平成286日目

平成元年10月20日(金)

1989/10/20

【社会党】「西側の一員」を了承

社会党は20日午後、党本部で開いた中央委員会で、政治的、社会的、経済的に「西側の一員」に立つことを明確にした山口書記長報告「政権交代への挑戦」を了承した。また、総選挙に向けて社会、公明、民社、社民各党が協力し合う候補も含めて候補者180人擁立目標に近付けていく方針を決定した。

各中央委員からは「西側の一員」論について賛否両論が出たが「路線問題で議論する時ではない。全党一致して解散・総選挙で国民連合政権の扉を開く態勢をつくり、歴史的選挙に臨む」ことで一致、党内結束の重要性を確認した。《共同通信》




【米・レーガン前大統領】来日

レーガン前米大統領とナンシー夫人が日本政府などの招きにより20日午後2時、羽田着のトランスワールド航空特別機で来日した。

レーガン氏の来日は昭和61年東京サミット以来で、退任後は初めて。28日までの9日間滞在。天皇、皇后両陛下の午さんや海部首相との会見のほか、政財界への講演、27日朝の第1回高松宮殿下記念世界文化賞授賞式出席などが予定されている。《共同通信》

【森山真弓官房長官】海部内閣「パチンコ献金」実態を公表

森山官房長官は20日午前の記者会見で、海部内閣の閣僚がパチンコ業界から受けた政治献金の実態を自主的に調査した結果を公表した。

それによると、調査対象となった昭和59年から63年までの間、業界団体である全国遊技業協同組合連合会(全遊協)などから海部首相はじめ7人の閣僚に計180万円の寄付と、計137万円のパーティ券購入があった。

しかし森山長官の発表にはなかった戸井田厚相の分について、厚相自身が100万円の政治献金と80万円のパーティ券購入があった、と記者会見で発表しており、「徹底的に調べた」(政府首脳)とする今回の調査結果に早くも水を差す結果となっている。《共同通信》

【自民党・山岡賢次参院議員】パチンコ疑惑を追及

参院予算委員会は20日午後も社会党の穐山篤、自民党の前島英三郎の両氏が質問に立ち、消費税、政治改革、パチンコ疑惑などを中心に論戦を展開した。前島氏の関連質問で、同党の山岡賢次氏がパチンコ疑惑を取り上げた。

この中で山岡氏は「社会党」との名指しは避けながらも、社会党議員が兵庫県三木市で、手続きを忘れたため営業許可の更新ができなくなったパチンコ業者を救済するため、警察庁など警察当局に圧力をかけたと指摘、社会党とパチンコ業界、在日朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との間に癒着構造があるとして、事実関係の徹底解明を要求した。

渡部自治相(国家公安委員長)も「そのような事実があれば大変遺憾な事態と受け止める」と答弁、海部首相も「疑惑があるとすれば当予算委で十分議論し、明らかにされるよう希望する」と答え、事態を重視する姿勢を鮮明にした。

パチンコ疑惑を山岡氏がこの日参院でも本格的に取り上げたことで、自民党が同疑惑を最大争点に社会党と全面対決も辞さない構えを打ち出したものとみられる。《共同通信》




10月20日のできごと