内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨んだが、交渉はまとまらず、同選手はこの日午後大阪発の日航機で、家族とともに米国へ帰国した。
約1時間の話し合いを終えたブーマーは「もうオリックスではプレーしたくない」と興奮した口調で話し「球団の態度には侮辱すら感じる」と球団の提示した条件に対する不満をあらわにした。《共同通信》
【プロ野球日本シリーズ第5戦】巨人が2連勝
巨人が盛り返して連勝–。1999年日本シリーズ、巨人ー近鉄第5戦は26日午後1時4分から東京ドームで行われ、巨人が6−1で逆転勝ち。3連敗の瀬戸際から2連勝して望みをつぎ、優勝決定を第6戦以降に持ち越した。
巨人・斎藤、近鉄・阿波野と、第1戦で投げ合った両エースの最対決となった試合は、近鉄が五回、ブライアントのシリーズ初本塁打で1点を先制した。しかし巨人はその裏、岡崎の適時二塁打で2−1と逆転、さらに七回には第1戦から無安打と不振を極めていた原が、二番手吉井からシリーズ史上7本目の満塁本塁打を放って決定的な4点を追加した。斎藤も力投して被安打4で完投勝ちした。
第6戦は舞台を藤井寺球場に戻し、28日午後1時から行われる。《共同通信》
【海部俊樹首相】消費税に理解求める
参院予算委員会は26日午前10時開会、社会党の竹村泰子氏が消費税問題や福祉政策について政府の考えをただした。海部首相は課税の公平について「今回税制改革の基本理念の一つであり、広く薄く共通費用の負担をお願いし、いろいろな政策の組み合わせで公正さを確保したい」と述べた。
また「ヨーロッパでも垂直的公平が行き過ぎると勤労意欲を損なうなどの観点から、最高税率を下げ、なるべくフラットな税率にしている」と述べ、重ねて消費税に理解を求めた。《共同通信》
【浦辺粂子さん】死去
おばあさん役で親しまれていた庶民派の最古参女優浦辺粂子さんが26日午前0時30分、全身熱傷のため東京都新宿区の東京医科大病院で死去した。87歳。静岡県出身。
浦辺さんは独り暮らし。25日朝、自宅で湯を沸かそうと一階台所のガスコンロにやかんを乗せて着火したところ、着ていた和服のそで口に日が付き全身やけどで重体となっていた。《共同通信》